【中小経営】本番に向けて~最後の最後まで

みなさんこんにちは、コニケンです。
3代目執筆陣でお送りしている「超直前まとめ特集」、本日は5科目目の中小企業経営・政策です。みなさん、この科目に対して、どのようなイメージを持っていますか?たしかに、他の科目たちに比べると少し性格が異なりますし、「統計の数字とか政策とか覚えるのは面倒くさいなぁ…」なんて心の中で思って方もいるかもしれません。
まず、言いたいのは、たしかに本番直前ではありますが、この科目に興味を持ってみましょう!この中小企業に纏わる様々な事実は多くの方が今まで決して触れることのなかった世界だと思いますし、個人的には「なるほど、日本の大変を占める中小企業はこういう状況だったのか!」と講義で素直に頷いていたのを覚えています。もちろん、驚きも多かったですが。
これが実感できてこそ、中小企業診断士試験にチャレンジし、合格した後、中小企業の経営改善の支援に携われる資格が得られるのだと私は思っています。
他の科目にも共通して言いえますが、「この科目つまらないなぁ」って思っていたら、絶対に伸びないですよね。ネガティブに考えているものがあれば、是非この機会にちょっと見方を変えて頂ければいいなぁなんて思っています。

さて、本題に入りましょう。この科目はご存じのように、中小企業白書をベースにした前半の「中小企業経営」、そして国や地方公共団体が打ち出している「中小企業政策」があります。
前半の中小企業経営は、早くも’伝説的な’記事となった、怒7のときのこぐまさんの記事「2011年版白書のポイント」を改めて端から読んでみてください(最初のアップ時から、訂正等が入ったのでご注意ください)。これが頭に入っていれば、まず前半に関しては問題無いでしょう。逆に、これ以外のことが出たら、もはや仕方ないです。。

今日は、本番まで&本番中に意識・実践したいポイント3つと、中小企業政策に関して、中小企業庁のHPより一部抜粋してご紹介します

<意識・実践したいポイント3つ>
1.「最後のまとめ」を自分なりに工夫してみよう!
ここまで一年間、7科目分の学習を頑張ってきて、相当な新たな情報量を頭に詰め込んできたと思います。もちろん、この科目も例外ではありません。私の過去の記事でも何度か触れていますが、いまこの時期にまだ不安だと思う論点を再度確認して、書き出してアウトプットすることで、確実に自分のものにする
私がこの科目で行ったのは、今も手元に残っていますが、法律・制度名~関連機関~関連する数字を結び付けた一覧表を作りました。複数の法律・制度を並べてみると、細かいポイントの違いも一目瞭然ですよね(例えば、認定するのが経産大臣なのか、都道府県知事なのか、等)
他には、この科目では各組合制度の違い等もポイントです(事業協同組合、企業組合、協業組合・・・)⇒みなさん、ちゃんと頭に入っていますか?
紙一枚にまとめておけば、通勤時間や本番に向かう電車でも簡単に確認できます。
言いたいのは、残り時間も無いので、あくまで今自分が不安と感じていることのみに絞ること、そして自分が一番見やすく・覚えやすい形でまとめること。テキストの表が必ずしも一番見やすい形にはなっていないですし、間違いなく、書くことで新たな気付きもあります
それほど時間をかけない程度に、手間を惜しまず「最後のまとめ」を頑張ってください。

2.本番直前の昼休みまで有効に使おう!
この科目は2日目の午後から始まりますが、直前に昼休みがあります。知り合いが同じ会場にいる場合、気分転換にしゃべるということも考えられますが、結局午前中の科目の話になったりして、(あくまで個人的には)プラスになることはあまり無い気がしています。
それだったら、この科目だからこそ、最後の最後まで1で作った自分のメモや、テキストの重要なところを読み返しつつ、気持ちを盛り上げていくことがよっぽど有益だと思いますし、私は実際にそうしました。直前で見たものが出ることも大いにあり得ますし、本当にそうなったら、試験中にめちゃくちゃテンションが上がりますよね。
(一応言っておきますが、二次試験のときの昼休みは、逆に特に何も読まず、音楽を聴きながらめちゃくちゃリラックスしていました)
ストレート生は、本番になってみないと昼休みの雰囲気もあまりイメージができないかもしれませんが、是非自分なりにベストな昼休みの過ごし方を考えてみて、本番当日も最大限活用してください。

3.最後の科目だからこそ、気を抜かず集中しよう!
模試でも経験されたと思いますが、長い1次試験・7科目のうちの最後の科目です。体力的にも疲れているし、色々な思いも頭に巡っているはずです。
正直、私のとき(おととし)は、とにかく1科目目の経済学があまりにも難しかったために「40点行ってるかな…」ということが、最後までなかなか頭から離れませんでした。
しかし、終わってしまったことをクヨクヨしていてもいいことは何もありません。自分の中に少しでもそういう意識があったからこそ、実際に乗り切れたのだと思います。とにかく前を見ましょう。あ、前を見過ぎて、「これから2次試験不安だな」と思うことも、少なくも本番中は必要ないです。。1次試験が終わったら、たっぷり悩んでいきましょう(笑)
そして、この科目は圧倒的に途中退室が多いです。でも、周りのことは絶対に気にしないこと。早く出た人にボーナス得点が与えられるわけではないです。あくまで自分のペースで一つ一つ慎重に解いてください。
「もう出し切ったぞ!」と3回確認して、それでも時間が余っていたら退室してもいいと思います!

<中小企業庁HPより>
みなさん、中小企業庁HPをご覧になったことはありますか?このページには、テキストの元ともなっている項目が散りばめられています。
今日は、もしかしたら試験には直結しないかもしれませんが、冒頭に述べた「自分はこういうことを目指しているんだ!」と実感して頂くためにも、「中小企業支援計画」から抜粋してご紹介します。
他の項目については、分かりやすく書かれているので是非こちらをご覧ください

1. 平成23年度中小企業支援計画(※H24年版ももちろんすでに出ています)
■中小企業を取り巻く環境:
平成22年度の中小企業の現況は総じて持ち直しの動きが見られていたが、東日本大震災の発生により、東北地方沿岸部を中心に、甚大な被害を受けたばかりでなく、原子力発電所の事故や電力供給制約等、様々なマイナス要因が生じ、業況は大幅に悪化した
~中略~
今後、中長期的には人口減少・少子高齢化に伴い国内市場の伸び悩みが見込まれる一方、新興国の台頭や市場拡大の動きが加速しており、中小企業にとっても、グローバル化への対応が不可欠となってきている。
中小企業は我が国経済の活力の源泉であるとともに、地域経済社会や雇用を支える存在でもある。~中略~中小企業の活性化が必要不可欠である。このため、中小企業が様々な環境変化や経営課題に対応し、その持てる力を最大限に発揮し得るよう、中小企業の経営資源の確保を引き続き積極的に支援していくことが必要である。

■基本方針
・中小企業の立場から経営支援を充実・徹底するとともに、起業・新事業展開のしやすい環境を整えるため、中小企業の経営力の向上を図る経営支援体制の強化事業、中小企業の技術力向上のための研究開発事業及び中小企業の新分野への進出を促進する中小企業の販路開拓事業等を実施する。
・中小企業の人材の育成、確保を支援するため、中小企業人材対策事業を実施する。
・中小企業の海外展開支援体制の充実を図るため、海外展開等支援事業を実施する。
・地域コミュニティを担う商店街の活性化事業等を実施する

~中略~
本支援計画の実施に当たっては、国・都道府県・中小機構が、「対話と協力」という基本的な考え方の下で情報交換を行い、それぞれの施策について理解を深め、適切な役割分担の下で緊密に連携し、施策の効果を最大化することが重要である…

いかがでしたか?まだまだ文章は続きますが、経済産業大臣の名前でこのように書かれています。少しはみなさんにも響いたのはないでしょうか?一日でも早く診断士になって、実際に自分も力になりたいですよね(私も強くそう思いますし、来月の実務補習頑張ります)
そのためにも、まずは来月あたまの1次に全力でぶつかっていきましょう!おとといのを~さんの記事の通り、まだまだ時間もありますし、できることももちろんあります。道場執筆陣全員で応援していますよ!
「直前特集」の残り2科目もお楽しみに!

byコニケン

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