【事例Ⅳ】今年はどうなる事例Ⅳ?

「前回はこれで大丈夫だったから今回もこれで大丈夫」   という考え方で大丈夫?

ふうじん風の書き出しで始めてみました(笑)、くれよんです。

本題の前にまずはお知らせ。没問でましたsign03運営と中小で一つずつです。(詳しくはこちらを参照)

では、本題へ。冒頭の言葉、例えば、「前回の提案はこれで勝てたから大丈夫。」 といった感じで、仕事でも診断士試験でも思った以上に飛び交っている考え方。 確かに参考にはなるかもしれないが根拠とするには薄いのは自明。なぜなら、前回と今回では環境が 異なっているから。(・・・ちょっと事例っぽいと思えた人は学習の進捗良好です)

前置きが長くなりましたが、本日の記事は、今年の2次試験と事例Ⅳについてです。

■今年の2次試験はどうなる?
予備校講師の発言や受験生の感触を拾っていくと今年の1次試験は例年よりはかなり易化した様子。ご存じの通り1次試験は420点突破の絶対値試験である一方、2次試験はこちらの記事にも あるとおり、900名程度の枠を争う相対試験。 仮に今年の1次試験合格者数が例年によりも多かったとすると2次試験の競争率が厳しく なることが予想される。

さて、それを踏まえて今年の2次試験はどうなるか?
①問題の難易度は変わらないが合格に必要な得点水準が上がる。
②合格者の得点水準が変わらない程度に問題の難易度が上がる。

まず①の場合、合格ライン付近での山が高くなり、例年よりも1点の重みがUPする。したがって、出来る人・出来ない人に大差がつく事例Ⅳの重みが増すことが考えられる。
次に②の場合に考えてみる。2次試験は診断士としてあるべきスキルの教育の場という昨今の道場の考え方(全員が同意しているわけではないと思うが、私は肯定派)に基づいてみると、作問者として、合理的に合格ライン付近の山を後方に崩すために難易度を操作する対象として選ぶのは事例Ⅳではないだろうか?事例Ⅰ~Ⅲのスキルは基本的にオーソドックスな「聞く・考える・伝える」のスキルに力点が置かれているのに対して、財務のスキルは本来、「6割できます」じゃあ不十分だろ?というスキル。よって、難易度を上げることの抵抗感が小さい上に、財務の問題であれば変更しやすく、変更による影響が想定しやすいという特徴もある。

つまり、何が言いたいかというと、「今年の試験でストレート合格を狙うのであれば、例年以上に事例Ⅳのスキルが重要になってくる」可能性が高いということ。冒頭の言葉のように、「前回はこうだったから」と安直に考えておかない方がいいのではないかというのが私の印象。もちろん、信じるのも、くれよんの戯言としてスルーするのも全く自由。ただし、相対試験である以上、こうした思考は試験当日まで持っておくとイイことあるはず。

■事例Ⅳの強化方法
あおるだけあおって、HOWを入れないのも 不親切なので、事例Ⅳの強化方法についてひとつの考え方を。以前に【2次道場】でこんな記事を書いているように、 私は「財務コツコツ」に否定的。 苦手なままコツコツやるよりも、「分野毎に理解できるまで”ガツンと”やりこんでから、 忘れないためにコツコツ続けておく方法」を事例Ⅳの勉強の考え方としてはオススメ。


「改善による得点アップ期待度(=自分の苦手度)×出題可能性」の掛け算で最も期待値の高い領域から、順次、得意領域に持っていけるようストイックに特訓して下さい。

 

では、今日はこのへんで。

by くれよん

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