指標だって人工物【運営等】

みなさん、初めまして!イラサムと申します。
この度は縁あって道場の第4期執筆メンバーに参加させていただくことになりました。
ブログ等の経験はありませんがわかりやすい文章を書けるよう努力していきたいと思います。よろしくお願いします。

今回が初めての記事なのですが、自己紹介を兼ねて「私はこんなスタンスで勉強していました」というのを紹介させていただきたいと思います。

 

さて突然ですが問題です。

次の2つの指標はそれぞれ高い方がgoodでしょうか、
それとも低い方がgoodでしょうか
(ア)能率
(イ)効率

もう、運営管理を勉強された皆さんなら簡単にわかると思いますが両方とも高い方がgoodです
では次に、(ア)能率と(イ)効率のをパッと言ってみてください

どうですか?即答で答えられましたでしょうか?

ちなみに正解は
(ア)能率 =標準時間÷実際作業時間
(イ)効率 =出力÷入力
でした。「標準時間」と「実際作業時間」という用語が出てきてもどちらが分子で、どちらが分母かで混乱してしまう人もいらっしゃるのではと思います。

 

 

ここで表題に書きました“指標だって人工物”の趣旨に触れたいと思います。偏見がたっぷりはいりますが、

指標も決して天から与えられたものではなく、誰かが何かの目的で作ったものであり、その人なりの使いやすさが追及された形である

と考えています。

少し抽象的な話になりましたが、私の言いたいことはこんなこと↓
先程の式に注目すると
(ア)能率 =標準時間÷実際作業時間
→実際の作業を標準時間(予定)よりも短時間で処理できた場合には値が高くなる
(イ)効率 =出力÷入力
→入力(インプット)よりも出力(アウトプット)が大きければ値が高くなる。
注)実際には入力以上の出力はありえないので、値は100%以内に収まります。ここでは伝えやすくするためにあえて極端な例をあげましたのでご了承ください。

そして企業がこれらの指標を使う目的はQCDのC、つまりコストダウンを行うためです。
つまり(ア)能率(イ)効率の値が高くなる→ムダがなくなる→コストダウン達成ということです。

こう考えると分子・分母を丸暗記しなくても、覚えられそうに感じませんか


また運営管理以外でも、例えば財務の売上高差異分析と標準原価差異分析の区別でも応用できます。
もちろん、なかには固定比率のように当てはまらないものもあります(固定比率:低い方がgood)
こんなときは、その指標は“例外である”割り切って覚えればいいのです。

自分の考えの方向性内容の方向性とがぴったりはまると理解度が数段上がりますよ

ただ覚えることにあきてきたら、お試しください
お読みいただきありがとうございました。では、また!

by  イラサム

 

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