【あと5日】受験生応援メッセージ by 初代執筆陣より

こんにちは。

2013年度中小企業診断士・国家試験・一次試験の日程まで、あと5日。いよいよ本番が迫ってまいりました。

今日は、久しぶりに「一発合格道場」の創設者である初代執筆陣から、受験生の皆さんへの応援メッセージです

・・・とはいえ、2010年に開設されたこの「道場」。

当時からご覧頂いている受験生の方は恐らく相当少ないと予想され、「初代執筆陣」といっても「誰それ?」という反応が多い気もしますが、気にせず応援メッセージをお送りします!

◆JCより◆

もう新しい知識なんていらない!ここまで頑張ってきた皆さんには十分な知識が蓄積されているはずです。今の段階で、手を広げることは毒です

これまでやってきたことを繰り返し繰り返し展開することで十分な対策ができているはずです。今の段階で、ちょっとあやふやな点があっても、それは捨てればいい。
僕は運営 のGMROIを捨てました簡単な設問は問題なくクリアできるんだけど、ちょっとひねられると対応が難しいなと感じていましたが、どうせ出ても1-2問と割り切って、他の幅広い知識のおさらいに時間を充てました。それでいいと思います。

さて、2009年の試験は僕にとっては1日目が予想以上に対応しやすく、2日 目が予想外に超難問ぞろいという組合せで、これまでにない驚愕

爆弾科目と心の準備をしていた経済・財務はかなり対応しやすく、経営・運営は平年並みの印象。初日が終わった段階でもう勝った気分でいたのですが、貯金科目ばっかりと高をくくっていた翌日の法務でまずガツンとやられ(この記事に詳しく書きまし た)、挽回を期した情報で更に奈落に落とされ、中小もテキストにないことばっかりで、初日の明るい気持ちはどこへやら、激しく落ち込んだ日曜日の夕方を迎えていました

勉強仲間との打ち上げも全然明るい気持ちになれない。翌月曜日の解答発表までは、ぼーっと力の抜けた時間を過ごしました。

でもですよ。そんなにやられた感満載だった2日目の科目も採点してみたら、法務が79点、情報が52点、中小は68点でした。なんだそりゃぁ

なにが言いたいかというと、できたとかできなかったとか自分の感覚はほんとにあてにならないということです。できてない気持ちで、負けた気分で次の科目とか翌日の科目に悪い影響を及ぼすなんて、すごくもったいないということです。

本試験は自分のイメージと比べて「やられた!」という印象は必ず与えてくれるようです。でもそれがほんとにできていないのか、いつもと比べてできていないだけなのか、合格ラインにとどかないほどできなかったのかを正確に判断できるほど、わかりやすい試験じゃないってことです。
ですので、できたと思っても、できてないと感じたとしても、科目が終わった後は次の科目への戦いだけに専念しましょう。

1次試験7科目のどこかで必ず「やられた!」という気持ちを持つと思っておいてね。そういう時にこのコメントを思い出して、「さあ、次だ!」と気持ちも新たに次の科目に立ち向かってくれたらとてもうれしいです

報われない努力はないと信じています。
1次のハードルをさくっと越えてまた道場に戻ってきてください。
2次の勉強は大変だけど、楽しいよ

皆さんの元気なご帰還を心からお待ちしております

◆ふうじんより◆

もう合格間違いないぜという方には、

獅子は兎を狩るにも全力を尽くす

合格まであともう一息という方は、

叩けよさらば開かれん

診断士1次試験の点数は、「当日の緊張感」により10~20点はすぐ下がる。でも実はこのブレ、本試験直前数日の学習次第で管理可能。つまりあらゆる過去問・出題論点・ハプニングを想定し、予行演習しておく。すると本試験当日は、予定通りのことを予定通りにやるだけだから変な緊張感は不要。

言い換えると、ラスト数日分の適切な学習計画を作った時点でセルフ合格認定可。後は当日確実に7枚のマークシートを提出してくるだけ。

ではGood Luck!
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◆ハカセより◆

直前期のメッセージは、2年前のこの記事で言い尽しましたし、あと5日にに迫ったこの期に及んで、もはやアドバイスもくそもありませんが、いくつか「今からでもできる注意点」を申し上げましょう。

① 今さらジタバタしない

あとたった5日です。もはやジタバタしても始まりません

・・・おっと。これは「あきらめてください」という意味ではありません。ただ、「受験対策学習であなたが接触できる知識量」の最大値には達していると考えるべきだという意味です。重要な点は、「それをどれだけ本試験に発揮できるか」です。

たとえば、合格に必要な知識が100、あなたがこれまでに接触した知識が110だったとします。「その内なんとか100以上を本番で発揮できるか」が、この5日間の重要なポイントです。もしもこれまでに接触した知識が95しかなければ、「なんとか95に近い数字を発揮できるか」を考えるべきであり、「この5日間でそれをなんとか100に持っていこう(=ジタバタする)」とするのは得策ではありません。だって、「残りの5」が何に関する知識なのかピンポイントに指摘することは難しい上に、100を発揮するには100以上の知識に接している必要があるからです。それに、その科目の残り5を模索するために他の科目が100を発揮できなくなってしまいますから。(関連記事、こちら

そのためにどうすればいいのか。ヒントは合格基準にあります。診断士試験は「60点」という絶対的な合格基準がありながら、実は「上位20%」に入ることを目指す相対評価の試験です。なぜならば、出題者側は「60点=上位20%」になるような難易度の試験を作成しているから。ということは、この最終期では、「出題頻度が高いのに苦手な/あやふやな論点」、「みんなが正答したのに自分が間違った問題」が最優先です。

今からジタバタしても始まりません。今までやったことをしっかり復習して、等身大の自分で本番にぶつかってください

② 過ぎた科目は振り返らない、採点もしない

自分自身の成績が合否のボーダーラインにあることを認識している受験生は、各科目の自分の成績が気になりますよね。毎年必ず「地雷科目」があります。予想外の範囲からの出題もあります。引っかけ問題もあります。誰しも「凡ミス」もします。気になる。落ち込む。人間ですからそんなこともあるでしょう。

でもね。国家試験本番において、その科目の試験終了後もその科目について考え続けるのは、愚の骨頂です。試験と試験の間の休憩時間に、今終わったばかりの科目のテキストを開いて答え合わせをするなんて、「ぜーったいダメ」。脳のCPUおよびキャッシュメモリの無駄遣いです。もう終わった科目は「完全に忘れて」ください。デフラグです。ガーベージコレクションです

初日の試験が終わったら、「解答速報です!」って受験校がチラシを配っています。分かります。気になります。でもね。その解答速報、間違って時がありますから(笑)。間違えがあるかもしれない解答速報で答え合わせして一喜一憂しても、全く利点ないです。不安が増大するだけです。ただでさえ初日の4科目で疲れている身体が、さらに疲れちゃいます

「終わった科目の答え合わせ」、「終わった科目をクヨクヨする」、「解答速報による初日の科目の採点」、どれも「全くの無駄」です。そんなことしても、一点も増えません(これは事実ですよね)。だったら、一点でも増えることをやりましょう。試験が終わったら、その科目のことはスッパリ忘れて、次の科目に気持ちを切り替える。初日が終わったら、初日のことはスッパリ忘れて、二日目のことに気持ちを切り替える。「つぎいってみよー(いかりや長介風)」でお願いします。(関連記事、これ とか これ)

② それでも人事は尽くした。天命を待つのみ。

「直前期、仕事が忙しくて勉強時間が取れなかった・・・」、「初期の勉強方法の確立までに時間がかかりすぎた・・・」、「ちょっと勉強に集中できなかった・・・」など、色々と反省点はあるかと思います。「人事を尽くして天命を待つ」という言葉を使うと、「人事を尽くしてないよ・・・」と嘆く方もいらっしゃると思います。

でもね。それもこれも含めて、紆余曲折はあったにせよ、いくつか悔やむ点もあったにせよ、それが「ご自身が最大限できることだった」と考えるべきなのだと思います。ご自身が与えられた環境、制約条件、実力、性格の中で、皆さんは最大限のことを成し遂げてきたと思います。つまり、「自分にできる人事は尽くした」と思います。

あとは天命を待つしかないじゃないですか。ここまで来たら開き直って、どーんと行ってみましょう。等身大で。平常心で。

Good Luck ! 

 

◆ZonEより◆

私からは、試験週(月〜金)および試験当日(土日)に「やってはイケナイこと」を1つずつアドバイスさせていただきます。
(アドバイスというには烏滸がましい、非常にシンプルなメッセージですが…

[試験週にやっちゃイケナイこと]
   無理をして体調を崩してしまう(夏風邪など)

[試験当日にやっちゃイケナイこと]
   終了した科目のことをウジウジ考える

前者は、これまでの準備が不十分と感じている方に注意していただきたい事項です。

合格ラインぎりぎりという焦りから、「最終週のラストスパートで暗記しまくろう」なんて企んで睡眠時間を削っていると、試験当日に体調不良で実力を十分に発揮できない…なんてことに。

きちんと準備してきた方も、寝苦しさからクーラーつけたまま爆睡→夏風邪…みたいなヘマはしないようにご用心。

試験は2日間7科目の長丁場。睡眠バッチリ 万全な体調で臨んでくださいませ。

後者は、過去問を中心にきちんと準備してきた方にこそ、注意していただきたい事項です。

本試験では難しい問題や知らない分野の問題が少なからず(2割くらい?)出題されます。
きちんと準備をしてきた方だからこそ、(サラっと解けた問題の印象は残らず)難しかった問題や知らなかった問題に関するモヤモヤとしたイメージだけが後味悪く残っちゃうもの。
特にそんな問題が3〜4問連続して出題されてたら、足切り(40点未満)まで連想しちゃう始末…。

でも、そんなこと気にする必要ナシ!!印象に残っていない問題できちんと得点できてるし、不安な問題も 消去法である程度選択肢が絞れているから 33%や50%の期待値で正解を選べているハズ。
試験終了直後に「難しかった〜」と感じていても、実際に採点してみたら意外に点数取れていた…なんて話、よく聞くでしょ?

終了している科目のことをウジウジ悩んだって無駄 無駄 無駄。前を向いて、次の科目のことを考えましょうぜ!!

以上、当たり前のことを書いてしまいましたが、当たり前のことを当たり前にできないのが試験本番の恐ろしさ

とはいえ、診断士試験の本当の闘いは2次試験。1次試験で足踏みしている場合じゃない
…ということで、しっかり、無難に、想定通りに1次試験を突破して、気持ちよく2次対策に突入してくださいませ。

Good Luck !!

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おっと。4人が書き連ねた上記のメッセージ、気付けば、言っていることが「全員ほぼ同じ」。

全く打ち合わせをしていないのに同じメッセージに収れんするところが、道場執筆陣のすごいところというべきか、層の薄さと言うべきか(笑)。

でもいいんです。4つのメッセージの内、どれか一つでも受験生の心に届けば。

さて、最後のメッセージはやっぱりいつもと同じ。

ここまでやったんだから、あとは「運を天に任す」しかないじゃん。

多くの受験生が「ここまでやったんだから」と思えるようになっていることを願って。

Good Luck!

by 初代執筆陣 (2009年度合格者)

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【あと5日】受験生応援メッセージ by 初代執筆陣より”へ2件のコメント

  1. ハカセ より:

    >まっちゃんさん、コメントありがとうございます。自分がやってきたことを信じて、是非頑張ってきてください!

  2. まっちゃん より:

    三年目であとがありません。ほんとは、背伸びしてでも合格したいのが本音なんです。でも、これまでの努力を信じて頑張ってきます。等身大、いい言葉ですね。

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