【2011年目標】 1次試験概論

さて、2次筆記試験も終わり、2010年目標の方は一段落。とりあえず12月の発表までの間、ゆっくり過ごして下さいね。
2011年目標の皆様、こんばんはJCです。
これから本格的に診断士受験の勉強が始まりますね。僕が通ってたT○Cも、近くにあったL○Cも、今頃から4月くらいまで1次試験7科目の基本講義が行われているようです。

◆橋げた理論◆
1次試験は7科目もあって、どんなにスーパーなサラリーマンでも全ての科目に精通しているなんて人はほとんどいないと思います。また、僕は会社で財務関連の仕事をしているのですが、それでも聞いたことのない論点が出てきたりすることも良くありま
す。ですので、どんな方でもこつこつと一つ一つの科目を深く理解してゆくことが1次突破のカギとなります。企業経営理論・財務会計・…と7科目が続いてゆくのですが、僕らのお勧めは一つの科目を学習している時には、その科目に集中typhoonするということ。財務会計に入ったら、既に学習の終わった企業経営理論は一旦忘れて、どっぷり財務会計に浸りきって見て下さい。そんなことしたら忘れちゃう…?
はい、忘れます。でもいいんです。なぜならば1度、きっちりと深く理解したものは、一旦忘れても、すぐに回復するんです橋は橋げたとその上に架かる橋板で構成されていますよね。診断士の1次の学習はこの橋を作るようなもので、しっかりとした強固な橋げたが構築されていれば、橋板がばらばらと落ちて行っても、かけ直すことはすぐにできるんです。橋板の修復(各科目の復習)に時間をとられてしまうと大事な橋げたがもろいものになってしまいます。

◆スキマ時間◆
忙しい会社員はなかなかまとまった時間がとれないですよね。もちろん、この1年間はご自分を律して、だらだらした残業を止めてさくっと帰宅したり、早起きして時間を作ったり、いろんな工夫が必要です。仕事が忙しいから…というのは、誰もが使いやすい言葉だし、自分も逃げ込みやすいものなんですが、よく考えて時間をなんとか作ることが大事です。道場の執筆陣もみんな忙しい。その中で時間を作って勉強してきました。ひとつお勧めなのが、通勤時間の利用です。僕の通勤の電車は日本で一番混む路線らしいのですが、少しラッシュの時間をずらすことで、座席の前に立てばテキストも開けました。片手にマーカー・片手にテキストというのは、おやじ的にはちょっと恥ずかしかったりもしたのですが、すぐに慣れちゃって、周囲の目線は気にならなくなりましたよ。電車の中って意外に集中できちゃって、ふと気付くと乗り過ごしてたりしたこともあって、これはいかんですね。

◆予習は大事◆
独学の方にはあてはまらないのですが、受験機関に通っていらっしゃる方には予習がとても大切だと感じます。僕が電車の中で読んでいたテキストは全て予習です。予習をしておいて、一応の自分なりの理解を進めておくと、講義にとても集中できます。一回理解していることですが、講師の先生の言っていることで、更に開眼したりすると、ものすごく深く記憶に残ります。予習の上、講義を聞き、さらに出来るだけ早い段階で(僕の場合は当日中)復習をしてしまう。これによって、既に自分の中では3回転していて、深い理解と記憶が得られるというわけです。

今日、語らせていただいたもっと詳しい内容は道場の基本理論(←クリックすると飛びます)というページの中で橋げた理論として書いています。強固な橋げたをつくって、答練を重視し、アウトプットを重ねて、ストイックに頑張るという基本理論もぜひ読んでみてくださいね。

◆サブノート作り◆
僕はサブノートのようなものを作っていましたが、ふうじんはチャートの形式でまとめを作っていました。形式はなんでもいいんです大事なことは記録に残して、いつでも読み返せる形を作っておくということです。冒頭の橋げた理論で、過去の科目は忘れると書きました。その際に記憶を呼び戻すためのツールを作っておいてほしいんです。これは記憶を呼び戻すためでもあれば、橋げたを強固にするためでもあります。ぜひ皆さんも自分自身で一番合っているやり方を編み出して1年間の長い戦いを順調に勝ち抜いて下さいね。

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【2011年目標】 1次試験概論”へ2件のコメント

  1. 嘉邦 より:

    はじめまして嘉邦と申します。JCさんにお伺いしたいことがあります。

    ①JCさんの「橋げた理論」の中で「1度深く勉強したものは一旦忘れてもすぐに回復する」とおっしゃっていますが、私は企業経営理論について橋げた理論の前提となる、「深い勉強」ができたかどうかが不安です。一応答練で73点は取れてはいるのですが。やはり忘却が怖いです・・・。

    ちなみに私の勉強スタイルとしては、巷でよく聞かれる「理想的な復習のタイミング(1回目の復習は次の日、2回目はその1週間後・・・)」に従ったものです。

    ②サブノートについてなのですが、私は復習する際にテキストを読んでいても、なんといいますか読んでるだけという感じになっている気がします。このような状態ではサブノートを作った方がよろしいのでしょうか?

    JCさんがおっしゃっているサブノートというのは過去問のサブノートとは違ったものでしょうか?

    テキストについては、講師の言ったこと、過去問で出てきた単語、その他自分の気がついたことを書き込んでいます。

    長文失礼致しました。どうか助言をよろしくお願い致します。

    1. JC より:

      嘉邦さま

      はじめまして。ご質問を頂き、まことにありがとうございます。嘉邦さまの感じられている疑問は、勉強を始めたときに共通に感じられる不安ではないかと思います。ですので、よろしければ記事として、道場を見てくださる読者の方、全員に届くようにお答えしたいと思います。ちょっとお待ちくださいね。

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