失敗の類型化:ZonEがよく陥った失敗

こんばんは。ZonEです。

皆さん、2次試験対策の事例演習での手応えはいかがですか?

色々と克服しなればならない課題が多く、特にストレート生はなかなか得点に結びつかずにイライラすることも多いでしょうが、演習を重ねることで確実に「(得点にはまだ結びついていなくても)できるようになったこと」が増えつつあるハズです。

そういった小さな成果をきちんと評価しモチベーションを維持しつつ、本試験までに開眼することを信じて努力を続けていただきたいと思います。

 
さて、今週は「失敗の類型化」という共通テーマで執筆させていただきます。

トップバッターということもございますので、まず、なぜ「失敗の類型化」をする必要があるのか簡単にご説明させていただき、その後で私がよく犯したミスについてご紹介させていただきたいと思います。

 
同じ問題は2度と出題されないが、同じ失敗は繰り返される

当然と言えば当然のことではありますが、診断士の2次試験で過去の本試験問題と全く同じ事例は出題されません

しかし、ケースに出てくる企業や解答に盛り込まなければならない要素は違えど、パターンとして似たような内容が問われることはあります。

また、事例演習を繰り返していると、各自が洗練させている解法プロセス内で同じような原因で処理が漏れたり、抽出しなければならない根拠を見逃したり…という似たようなミスが少なからず発生します

同じような原因で同じようなミスを犯す機会はそれほど多くないため、事例演習を解いた後でしっかり復習をしておかないと、次回同じミスをしたときに「同じミスをしたことに気付けない」という怖さはあります。

しかし、同じミスをしたことに気付き、その対策をきちんと取っておけば、確実に2次試験の対応力が向上し得点も安定していきます。

ですので、ミスを犯したら「どのプロセスでそのミスを犯したのか?」と「なぜそのミスを犯したのか?」をきちんと分析・反省し、同様なミスを犯した際にそのことをきちんと認識し、2度と同じ過ちを繰り返さないために「失敗を類型化」しておきましょう。

 
それでは、恥ずかしながら、私がよく犯したミスについて何点かご紹介させていただきたいと思います。

今読んでもピンとこないものをあるかもしれませんが、ご自身が同様なミスを犯した際に、そういえばZonEが似たようなこと言っていたなぁ…と思いだしていただければ本望です。

 
「一読して意味が分からないフレーズ」にご用心

人間は理解できないことや意味不明なことに直面すると、ついつい見なかったことにしてしまうものです。

しかも、80分という時間制限に追われて与件文を読んでいるときに、一読して意味不明な文章が出現すると、意外と平気でスルーしてしまいます。

特に私は面倒くさがり屋なのでその傾向が強く、その一見意味不明な文章をじっくり噛みしめて読むと、実は重要な根拠やヒントが含まれていた…といったミスをよく犯していました。

作問者の立場に立って考えてみると、一読して意味が分からない文章は、日常生活で使わない/自然の流れで出てこないフレーズなので、何かしらの意味を持たせて与件文に盛り込んでいるハズです。

それなのに、そんな重要な要素を平気でスルーしていては、ダメダメ…ですよね。

ということで、「一読して意味が分からないフレーズ」が出てきたときには、気軽にスルーしないようにご用心くださいませ。

 
「強い根拠を見つけた直後」にご用心

与件文を読んでいると、唐突な接続詞唐突なフレーズが出てくることって結構ありますよね?

たいていその手の文章は、解答に盛り込むべき要素だったり、解答が割れそうな時に予防線を張るための制約だったり…と強い根拠である可能性が高いです。

…とここまでは良いのですが、そういった強い根拠の直後に別の解答に使うべき根拠や制約がサラっと書かれていると、気付かずにスルーしてしまうことが多々ありました。

さらに、強い根拠の直後に一読して分からないフレーズが出てくると、そのワナに着実にハマっていました…。

また、ミスが発生するプロセスは異なりますが、解答に盛り込むべき強い根拠が見つかった時に、そこで満足してしまい、それを解答に記述したら…実はもっと深いことまで聞かれていた…というケースもよくありました。

良い解答が思いついた時こそ、それが本当の探しモノかどうか再度疑ってみる…ということも大切ですよね。

 
「一つの文章に複数根拠」にご用心

多くの方が、与件文に下線やマーカーを引いて、どの設問の根拠として使うか対応付けを行っているかと思います。

1つの文章が1つの設問に対応していればよいのですが、1つの文章に複数の設問で使う根拠が盛り込まれていて、例えば前半部分は第2問で使用し、後半部分は第3問で使用する…なんてパターンもけっこうあります。

私は大雑把な性格なので、このようなパターンで、片方の設問の根拠としてしか使用できない…というミスをよく犯していました。

一昨日、道場セミナーの準備のために、久しぶりに事例問題を解いたのですが、見事にこの手のミスを犯してしまいました…。

昨年の本試験前は、よく陥りがちなミスをまとめたノートを隙間時間に読んでいたので、本試験直前にはこの手のミスをしないようになっていたつもりですが、油断すると今でも同様のミスをするもんだなぁ…とちょっと複雑な心境です。

 
他にも、「文字ベースでしか事例企業をイメージできていないため、無理なアドバイスを提言」してしまった…など色々ありますが、シリーズ企画なので今日はこれくらいにしておきます。

まだまだ残暑が厳しいですが、体調に気を付けつつ引き続き頑張ってください。

それでは、今日はここまで。

by ZonE

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です