どこまで書くことを我慢できるか
1次合格発表がありました。
合格された皆様、おめでとうございます。
突然ですが質問です。合格者数が例年より多かったという事実を受けて、2次に向かう心境はどちらですか?
2次合格者総数が増えるだろうからラッキー
2次合格率が低下するからアンラッキー
「成功する人の思考・成功しない人の思考」的な題名で問われそうな質問ですが、みなさんは、どちらでしょう。
私の答えは、「考えても仕方がないことだから考えない」ですけどね。
こんにちは、らいじんです。
先週末TACの2次公開模試も終わって、いよいよ本試験に向けてラストスパートですね。
模試の手ごたえは如何でしたでしょうか?・・・・といっても上級生ならまだしも、スト生は「どの程度の成績になるかなんて良く分からない」という方がほとんどかもしれません。
その昔、模試の結果が全国1位だったのに、「全然できなかった・・・orz」と感じていたスゴイ方もいたくらいだからね。
ま、何度も繰り返してますが模試なんてものは失敗してなんぼ、本番の結果には何ら関係ありませんから、結果なんぞ気にせず精進するだけですね。
事例の時間配分
さて、流石にこの時期になって事例80分の時間配分を、読む・考える(20分)→書く(60分)とかしている人はいないと思うけど、特にスト生は書くことに費やす時間の方が、かなり多くなってしまうという人は意外と多いのではないでしょうか。
事例演習に取り掛かり始めたころ、某講師から繰り返し言われていたことは、書き始めたくなる気持ちを我慢して、考える時間をしっかり取りなさいということ。
闇雲に解答欄を埋めたところで、点数なんか取れない試験だから、そんなことあたり前田のクラッカーなんだけど、ついつい書き始めたくなっちゃう気持ちもよく分かる。空欄つくるの怖いしね。
でも、書くスキルをガッツリ鍛えてきている上級生を相手に、書くことに時間を割いて戦いを挑むことが、果たしてスト生にとっての勝つための戦略と言えるんでしょうかね?
学習の時間配分
同じようなことが2次試験までの学習時間の配分についてもいえる。
2次試験のコアスキル、読む・考える・書く(伝える)を伸ばすために、それぞれ時間をどのように配分しているのか。つい小手先の点数が欲しい気持ちに負けて書くスキルを鍛えることに多くの時間を割いていないだろうか。
これは何も圧縮編集だとか、書くスキルそのもののトレーニングについてだけ言っているわけではなく、予備校の解説授業、事例の振り返り、グループ学習、いろいろな場面で、解答例や他人の解答に対する自分の興味が書き方そのものに偏っていないかということを自身に問いかけてみて欲しいということ。
例えば、予備校の事例演習で答案を友人数名と見せ合いっこしたとして、「あ、この書き方いいな」とか「助詞を抜かせばキーワードを沢山盛り込めるんだ」とか、そんなことばかりが頭に浮かんでいませんかといったこと。
特にスト生は、読む・考えるスキルをしっかりと鍛えないと多分上級生には太刀打ちできない。書くことをどこまで我慢できるか、これ意外とスト生が合格するためのポイントではないかと個人的には思っています。
なので、先の例でいえば、「どうしてこのポイントを入れようと考えたのか」とか「何故このキーワードを盛り込んだのか」とか考える方が重要ではないかと。
という視点で私が合格のために受験生時代にしていたこと。
予備校の授業を講師の近くの席で受けること
その目的は、講師の話をしっかり聞くとか、眠らないようにするとかではなく、受講生の質問を聞くことでした。
同じ授業を受けていれば、誰が成績優秀か大体わかるし、成績優秀な人達がどんな考え方をしているのかが質問を聞いているとわかるし、自分のレベル感なんかもわかったりする。
自分が少なくともAクラス入りはできているだろうなと確信したのも、上級生のいる教室での授業で同じように質問を聞いていた時だったな。
では、今日はこれまで。
by らいじん