【合格体験記】Web講座で遊ぶ時間も作りながら勉強~katsuさん~

こんにちは、らいじんです。

本日は通信講座をうまく利用しながら見事一発合格を達成されたkatsuさんから寄稿いただきましたので、ご紹介します。

診断士試験挑戦にあたり、受験指導校に通学するか通信とするかを迷われる方は多いのではないかと思います。
物理的に通えるなら通学の方がメリットが多いといわれることが多い中、katsuさんは、より積極的な理由で通信を選ばれています。

通信という方法を、どのように上手に利用したか、一読の価値ありです。

では、早速・・・。

 

   寄稿ここから   

はじめまして「katsu」と申します。

昨年の8月よりTACの1・2次ストレート総合本科生をWeb通信で受講し、運の要素も大きかったと思いますが、なんとか1次・2次を一発で合格することができました。

皆様(特に通信生)のお役に立てればと合格体験記を書くことに致しました。

1.プロフィール

30歳(男) 既婚 今年2月に長男誕生
中堅くらい?の大学の経済学部経営学科卒

現在の仕事:
地元の土建屋(実家)の経理・税務申告・申請など事務全般、
官公庁への名刺配りなど

資格:
日商簿記1級、建設業経理士1級、
税理士(簿・財)科目合格(税法科目は挫折)
※1年半ほど公認会計士試験の勉強経験あり(挫折)

2.診断士受験のきっかけ

・当面の目標を失っていたこと。
・これまでの会計関連の勉強が活かせると思ったこと。
経営に関連する幅広い知識を得られる勉強をしたかったこと。
・コンサルティングに興味あったこと。

3.毎日のスケジュール等

月~土 1日3.5~4.5時間くらい
(内訳:朝 1.5時間  昼休み 1時間  帰宅後 1~2時

+α 移動中の車での講義聴講 週1~3回(不定期) 各3時間程度

4.通信生としてのメリット

私は、過去の資格においても通信でしか勉強をしたことがありません。なぜかというと通信が自分にあっていると思っているからです。

(メリット1) 遊んじゃうから通学じゃなくて、遊びたいから通信!
通信は、計画たてるのが面倒だとか、意志がないとできないとかネガティブなイメージをお持ちの方が多いと感じがしますが、人によってはメリットも多いと思います。

私の場合、残業が少ない代わりに土曜日が出勤です。日曜日が唯一の休日のため平日講座が良いのですが、一番近い学校でも1時間以上かかってしまい平日通学も難しいです。

いつでも講義が受けられて急な予定にも大体対応できるため、Webはとても便利です。ポジティブに考えれば遊ぶ時間もつくりながら勉強ができる」といえると思います。

あとは、イヤでも計画を自分でたてなければならないので、効率的な計画や方法を考え自立的な学習を促進させる効果もあると思います。

(メリット2) 通信は基本的に人気講師が担当!
これは、診断士講座に限ってではなく、学校にもよるとは思いますが、少なくとも私が過去受けた感じでは教え方がうまい人や看板講師が多かったと感じております。

5.通信生としてのデメリットとそれへの対策

通信生のデメリットは受験仲間がいなくて孤独であり、かつ得られる情報が少ないことであると思います。

2次試験はマークシートではなく絶対的な解答がない試験のため、特に情報量が大事ではないかと感じていました。

そこで、私は以下のような対策をしました。

(対策1)スクーリング

TACの講座の良いところはスクーリングという制度があることです。

私の場合は25回教室の講義を受けられる権利がありました。私は、Webで気に入った講師のいる校舎のクラスの二次対策の講義に4回ほど行きました。

学校に行くことによって、通学生がどういった状態かを観察できます。

私が行ったところは、グループ学習仲間みたいな人が楽しそうに話していて正直かなり疎外感は感じました。(笑)

それでも、同じ勉強をしている人がいるだけでうれしいものでした。

ただ、通学生への対抗心もフツフツと湧いてきましたが・・・。(笑)

受講したい講師の講座を受講したり、質問をするのも良いと思います。

ちなみに、普段Webで見ている講師を初めて目の前で見ると生で芸能人に会うような緊張感があります。

私は二次試験の解き方の基礎はスクーリングで教えてもらったものの方が通信で教えてもらったものよりしっくりきたのでこれを活用しました。

生の講義でしかいえない情報もあるようなので利用してよかったです。

(対策2)ネットでの情報収集(一発合格道場!!他)

一発合格道場様の情報はすごく重要でした。様々な角度からの意見があるし、また毎日チェックすることで受験生としてのモチベーション維持にもつながりました。

他には、二次の過去問題集の解答がしっくりこないと感じたときに10年分の解答を作成されている方のサイトを見つけました。そのサイトには過去問を解くたびに拝見させて頂きました。TACとは違った角度からの解答の作成が多く、多面的に解答を考えるヒントになりました。

6.ストレート合格のためにしたこと

(1)一次試験

・講義は2回以上聴講

→ 経営・法務科目は車中を利用し、5回以上聴講。

・インプットよりアウトプット重視

→ サブノートをつくるより問題解く!

復習科目の少ないうちに(12月までに)関連資格の取得

→ 販売士2級、ITパスポート、BATIC合格

苦手科目重視!得意科目はほどほど。

→ 経済学は財務会計の2倍以上勉強。

・答練と模試を活用し、直前一か月くらいは2日ごとに全教科をまわす!

→ 科目内全体の回転数の重視

税理士試験で感じた私の暗記力のなさと会計士試験での科目の多さへの対応への苦労から、耳からのインプットと苦手科目の克服、科目内の回転数の増加を意識しました。

結果

経済学・経営政策(苦手)   64点
財務会計(得意)       64点
企業経営理論(普通)     67点
運営管理(やや得意)     62点
経営法務(普通)       60点
経営情報システム(やや得意) 56点
中小企業経営・政策(苦手)  61点

合計 434点

→ 財務会計でこれまでにないミスを繰り返したおかげで、ほとんど60点前後でギリギリ合格しました!!

(2)二次試験

解いた事例 計44事例

  • TAC 直前演習8事例、公開模試4事例、最終集中特訓4事例
  • オプションゼミ4事例
  • 2次事例Ⅳ特訓講座(3回)
  • 過去問 事例Ⅰ7年分、事例Ⅱ 7年分、事例Ⅲ 3年分、事例Ⅳ 7年分
    (2010年版TAC2次過去問題集をブックオフで購入。)
  • 問題集 事例Ⅳ計算問題集(TAC二次本科生用)

やったこと

・TAC演習→ 設問の意図、解答の根拠を与件文から探す練習

・過去問

事例Ⅰ~Ⅲ→ それぞれの特徴の分析(設問パターン) →  書くためのキーワードをまとめる

事例Ⅳ  → 過去問は個別問題の演習

経営分析の解き方の確立

二次試験は 自分なりに各事例への対応のスタイルを確立させられたこと が最終的に合格へつながったと思います。

試験前の粘りによってピークを本試験へもっていくことができました。

できばえはどうであれ事例Ⅰ~Ⅲに関しては、私の中では過去最高の出来だったと思います。

7.おわりに

情報社会の中で診断士試験に関しても様々な情報が流れています。

ただ言われたとおり盲目的に学習するのではなく、自分から情報を探索し、試行錯誤していく中で自分の学習スタイルを確立していくことが合格につながると私は考えております。

もちろん失敗することも多々ありますが、それも無駄ではなく経験値になるとポジティブに捉えて最後まであきらめずにガンバって欲しいと思います。 

   寄稿ここまで   

「情報を探索し、試行錯誤していく中で自分の学習スタイルを確立」

この言葉こそがkatsuさんの学習への取り組みの本質を表しています。

当道場のみならず数多くの合格体験記や学習方法を目にすることと思いますが、あくまでも自分とは違う他人にとって良い学習方法であることや、同じ方法で学習してもうまくいかなかった人もいるという至極当たり前のことを忘れずに、自分の学習方法は自分で確立しないといけませんね。

では、今日はこれまで。

by らいじん

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