【2013年合格目標】養成答練80点の根拠

みなさん、こんにちはうちあーのです。

2012年度の診断士試験2次筆記試験から1ヶ月。今年受験された方にとっては12月7日、運命の合格発表まであと2週間ちょいですね。
モヤモヤ感はまだ続きますが、一つの大きなことをやり遂げた自分のために、そして支えてくれた周りの人たちのために有意義な時間をお過ごしください。

一方、2013年度の診断士試験合格を目指す方は、来年の今頃、今まさに先輩たちが感じているモヤモヤ感を楽しめるよう今から地道に学習を重ねて行きましょう。
診断士試験は診断士になりたい思いを強く持ち、その思いを実現するために弛まぬ努力を続ければ必ず受かる試験です。
ただし、それを実現するためには8月上旬の1次試験、10月中旬の2次試験に勝ち抜いていかなければなりません。

今日の記事では、この長丁場の中でも、特に最初の関門である1次試験を克服するためにはどうすればよいかに焦点を当て、データを交えて考察していきたいと思います。

◆スケジュール感を掴む◆
昨日こぐま1次模試までのスケジュール感について書いてくれました。
8月までの各ステージで達成すべき目標をかいつまんでまとめるとこんな感じ。
(クリックすると拡大表示で見られます)

GWまでの橋げた形成期には各科目の基本論点をテキストに沿って平均1カ月程度かけて1科目ずつ習得していく時期で、今はまさにその前半戦です。
これを過ぎると怒涛の7週間では1週間2科目を2回転のペースで、基本論点の精緻化と応用論点への対応力向上を図ることで本試験レベルに引き上げていきます。
最後の超直前期。この時期になると1日に複数科目を回していき、完全に本試験モードに突入します。

養成答練80%(※1)ってきつくねぇか」
「まだまだ先は長いなぁ」
「今覚えていることなんて先々忘れちゃうよぉ」
「GW以降は目まぐるしいなぁ」
「1日に複数科目なんてできるかな」

(※1)養成答練とはTACカリキュラムにて基本講義終了後に行われる科目別テストのこと。

いろいろなコメントが聞こえてきそうですが、ここでは今この時期に関連する養成答練の目標値について取り上げてみます。

 

◆養成答練80点の根拠◆

「目指せ養成答練80点!」

ここ一発合格道場にて、3年前から道場基本理論を通じて一貫して言われていることですが、なぜここを目指す必要があるのでしょうか?

養成答練のレベルは、大凡本試験のABランク(※2)のみを集めたレベルに相当すると考えます。

(※2)TAC過去問題集に掲載されている正答率ランクで下記の通り定義されている。
Aランク:80%以上の受験生が正解
Bランク:60%以上80%未満の受験生が正解
Cランク:40%以上60%未満の受験生が正解
Dランク:20%以上40%未満の受験生が正解
Eランク:20%未満の受験生が正解
診断士試験では問題別の正答率は発表されないため、サンプル数が最大であるTACデータリサーチに基づくこの正答率が最も信頼性が高いと言われている。

上記ランクが過去の本試験においてどのようになっているかを7年分の過去問で科目別年度別に分析してみました。
(クリックすると拡大表示で見られます)

診断士試験は、毎年科目別の難易度にバラツキがあり、エンジェル科目(低難易度科目)と爆弾科目(高難易度科目)が出現しますが、7科目通してみるとABランクは最少のH22で46%、最多のH21で55%、7年間の平均52%と一定範囲内で安定しています。
これは、出題委員が年度別の難易度のバラツキを極力抑えるよう調整している結果と言えます。

話を単純化して考えてみましょう。このデータで全設問中52%を占めるABランクのうち80%を正解するということは、配点を一定と仮定した場合、理論上100点満点中41.6点を獲得するということになります。ここでまず足切りラインをクリアします。
加えて全設問中43%を占めるCDランクについてですが、これに対しては最低限2択まで絞れる実力が備わるよう怒涛の7週間以降で鍛え上げるとして50%を正解すれば21.5点積み上げられます。
Eランクはもともと獲るつもりがないので0としても、41.6点 + 21.5点 = 63.1点で晴れて合格ラインに到達します。これを7科目積み上げることがこの時期のゴールとなるわけです。

 

◆今日のまとめ◆

ちょっとこじつけみたいな感はありますが、養成答練(≒本試験ABランク)80点を獲れるということは、

・それだけで足切りラインを確実にクリアできる基礎力を確保し、
かつ
・その基礎力をベースに応用力を積み上げ合格ラインをクリアできる

ということになります。

養成答練で80点獲れなくても、後で挽回することは可能ではあります。しかし、ふうじんこちらで示している通り早め早めの学習実行がやっぱりお得なのです。

相対的にみると概ね上位5%以内に相当するレベルなので、決して簡単ではありませんが目標を高く持つことでモチベーションも高く保てるはずです。

長丁場ですが、一歩一歩自己実現に向かって走っていきましょう!

 

では、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

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