【中小経営・政策】まっきーの事件簿:file02

2012年4の月、まっきーに最初のピンチが訪れる。

こんにちは、まっきーです。
今日は私が最も苦手な科目だった、中小企業経営・政策についてです。
もちろん財務や経済でも例に漏れず手こずりましたが、この科目はダントツに苦手でした。

まずどんな科目かというと、
【中小企業経営】
中小企業白書を中心に、中小企業の動向や特徴、中小企業が経営資源を確保する際の問題点等、開廃業の動向などが出題される。
(まっきー心の声)分厚い白書に掲載されているグラフやら中小企業の割合等の数字を、本を見ずにお答えくださいという無慈悲な科目

【中小企業政策】
中小企業基本法、具体的な中小企業施策について、中小企業施策利用ガイドブック等をもとに、重要施策が中心に出題される。
(まっきー心の声)多数ある似たりよったりな施策について、細かな所をネチネチ聞くというまたもや無慈悲な科目

それに対してまっきー訪れたピンチとは・・
【ピンチその①】
中小企業経営、数字が細かすぎて全く覚えられない
情報も法務も確かに細かい。 が、しかし覚える内容は英語や日本語、字面でどうにかなるものもあった。
なのに今回の相手は無味乾燥な数字達、どうやって立ち向かえば良いのか?

【ピンチその②】
中小企業政策、似たりよったりすぎて覚えられない
この論点の相手は日本語である。 が、しかし似たりよったりすぎて混乱。
しかも気を抜いてると、どこがその施策の窓口だったか見失う。

そしてここから最大の山場。
問題集をインプットツールとして活用しながら重要論点を覚え、まとめノートを作らなかった派のまっきーに更なる悲劇が襲い掛かる。

【ピンチその③】
経営、過去問が使えない
これは、白書の数値が毎年変わるため。 昨年の正解が今年も正解にはならない。
T○Cでは、過去問を参考にどういう問われ方をするのかだけを見なさいと言われたが・・大事なのは今だ!(言い訳)

【ピンチその④】
何故かスピ問も使えない。
気を取り直して得意のスピード問題集。 これならその年度用に作ったものだし何とかなるだろうと着手。
忘れもしない、第三問目でいきなり壁にぶちあたる。(今年のスピ問はどうなっているかわかりませんが)

「ドラッカーは、イノベーションのためには4つの内部要因と3つの外部要因が重要であると指摘している。その内部要因として最も不適切なものはどれか」

え?テキストにあったっけ?いや無いじゃん。
・・・こんなん出るかーーー!!  と、スピ問様を放り投げた。
(注)まっきーの当時の心境なので鵜呑みにしてはいけません、オチはこの記事、おまけ部分をご覧ください。

既に「ピンチ」のフォーカード、最悪の滑り出しだ。
唯一の武器である問題集を欠き、襲い掛かる敵に挑む事が出来るのか?

【まずは現場検証】
何を覚えれば良いのかすら見えないまま、とにかく講義で「線をひきなさい」と言われたところは全て引いた。(講義への集中度合いは過去最高だったと思われる)
「独学では出来ない!」という声が聞こえてきそうですが、講義を終え、改めて線をひいた所を見てみると・・・

●中小経営
・テキスト太字のところ
・現状では、どういう状態か
・増加・減少等、数値に大きく変化があるところ(それはいつの年か?)
・グラフにある見出し

●中小政策
施策について
・どの法律に基づいたものか
・誰なら支援を受けられるのか、その条件
・何処の機関に承認・認定してもらうのか
・で、結局国が何をやってくれるのか

は、大体マークしてある。

深堀りしても仕方がない、まずはここだけ覚えようと割り切ってとにかく60点を目指す事にしました。

【対策】
●中小経営
T○Cからもらったトレーニングを活用し自力で問題集作成
※トレーニングとは、一問につき○か×で答えるという至って簡単なプチ問題集。

当初この科目に関してはノートにまとめた方が良さそうだ(特に政策)と思い立ち着手したが、今までノート作りを怠って来たので、細かくまとめようとして1時間で挫折。単語帳作りもめんどくさ時間が掛かりそうだ。

悩んだ末に出来上がったものは、例えばこんな感じ↓

問)中小事業所の従業者数は1996年まで増加し続けた後、減少に転じ、1996年から2006年までに7%減少した。

通常はこれに対して○とか×とか答えるものなんですが、ここでちょっと手を加えて問題の余白に書き込み。
事業所、従業者数、共に減少が目立つのは?を付け加える。

直接数字を覚えなければいけない様なところは上記の例でいくと7%の部分を潰し、裏に正解を書く。

トレーニングは簡単な問題が多くて取り組みやすい反面、ちょっとした細かい数字は覚えられない。
載っている問題をベースにして、講師にマークする様命じられたところや、自分的にちょっと気になるところを追加して改造する事にしました。
道場執筆陣もこの科目に限らず自分でミニテスト等を作成していますね。 やってみたら意外とおもしろいです。

●中小政策
これはやっぱり自力でまとめるにつきる!
オススメはこの記事
ただズボラな私はここまでしっかりしたものは作らず、施策を並べ連ねた紙(もはや表ではないモノ)を作成し、先ほど書いた
・どの法律に基づいたものか
・誰なら支援を受けられるのか、その条件
・何処の機関に承認・認定してもらうのか
・で、結局国が何をやってくれるのか
を想起してつまづいたらテキストを見る・・という感じでやっていました。

【最終的に】
経営に関しては、答練や模試毎に自作の問題集(要するにトレーニング)へどんどん項目が追加されてゆき、直前期~本番までこの一冊のみを学習ツールとしました。政策についても最終的にはA3の紙3枚位を持ちあるっていただけです。
なのでスキマ時間というスキマ時間は大体この科目に使い、家では他の科目に当てる事が出来ました。
政策に関してはもう少しちゃんとしたものを作っておけばよかったかなと思いつつ、
基本講義中に自分で何かしらまとめたものがあると直前期になって大いに活躍してくれます(直前だとそんな暇はないし)
情報・法務にしても暗記に苦手意識がある方は理解を深めつつ、未来の自分の為に今ちょっとした手間をかけてみてもいいかもしれませんね。

【おまけ(後日談)】
ちなみにスピ問、当時の私は完全にふてくされていたため使えないものと決め付けその後開く事はありませんでしたが、一年経って改めて見てみるとそうでもない事が判明。
経営では、たまにトンチンカンな問題もありますが、もちろんしっかりした問題も多数あります。
政策では、何故やらなかったのか・・・考えてみれば数値や内容が変わるのは経営だけなんだから政策くらいちゃんとやっておけば良かったよ・・と反省する始末。

を~この記事ではその他の問題集なんかも紹介されています。
講義を受けられない分、覚える範囲をしぼりづらい独学の方も、スピ問と同様使えそうですね。
当時の私はすっかりこの記事を見落としていたため苦労するハメになりましたが。

しかしそうなると・・・
この科目に対する苦手意識も結局は、
「しっかり理解し、まとめる」
「安易に使える使えないを判断せず、しっかり情報収集し自分なりに取捨選択する」

といった手間を惜しんだズボラな自分がまたもや犯人だったという事でしょうか・・・

後悔先に立たず。 とりあえず本日も張り切って参りましょう!

 

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【中小経営・政策】まっきーの事件簿:file02”へ2件のコメント

  1. まっきー より:

    トモロー様
    コメントが遅くなりまして申し訳ありません。
    いつも道場に訪問頂いているとの事、ありがとうございます!
    「中小企業経営・政策」は本当に悩ましい科目ですよね・・。
    記事にも書いたとおり、私は当時スピード問題集を
    放り投げてしまいましたが、改めて見てみると
    かなり使える代物だったと後悔しました(笑)
    4本柱での学習でこれからも頑張ってくださいね!

    PS:ブログ、相互リンクさせて頂きました。
      お仕事お忙しそうですが、体調に気をつけて
      頑張ってください!

  2. トモロー より:

    まっきーさん。
    道場執筆陣の皆さま方
    はじめまして。
    中小企業診断士受験生トモローと申します。
    いつも、有益な情報をありがとうございます。
    道場の情報を自分なりに分析して自分に合った学習法を日々試行錯誤しています。
    さて、私の通う「資格の大原」でも明日から「中小企業経営・政策」の講義が始まるに先立ち、過去問の有効性が低いと言われるこの科目の学習方を探っていたところ、まっきーさんの記事を発見し、コメントさせていただきました。
    私の場合、受験校の教材(テキスト、論点別過去問、過去問)と補助的にスピ問(これも道場様からの吸収)の4本柱で学習を行って参りました。
    まっきーさんはスピ問様を放り投げたそうですが(笑)私は他にすがるものが無い(少なくとも学校の教材が揃うまでは)ので今まで通り、やっぱりスピ問様で行く事に決めました。
    その辺のところを今週のブログに誠に勝手ながら引用させていただきました。
    この代償は合格でお返ししたいと思います。
    これからも、暗闇に光る道しるべ(灯台)のように、我々受験生の足元を照らして下さいね。
    長文、失礼いたしました。

    PS:よろしければ一発道場様と相互リンクしてはいただけますでしょうか?

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