【経営法務】まっきーの事件簿:file01

「犯人は、お前だ!!!」

時は2012年9月二次対策真っ最中、場所は節電と節約の為クーラーが高温度に設定された自宅。
悶々と立ち込める熱気と湿気にやられそうになりながら二次試験の設問要求に翻弄されていたその瞬間、ある考えが頭を過ぎる。

「・・だから、点数が伸びなかったのかもしれない」

こんにちは、まっきーです。
T○Cストレート生は経営法務に入ったところですね。

私にとってこの科目は、企業経営理論と並んで
「すごく苦手な訳じゃないけど、一向に点数が伸びない科目」。

あまりにも点数が伸びないのでちょっとムキになってやっていた時期もありましたがさほど効果もなく、そのまま一次試験を終えました

原因の一端が見えたのは、二次対策中
冒頭での閃きは二次試験に開眼した瞬間でも何でもなく、もう終わってしまった企業経営理論と経営法務について。
後悔先に立たずと言うけれど、「ちゃんとやっておけば良かった」と反省。

という訳で前置きが長くなりましたが、今日の記事は自分自身の反省を軸に、経営法務でどうして点数が伸びなかったのか、犯人の正体を探ってゆこうと思います。
【反省その①】

「経営法務は暗記科目と思いなめていた。」

はい、それじゃダメですね。理解が大事です
処方箋ははんたこの記事イラサムこの記事

「そんなの解ってるよ」と言う事なかれ。やれと言われればやる気が失せるのがヒトです。(私だけか?)

では逆に、やらなかった私はどうなったか? どん!

IT音痴の割に情報の養成答練の点数が良かった事ですっかり調子にのり、暗記三兄弟(情報・法務・中小)の二科目目であるこの科目もいけるだろうと思っていた私。

いざテキストを開いてみると、

「保証契約とは、うんたらかんたらで、こうこうこうで~」

・・・面倒くさっ!!しかも文が長い!! もういいや、出るとこ覚えれば。
となり、問題を解き頻出論点を覚える事に集中した結果・・・

やんわりとした各論点のイメージ+その用語のキラーフレーズだけで問題を解く癖がついてしまいました

例えば先ほどの「保証契約」→「口頭での契約不可・書面必須」
知的財産権の「特許法」→「高度な」「審査請求」「出願公開制度」

このあたりが来たら○でしょ、というズボラな事をやっていた訳です。
コレを癖にしてしまった場合、点数取れなくはないけど、当然ながらつっこまれたり捻られたりするとキツイ
この点に関してはもちろん、一次対策中全く気付かなかった訳ではありません。

では、最終的にどうなったか、結論。
問題点に気付きながらも直前期にしっかり理解!なんて事を今更やってる暇もなく見て見ぬふりを・・・
お蔭様でやれどもやれども養成答練から本試験までず~っと60点前後を行き来するハメに。

こんなキケンな橋渡っちゃいけません。
この時期でしっかり橋げたを築きましょうね。
【反省その②】
「問題文をちゃんと読んでいない」

いや、本人的には読んでるつもりなんです。
だけどついつい問題文のイメージに引っ張られてまんまと引っかかり、取れたモノを逃すという・・

↑コレどこかで聞いた事ありませんか?
そう、二次試験での設問要求を正しく理解する・聞かれている事に答える、って事なんです。

一次のうちは、キチンと文章読んでいなくても先ほど書いたズルで何となく取れちゃったりする事がありますが、二次はキチンと文章読まないと一問たりとも取れない。
そこでようやく自分が読んでるつもりになっていただけだった事に気付いたんです。(遅い?)

これが、冒頭での閃き。

企業経営理論は国語の問題と言われ、経営法務はやたらと文章が長い。
文章を読まずして点数を取れる訳ないですよね。

なので、企業経営理論の記事ですがKatsuこの記事や、二次対策の記事ですがくれよんこの記事、法務でも使えるんじゃないかなと思います。
はい、ではまたそれをやらないとどうなるか? どん!


(H24 経営法務 TAC完成答練より)
特許および実用新案登録制度に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア ともに自然法則を利用した技術的思想の創作を保護対象としているが、実用新案においては、その創作の程度が低度な考案に保護対象が限られてる。


エ 実用新案登録において出願された考案が審査(実体審査)さあれることはなく、特許においても出願された発明が審査(実体審査)されないこともある。

これは文章自体、全然難解ではない問題ですが・・・正解(不適切)はアです
解ける人からすると秒殺問題でしょう。

ただ、こういうところで間違えちゃうんですよ、私みたいなものは。

特許は高度な考案が保護対象になるし、実用新案においては高度である必要はありません。
いくら法務ではやんわり学習しかしてなかったとはいえ、これ位はわかります。
が!しかし!低度なものなんてだ~れも言ってませんよね。
更にエ、特許→審査!というキーワード頼みで当然審査するでしょ、と思い込んだまま突っ走ります。
審査請求制度も知ってるんですよ、でも思い込んだら一直線。

という事で、エをマークして、めでたく×をくらった訳です

解説を読むと、
「本問の難易度は低い」 ・・ええ、おっしゃる通りでございます。
「間違えた方はその原因をよく振り返ってほしい」 ・・はい、なんだかもう、すみません。

解説相手に謝罪

はい、ではまたまた最終的にどうなったか、結論。

これくらい短い文章で翻弄されていたので、ケース問題なんて見れたもんじゃありません。
この読解能力の低さで取れるところをサックリ落とし、更には二次まで響き、最後までもがき苦しむハメになりました。

だからふうじんこの記事、一次対策で二次を兼ねるというのは、本当に納得。
二次対策も気になりだしてくるこの時期、でもそんな時間は取れないよ!という方は法務の学習中にあと少しだけ時間をプラスして論理的思考力を磨いてみては?

そろそろ犯人探しの旅も終わりに近づいてまいりました。
ズバリ犯人は、手間を惜しみ、イメージとニュアンスだけで問題を解こうとしていたズボラな自分。

まずはマイスターもいっていますが、基本をしっかり、毎日コツコツと。
奇策・劇薬のご利用は計画的に。

では本日もはりきって参りましょう!

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【経営法務】まっきーの事件簿:file01”へ2件のコメント

  1. まっきー より:

    しゅんじ様
    コメントありがとうございます!
    file01は、事件簿っぽいかなと思い何となくつけてしまったのですが・・(笑)
    続編書ける様がんばります。

  2. しゅんじ より:

    まっきーさん。事件簿シリーズ、面白すぎです。file02 、楽しみにしています。(^^)/

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