【運営管理】超直前期まとめ~絨毯爆撃で

こんにちは。こぐまです。
一次試験まで残すところ23日となりましたね。

 

本日から、全7科目についてひとり1科目ずつ、科目順不同で超直前まとめ記事を掲載します。
各科目、ひとつでも何らかの気付きを得ていただければ幸いです。

まず、1番バッターは「運営管理」。
私の場合、この超直前期は基本的に5年分の過去問解き直しが中心で、何度も間違う論点やどうしても覚えられない事項を1週間前に総まとめするというやり方で切り抜けました。
運営管理は、繰り返し似たような問題が出題されているからです。

こういう時期ですので、総まとめはばくっといきますね。
運営管理は毎年、広く薄く出題される傾向があるので、弱点集中攻撃はやるとしても、ヤマをかけるのではなく、最後まで幅広く絨毯爆撃方式で押さえに行くのがよいと思います。

 

◆計算問題◆

たぶん受験校でも口を酸っぱくして言われていることと思いますが、運営管理の典型的な計算問題を確実にゲットすることは、60点超えの必要条件です。道場の過去記事でも何度も触れられていますね。

・移動平均法と指数平滑法
線形計画法
PERT
ジョンソンの方法
・進捗管理(流動数曲線、ガントチャート等)
標準時間の算出方法(外掛け法、内掛け法)
レイティング
サイクルタイム、ライン編成効率、工程数、バランスロス
設備総合効率(時間稼働率×性能稼働率×良品率)
運搬活性示数
・資材所要量計画(MRP)
経済的発注量(EOQ)
有効在庫量、発注量(定期、定量)、安全在庫(定期、定量)、発注点(定量)
・商品回転率(売価、原価)
・GMROI
・交差比率
・商品予算計画(売上高予算→在庫高予算→減価予算→値入高予算→仕入高予算
・在庫高予算…基準在庫法と百分率変異法
・値入高予算…各値入率

どれが出てもおかしくない論点ばかりです。
また、1問で複数論点合わせ技(選択肢)もよく出題されますし、純粋な計算問題でなくても、公式等を覚えていないと正解を選べない文章問題もあります。

特にここ2年、生産管理の分野で、論点が何なのかすぐには思いつかない計算問題や、そもそも難易度が高い問題が多く出題されているように感じます(平成22年度第7問、11問、17問、平成23年度第10問、17問)。

そういう問題は拘らずに後回しにしましょう。たぶん、正答率は低いです。
過去問、答練、模試で出題された問題を繰り返し解き直して、上記基本論点の解法を体に覚え込ませておきたいですね。

過去記事では以下が非常に秀逸で、昨年、私も印刷して何度も読んでいたものです。

運営管理で高得点するポイント:その②GMROI・基準在庫高で差をつける!
パタ解き~GMROIを解く魔法の箱

 

◆直前詰め込み~短期記憶対応領域◆

邪道ですが、私が採った方法です。
頻出論点ですが、細かすぎて長期的な記憶ができないもの(必要がないもの)は、この時期でも最後の方(直前1週間)にまとめて覚え、試験時間中だけ対応できればよしとしていました。

恥ずかしながら、模試後にもすぐ忘れていましたので・・・。

・まとめておいた主要JIS定義の読み直し
・IEの各種分析手法の詳細(サーブリック分析、ストップウォッチ法、PTS法、ワークサンプリング法、レイティングの要不要など)
・QC7つ道具(特に管理図)
・新QC7つ道具・・・過去1回(平成21年度)しか出題なし(ということは…?)
・生産情報システム

・照明用語(光束・光度・照度・輝度)

これらは2次試験には関連性がありません。1次試験だけで必要とされる論点であり、出題されれば取れる問題が多いので、「90分間記憶対応」と割り切りました。

IEの体系はこの記事、工程図記号はこの記事の覚え方が役に立ちます。

 

◆捨て領域◆

この時期には全く手をつけなかった論点です。特に最初の3つはほぼ必ず出題されますが、極めて効率の悪い分野と判断し、他科目の学習とのバランス上、さよならしました。

商圏の理論法則はやっておいてもよかったかもとは思いますが、若くない私が覚えるには脳の容量を超えていて諦めました(昨年度は出題なし)。

くれぐれも、「捨てるべき」領域は各自で判断してください。

・廃棄物管理、環境関連法規、ISO14000シリーズ
・鉱工業技術知識
・建築基準法
・商圏の理論法則(ライリー・コンバース、経産省の修正ハフモデルなど)

 

◆絨毯爆撃領域◆

裏返しで、上記以外の論点は繰り返し愚直に問題を解き、解説を読むことで理解度を再確認
弱い論点を徐々に絞り込み、そこに波状攻撃を加えてゲット。

特に店舗管理分野は用語の正確な知識が必要とされるので、陳列、POS、バーコード(JAN、ITF、GS1-128)、物流センター、SCM(プルウィップ効果、投機戦略等)、EDI、ISMなどの頻出領域は過去問や答練の復習で、典型的問題の選択肢を覚え込みました。

例えば、今さらながらですが、「ファサード」と「パラペット」の違い、すぐに出てきます?

また、Web-EDI、XML/EDIのそれぞれのメリット、デメリットはどうでしょう?

なお、店舗管理の分野は2次筆記試験では問われません。
次に皆さんがこれらの知識を必要とするのは、口述試験と実務補習の時です。

生産管理分野は合理的に体系的に把握することが重要です。つまるところ、QCD

2次の事例Ⅲで問われるのは、必ずしも1次試験の頻出分野ではありません(製品開発・設計、調達、外注管理等)が、1次試験での全般的な知識が最も活きる事例でもあるので、1次試験後のロケットスタートを意識して、超直前期も生産管理はみっちり過去問や答練で理解を深めておきたい分野です。

例えば、VEにおける機能の体系を間違いなく書き出せます?
またVEの価値定義の式はどうでしょう?

 

◆選択に迷った時は・・・◆

どんなに知識を磨き上げたとしても、どうしてもあやふやで迷う問題が必ずあります。
以前もどこかで書きましたし、もうほとんどの方が実践されていると思いますが、強い表現や限定表現を含む選択肢は「誤り」であることが多いです。

例えば・・・

・「すべて」「常に」「必ず」「絶対に」「全く」
・「のみ」「限り」「だけ」「しか」

他の科目でも同じことですが、どうにもこうにも判断できない場合は、こういった表現が含まれている選択肢は誤り選択肢だろうと考えて、消去法で絞り込んでいくことも必要です。

 

◆最後に◆

平成23年度は、それまでとはやや趣きが異なり、本筋から外れた問題が多かったと感じます。平均点も下がりました。

他科目も同様ですが、難易度や傾向の変化に動じないよう、もうここまで来たら自分の信じる教材でより深く知識と理解を磨き上げるしかありません。

ほとんどの受験生が、過去問、模試、答練のレベルを超えることはできないはず
最後の最後まで、それらを(誤選択肢も含めて)徹底的につぶしておけば後悔することはないと思います。

by こぐま

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です