【事例Ⅱ】「あと一歩」の答案 Part4

みなさんこんにちは、コニケンです。
最近このブログでもカウントダウンが行われていますが、あと3日です。
過ごし方については、昨日もらいじんが書いていますが、私からも言いたいのは、絶対に最後の最後まであきらめないでください!ここまで来たら、今まで自分がやってきたことを信じて、本番ではいつも通り自分の解答パターンで4事例に取り組めば良いと思います。

さて、みなさんあまりのんびりとしてられないと思うので、早速ですが本題。今日は「あと一歩」シリーズの第4弾、事例Ⅱを紹介します。「3日前に何を今さら」と思う方、全然結構です。本番では焦らずしっかりと解答に盛り込んでください。逆に、一つでも二つでも気づきがあった方は、解答するとき頭の片隅に入れておくと、勝負を左右する+2~4点がゲットできるかもしれません。是非確認してみてください。

例によって、以下順不同で10項目挙げてみます。すべて私自身の過去の解答例を元にしています。

①「~のアドバイスを行う・・・」
決して不正解ではありませんが、‘~教室を開催する’とか‘~セミナーを開催する’のように、事例Ⅱでは同じサービスでもより具体的な表現を取った方が、よりしっくりします。要するに、「どのように」サービスを提供するか、という部分ですね。(もちろん、~教室と言い切るのが危険そうだったら、上の表現で逃げるという対応も考えられますので臨機応変に対応を!)

②「○○店において、来店客数増による売上げ増が期待できる・・・」
この店はある商店街の中の店舗でしたが、実は、商店街のことに触れなければいけなかった事例です。「商店街全体が伸び悩んでいる」「B社の経営者は商店街振興組合の役員である」と明記されています。単にこの店のことだけを考えるのではなく、商店街とどのようにWIN-WINに繋がるコラボするか、まで、時には視点を広く持って対応することも必要です。

③「大げさな結婚式を好まず、多くの友人や同僚に参列してもらいたい」と思う会社員に対して・・・」
長いですね。実際このように解答していました。具体的なのは良いですが、サービスを提供する相手をこのようにダラダラと書くよりは、ここはシンプルにまとめて、「どのように提供するか」、「その根拠は何か」の方に字数を割いた方が良いです。この部分は‘手軽なパーティ形式の結婚式を求める会社員に対して’のように工夫して切り抜けましょう。

④「自社の施設を活用でき、独自性が出せるため・・・」
新たなサービスを行う根拠の部分ですが、独自性を出すことで終わってしまったら物足りないというか、不自然です。これが最終ゴールではありません。この試験では、大抵の場合、‘高い収益を確保できるため’と言い切ることが大事です(だって、売上が伸び悩んでいることに対する対応なので・・・)

⑤「ホームページで、予約状況を掲載する・・・」
これこそ「あと一歩」。ホームページを活用するところまでは正解でしたが、予約状況(いわゆる空き状況)だけでなく、‘料金’まで載せる必要がありました。日頃ホテルとか航空券を予約するとき、当然書いてありますよね。思いついた自体に満足せず、しっかりとどうあるべきか冷静になって考えてみましょう。

⑥「野菜に関する知識や調理方法を提供する・・・」
①と同じです。こんな回りくどい言い回しよりも、ズバリ‘料理教室を開催する’と言い切る方が、このケースでは確実にBetterな対応でした。もちろん、講師となる人がいること、場所が空いていること等々、根拠は必要です。そこまで盛り込めればBestですね。

⑦「各店舗において、効率的な商品納入量を決定する・・・」
これは、②と若干似ていますが、視点を広く取らなければいけないケースです。ある地域に数店舗構えるチェーン店(食品スーパー)において、最終的には各店舗で何が・どれくらい売れるかを算出するのですが、それをベースに‘売れ残りそうな商品を、柔軟に店舗間で移動する’という発想が必要ですが。これにより、廃棄ロスも少なくなり、全体としては売上げ増に繋がりますよね。もちろん、なかなか思い浮かばなければいけませんが、言いたいのは、先ほどの商店街や、チェーン店の場合は、全体を巻き込んで何かあるかもしれないな、と準備しておくことです。

⑧「○○品を拡充する・・・」
すでに散々言われているかもしれませんが、何かを拡充する場合は、スペースの都合できっと何かラインアップを縮小する必要が出てきます。また、このケースでは、拡充・縮小する商品を、誰が選ぶのか(B社が保有する○○の知識を持った社員)のところまで書けば、十分な根拠になりました。さらに、競合他社と比較しての価格設定までできればベスト。時間が許す限り、より具体的に(もちろん、あくまで与件文から逸脱しない範囲で方策を充実させましょう!

⑨「積極的な商品提案により、売上増が期待できる・・・」
一見正解っぽく見えますが、これだとやはり「どのように」の部分が甘いです。どのようにというのは、例えば‘メールを活用して’とか‘ホームページを活用して’と言った内容です。しつこいですが、事例Ⅱではそこを重視してみてください。きっと与件文にヒントが隠されているはずです。このケースもしっかりと書かれていました。本番でも、そういう細かくサラッと書かれているところを見落さないようにしましょう!

⑩「紳士服ブランドを新たに立ち上げる・・・」
最後のケース。これもあと一歩でした。与件文を元に、紳士服ブランドを立ち上げるところまでは正解でしたが、やはりどう売るのかが書けていない。既存の店舗で売るのか、別の専門店舗網を構築するのか、あくまで顧客に対してどのように提供するかを重視しなければいけません。ブランドを立ち上げること自体で解答が終わってしまうことはまずないでしょう。そんな視点で今まで模試や答練が解答できているか、もう一度確認してみてください。

以上事例Ⅱからの10項目でした。共通する部分が見えてきますよね。何度も言うように、決してぶっ飛んだ発想を求められているわけではありません。あくまで、与件文に書いてあることをベースに、サービス内容や商品を:誰が・誰に対して・いつ・どこで・何を・どのように提供するか丁寧に書いてあげればOKです。もちろん、すべてのケースで全部書けるわけではありませんが、制限字数内に極力多くの要素を盛り込んであげましょう。事例Ⅱならではですよね。
本番では、決して朝一番の事例Ⅰを引きずらないようにフレッシュな気持ちで、、みなさんならきっとできるはずです。
GOOD LUCK!!

byコニケン

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