【中小経営・政策】独学(ひとり)でできるもん!~中小企業経営・政策編~

こんにちは、平平です。

4月になりましたね。異動や転勤があったり、職場に新入社員が入ってきたりと、新しい環境でこの4月を迎えられた方も多いのではないでしょうか。
環境変化があると、勉強への集中力も途切れがちになってしまうかもしれませんが、ここはなんとか踏ん張っていきましょう。

さて、今日の記事のタイトルはちょっとおふざけが入っていますが、独学ストレート合格の経験で得たモノを各科目ごとに読者の皆様にシェアしていけたらという趣旨となっております。
主な対象読者は独学で勉強されている方ですが、それ以外の方でも参考になる部分もあるかもしれません。

まっきーの事件簿(file1, file2)に触発されて、シリーズモノっぽくしましたが、その後続くかどうかは未定ですので悪しからず。

 

◆私にとっての中小企業経営・政策◆
さて、中小企業経営・政策。暗記が苦手な私にとってこの科目は鬼門でした。
勉強開始から本試験に至るまで、この科目だけは合格点を取る自信がありませんでした。
結果的には本試験で75点獲得出来ましたが、自己採点するまでヒヤヒヤしたものです。

まず、中小企業経営の方は、なんとなく常識で解けそうな問題も結構あるのですが、その常識(と自分で思っているもの)が間違っていることが多く、問題演習をしていても不正解の連続。
ある年度の過去問演習をやっていた時などは正解率10%ちょいという、全ての選択肢で(ウ)を選んだ方がマシという悲惨な結果でした。

そして、中小企業政策の方は、知らなきゃ解けない問題のオンパレード。
私は以前、自分で会社経営をやっていたこともあって、勉強前から「中小企業施策利用ガイドブック」は読んでいたし、経営革新についても自社を申請しようとして、色々調べていたことがあります。
それでも細かい数字が問われるとわからないことが多く、問題演習をやっていてもなかなか正解出来るようになりませんでした。

そんなわけで、なかなかこの科目に対する苦手意識は取れず、結局、本試験では「せめて50点は取ろう」と、守りの科目に位置付けて臨むことになったのです。

 

◆私の独学勉強法◆
さて、そんな微妙な成績の私が勉強法を紹介するというのも、なんだか読者の皆様に申し訳ない気もするのですが、事実として書いておこうと思います。

大きく分けると以下のことに取り組みました。
●中小企業白書、中小企業施策利用ガイドブックの読み込み
●過去問演習
●スピ問演習
●模試
●最後の詰め込み
では、それぞれについて書いていきます。

●中小企業白書、中小企業施策利用ガイドブックの読み込み
私が勉強開始前に得た情報では、この科目の勉強法として、「中小企業白書中小企業施策利用ガイドブックは読んでおくべし」とありましたので、それぞれwebからダウンロードし、隙間時間等を利用してほぼ最初から最後まで2回通読しました。

多くの方々が言うように、正直言って読んでいて眠くなってしまうこともしばしばありましたが、「将来、診断士として活動していくならば、ここに書いてあることは必要な知識なのだ」と思って、真面目にほぼ全ページ読み込みました。

その上での感想ですが、これら白書や施策ガイドブックは、確かに中小企業経営において、役立つ情報が色々書いてあります。それは否定しません。
しかし、試験対策という意味では、通読は果たして必要だったのかと、正直、疑問視しています。
膨大な文章や多くの表やグラフを1度、2度目にしただけで記憶出来る人ならともかく、私のようにあまり記憶力に自信が無い方などは、長い時間かけて通読しても、試験の得点にはほとんど結び付いていない可能性が高いです。残念ながら。

 

●過去問演習
この科目については、毎年、出題元となる白書や施策ガイドブックが新しくなるので、過去問演習はあまり意味が無いと言われることが多いようですが、過去3年分を1回転はしておきました。

確かに白書や施策ガイドブックが毎年新しくなることで、細かい数字は変わる部分もありますが、問われる頻度が高い論点(中小企業や小規模企業の定義など)や、問題の問われ方を把握するためにも、過去問1回転はしておいてよかったなと思っております。

 

●スピ問演習
とはいえ、他科目と比べて過去問演習が少なかったこと、成績に不安があったことから、別途この科目のみスピ問を購入し、5, 6回転ほど問題演習しました。(3周目以降はこれは完璧に覚えたという問題については印を付けて飛ばしています)

まっきーの記事でもあるように、最初の数問は「こんな問題出ないでしょう・・・何考えているんだTAC」と思ったものですが、大部分は本試験に出題されても良さそうな問題ばかりだったので総合的な満足度は高めです。

 

●模試
TACの公開模試の他に、模試形式の問題が2回分入っている市販教材があったので、それを使いました。
いずれも初見では4割5割程度しか解けなかったのですが、これらを演習問題代わりとして3回転ほど回しました。
これらの模試も、本試験を想定して作られているものなので、なかなか質の高い問題が多かったように感じました。

 

●最後の詰め込み
中小企業、小規模企業の定義、中小企業新事業活動促進法関連などの頻出論点を中心にファイナルペーパーをA4用紙1枚で作成して、本試験前日や当日はこのファイナルペーパーを確認していました。

また、試験当日、試験会場に向かう途中で受け取ったLECのパンフレット内に入っていた直前チェック問題の内容を確認していました。
本試験中、他科目のでき具合は合格ラインぎりぎりだと思っていましたので、最後の科目である中小企業経営・政策で1点でも多く取れるように最後まで粘っていたつもりです。

 

◆反省点◆
大きな反省点としては、面倒くさがりの性格が災いして、効率よく暗記するための準備を怠ったことが挙げられます。

上でも書いた通り、中小企業白書や、中小企業施策利用ガイドブックをそれぞれ2回読んでいるのですが、時間をかけた割には、正直得点に結びついていなかった気がします。

今から思うと、中小企業白書、中小企業施策利用ガイドブックについては、1回サラッと目を通すだけにして、その分の時間を暗記しやすい資料の作成に充てた方が良かった気がします。

 

◆良いと思った勉強法◆
最後に、勉強して本試験を受けた上で、過去の道場記事から、「これは良い!」「自分もこれをやればよかった」などと思ったことが書いてある記事をいくつか紹介したいと思います。

【中小】NANAさんが贈る中小のポイント
23年度向けの記事ですが、個人的にはグラフを読み取るポイントが大変参考になりました。
また、中小政策の覚えるポイントもいいですね。この切り口で施策を整理して表にまとめると覚えやすそうです。

【中小】政策の攻略のヒント
中小企業政策を覚える上での整理の切り口や、表のまとめ方が細かく説明されています。表にまとめるのはちょっと大変そうにも思えますが、やはり表にした方が暗記しやすいのは確かです。

【中小】くだらないほど忘れない
超超直前ウィークスペシャル:中小最終ごろあわせ
語呂合わせで覚える方法にも種類があるのですね。
なかなか覚えられないことに対して語呂合わせはやはり強力。
自分なりに覚えやすい語呂合わせをいくつか持っておきたいものです。
以上、いかがでしたでしょうか。

中小企業経営・政策という科目は暗記暗記暗記で人によってはうんざりすると思いますが、これを克服しなければ1次試験の合格は無いのです。

また、やればやるほど得点が伸びる科目でもあり試験開始10分前に覚えた部分が本試験の問題に出たりすることもあるので、最後の最後まで諦めずに取り組んで頂けたらと思います。

今回の記事は(毎回?)私個人の主観によるものばかりで恐縮ですが、少しでも中小企業経営・政策で苦しんでいる皆さんの参考になれば幸いです。

それでは次回、またお目にかかりましょう。

 

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