俺はこんな俺を許すのか?

これは、「終末のフール」伊坂幸太郎著の中で、ある超ストイックなキックボクサーが記者から練習は好きかと聞かれた時に、語った言葉。自分を厳しく律し、弱い自分を許さず精進する・・いいですよね。

えっ、私はどうなのか?もちろん私なら許します。
自分には優しいですから。

こんにちは、らいじんです。

さて、つまらない話はいいとして今週末は口述試験ですね。

昨日の記事ひめも書いていますが、今年の口述試験は2次筆記試験の合格率が例年に比べ大幅に高かったことから、口述試験で大量の不合格者がでるのではないかという不安の声を沢山聞きます。

まぁ確かに不安かもしれませんが、考えても仕方のないことですし、不安感を紛らわせるために情報を集めようとか、その可能性について分析してみようとか時間の浪費をするようなことがないことを祈ります。

やることは一緒ですから、せいぜい「少し気合を入れて対策をしておこう」程度にしておきましょうね。

 

口述試験対策としては、筆記試験の問題をしっかりと読みこんでおくことが、まず絶対条件です。これをして行かないで受験するようでは「私は受かる気ありません」と宣言するようなもの。

問題文、設問文、できれば予備校の模範解答なんかも目を通しておくと、答えの引出しを増やせるしいいですね。せっかくですから、気になった言葉や施策なんかについても、少し調べてみてもいいかも。

余談ですが、今年事例2で話題となったコーズマーケティング。私は、まさに受験生時代の口述試験対策で知りました。2010年B社の施策についていろいろと調べていた時に知ったんですよね。

とはいえ、これらの対策は、質問に対して正解を答えるためのものというよりも、落ち着いて答えられるようにするための対策と考えていいでしょう。

口述試験は、まず間違いなく「正解を答える」ための試験ではありません。もちろんあまりにもトンチンカンな回答はしない方がよいですが、それよりもFace to Faceでのコミュニケーションの能力を評価されるという方が、近い気がします。

それを前提とした場合の対策として、声の大きさ、表情の作り方なんかを考えておくといいですよね。

ボソボソ話す診断士に診断を依頼したいですか
回答は試験官が3メートル後ろに居ると想像して大きな声で答えてください。

視線を合わせない気難しい顔をした診断士に診断を依頼したいですか
回答は試験官の目を見て笑顔で行ってください。

などなど、いろいろとありますが、どれにしても少し練習が必要ですね。

加えて、鏡の前で自分の姿を見ながら回答し、同時に試験官として自分を見てみるなんてのは如何でしょうか。

自分が話している時の様子やクセなんかは、意外と知らないものです。大人になってから、話し方を注意されるような機会も少ないですしね。

視線の配り方や態度によって、なんかオドオドしているように感じないか、横柄に移らないかなど、よく観察してください。

鏡の中の自分は、お客様に信頼される診断士として認められるか、「俺はこんな俺を許すのか」問うてみてください。

 

試験対策に留まらず、この練習は今後人とのコミュニケーション能力をとっても向上させてくれるものですよ。

是非前向きに取り組んでみてください。

 

では、今日はこれまで。

 

by らいじん

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