こんにちは、ふうじんです。

今週は事例II特集。事例IIは事例Iと双璧をなす2次筆記試験の花形、例えるならば華やかな主演女優。「さぁ、私の出したヒントから、真っ白なキャンパスにあなたらしく素敵な絵を描いてみせてね!」というリクエスト。

■気宇壮大な事例II■
さてこのブログの2次対策、基本的には「2次筆記試験の合格確率を高める」考え方のご提案。よってキッツキツに「要求解釈」やら「因果関係」やらをとことん自力で考えるための提案が多いのだけど、事例IIだけはちょっとスタンスを変えたい。

それは事例IIが あまりに

気宇壮大

であり、試験問題としてコツコツ点数を稼ぐ対象と捉えるだけでは、あまりにもったいないから。

気宇壮大
<意味>
心意気、度量や発想などが人並みはずれて大きいさま
▽「気宇」は心の持ち方、度量。「壮大」は非常に大きくて立派なさま。
<用例>
酒が入ればただちに気宇壮大となる気質は父親から受けついだものであろう。(宮尾登美子・楊梅の熟れる頃)
出典:三省堂「新明解四字熟語辞典」

ではどれだけ気宇壮大?H16年~H21年の事例II B社の特徴表現でチェック!

H16年 B社
ペットショップのオーナー夫婦に対し、品揃え戦略と会員カードによる顧客関係性構築を提案
 
H17年B社
地元美容院の成長過程を分析し、業態戦略と顧客・従業員満足を追求
 
H18年B社
地元テニススクールの大手対抗戦略と、学習塾を始めとする今後の新規事業を提案
 
H19年B社
地場ホームセンターが大手に対抗して売上増加を図る戦略と、インターナルマーケティングによる従業員のヤル気強化
 
H20年B社
高級温泉旅館の4代目女将の新事業計画を諌めつつ、温泉組合にも協業をベースにした集客強化を提案
 
H21年B社
元スポーツ用品店の他社協働による新規事業立案と、ネットを活用して地域の町おこしに協力

なにやら年を重ねるごとに「気宇壮大指数」が加速度的に急上昇中up
H21年B社 地元スポーツ用品店 はとりわけスゴかった。もはや「企業診断」の枠を大きくはみ出し、すぐにでもマラソンsportsとフットサルsoccerに飛び入り参加したくなるワクワク感さえ漂わせていた

■解いて楽しい事例II■
感心してばかりもいられないので、多少は受験生の視点からも記述。はっきり言って、事例IIは楽しい。いつもの「要求能力マトリクス」で考えれば、

分析能力
分析整理能力
→第(1)問

問題解決能力 →第(2)問

創造力
企画提案能力
→第(3)(4)問

ポイントは第(3)(4)問。なんと「創造」することが認められ、「提案」しても良い!これはほぼ事例IIのみに許された特典。

相手の意図の「想像」を要求される主演男優(事例I)と比べ、主演女優(事例II)の心優しさたるや涙が出るほどありがたい。しかも「創造」「提案」と言ったって、問題本文(与件文)に散りばめられた根拠を用い、市場機会×B社の強み で容易に導ける。これで得点を稼がない方がおかしい。

■事例II処理スタイル:難しさ&解答順■
とはいえ。
それなりに点差がつかないと試験にならないから、それなりの工夫はこらしてある。気宇壮大な事例IIに失礼にあたらないようそそくさと指摘すると、以下の2点。

分析整理能力
問題解決能力

「分析整理能力」はもう今更説明不要でしょ?
そして「問題解決能力」要求の恐ろしさとは、「根拠の行ズレ」。

細かい説明は省くけど、このミスを犯すと、得点スキルが高ければ高いほど「素晴らしく完成度が高く精緻な、誤った解決策」答案が出来上がり!
おぉ恐ろしい・・。ちなみにこの対策も面倒なので割愛。この話は講師の受け売りだから、誰かが書くでしょ。

あと「解答順」の話を一応。事例IIの問題設計上、第(1)問を真っ先に解答し、そこで特定したB社の強みをその後の第(2)問・第(3)問で使うパターンが多い。でも散らばった根拠を確実に整理するのって、時間ロスしやすいんだよな・・。

私個人はこの問題に対する答を探しあぐねたまま2次筆記を終えてしまいました。よってどなたかお詳しい方、ぜひ見解お願いします!

■事例IIを得点源にして合格?■
高得点が稼げる事例II。確かに「事例IIで大きく稼いで合格しました!」という体験談を見掛ける機会が多い。しかし不合格者数>>>合格者数であるこの試験。体験談は事実の半分しか語っていない可能性がある。それは何?

事例IIが高得点しやすいのは、ネタにシンクロすればスッと配点がくるから。
しかし要求される能力、解答構成要素は事例I、事例IIIと明らかに異なる。

つまりスト本科生が事例I・IIIで得点が伸び悩む一因は、

事例IIの成功経験(=解答スキル)を事例I・IIIに持ち込んでしまうこと。

そう、事例Iのハイライトは「要求解釈」。IIIのそれは「因果関係」。後は想像すればすぐわかる話。事例IIを得意とするのはOK。しかし事例I・IIIが不得意なままなら、合格可能性は大きく後退。

そして「最終集中特訓」が終わると、後は第三者から公正に自分の解答スキルを評価してもらえる機会は「2次オプションゼミ」のみ。それまでに、

事例I・II・IIIそれぞれの要求の違いを理解
その期待に正しく応える解答編集スキルを自分で考え出す

ことが不可欠。脅かしてばかりで恐縮ですが、残された3週間という時間はあっという間。

■+α  ・・実は大丈夫!理論■
しかしご安心。この記事のタイトルの「+α」が何を意味するか気になっていた人は鋭い。それは、

問題点さえわかれば対策は容易

という応援メッセージ。そして「合格倍率実質3倍理論」を信じるなら、無理に出来の良い答案を書かずとも、実はストレート合格可能

これまで何度も指摘してきた通り、スト本科生の実力が急に伸びるのはこの先3週間。そしてこのブログでは、「一次試験を余裕で通過してきた」昨年のT○Cスト本科生6名が、

・2次筆記対策11週間でいかに思い悩み
・最後に気づきを得て2次筆記本試験に臨んだか

までのコンテンツをこの先豊富に用意済み。
実は、今までの「出し惜しみ」はこの先3週間でのロケット加速のためこれまで思い悩み、深い霧の中にいたほど、視界が拓けた時の空は冴え冴えと澄み渡っているはず。

では残り3週間。悔いを残さないよう、全力で行きますよ!

byふうじん



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平成21年度の事例Ⅱに質問です。

問3のB社が独自で行える新しいサービス事業は?
この模範解答の方向性が予備校で全然違います。

TACは気宇壮大にフットサル場に作る

TBCはフットサル場を作るなんて現実味なし

活用していない資源やB社の強みを活用した新規サービス事業を解答すればいいと思うのですが、
どこまで気宇壮大に解答してもいいものでしょうか?

こば様、質問コメントありがとうございます。
.
>活用していない資源やB社の強みを活用した新規サービス事業
→はい。フットサル場で正解です。TBC解答は見ていませんが、2次受験指導に定評ある学校ですから、あえて一般的な解答の「一つ上」を示したものと思います。
.
>どこまで気宇壮大に答えて良いか
→設問によります。問3は「自社の遊休資産」×「潜在的な市場ニーズ」で、気宇壮大レベル1あたりです。問5は自社の枠を飛び越え「町おこし」なので、レベル4あたりです。これで一旦回答になりますでしょうか?

ご返信ありがとうございます。
大変参考になりました。

町おこしは事例Ⅱ以外でテーマになりそうもなく
気宇壮大ですね。

気宇壮大な事例Ⅱだからといって
与件文の世界からはみ出ないように注意します。

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