楽しいグループ学習の時間です。

グループ学習やってますか?先週の記事でKengineerさんからも以下のご質問を頂きました。

皆さんは、2次試験勉強としてグループスタディされていたと思いますが、どんなやり方が役に立ちましたか?単に、事例解答を持ち寄ってお互いにみるだけでも効果がありそうですが、何か気づきを効果的に起こす方法などありましたら、よろしくご教授お願いします。

今日は僕らがやってたグループ学習について、語ってみたいと思います。

◆グループ学習はライバルを増やす?◆
僕がやってたグループ学習のメンバーにはふうじんとハカセもいました。道場はその延長線上にあるものとも言えますね。僕らは8人+2名(1次リベンジ組)の10名で進めたのですが、グループ学習を始めるにあたって、考えたことは1000人程度合格者が出る2次試験での、8名程度の学習仲間はライバルじゃないということ。全員合格したって、全然おつりがくるのだから、全ての情報は共有しようということを心がけました。精神的にはGive&Takeではなくて、Give&Giveです。

◆Giveすることはデメリット?◆
せっかく自分が気づいたポイントを他の人に教えちゃったら、自分の合格可能性が低下しない?2次試験が限られた人数の席取りゲームにたとえれば、確かにそうかもしれませんし、ものすごい団子レースの中では、損かもしれません。でも、僕は損だなんて思ったことありません。何より、人間は説明することで理解を深めてゆく動物です。論理的に相手にわかるように説明するテクニックは、そのまま2次試験の解法に当てはまります。Giveすることで失うデメリットより、得られるメリットの方が圧倒的に大きい と感じてやみません。

◆じゃ、どんなことしたの?◆
まずは、各人の解答を他人が採点して、添削したうえで、集まって徹底的に議論するというやり方から始めました。自分がなぜ×にしたのか、○にしたのか、部分点をつけたのかを説明するだけでも自分の考え方が明確になる効果がありました。設問文だけを読んで、正解を予測するというクイズみたいなことをやったこともあります。5人ずつ2組のチームで勉強会後のビールを賭けてやってみたのですが、どちらのチームも全く正解にかすりもせず、すごく楽しかったという経験だけが残りました。直前期の土日には、本試験と同じスケジュールでT◎Cの自習室に集合し、所見の問題を本試験と同じスケジュールで解答する「勝手にセルフ模試」も2回ほどやりましたよ。
毎回、みんながアイデアを出し合って、やることを決めながら進めました。「こんなことやってみたい!」とアイデアを出す人、みんなの予定をまとめて日程を調整する人、グループ学習は楽しく、前向きに、ということを考えながら進めてゆきましたね。てゆうか、やってて楽しかったんですよ。ほんとに。やらなきゃいけないという義務感ではなく、やってて楽しかったから。

◆得られた物◆
グループ学習をやることで客観的な意見と向き合える機会も、もちろん得られると思いますが、それよりも僕は、その後の人生でかけがえのないものを得ました。2次試験というかなり孤独な戦いの中で同じ苦労味わっている仲間との強い絆が生まれることで、気持ち的に救われることが一番大きなメリットだったと感じています。この仲間は合否に関係なく、今でもすごく強い信頼感で結ばれた仲間として継続しています。その中で後から加わってくれたZonEも含めて始めたのがこの一発合格道場です。同じ釜の飯を食った戦友みたいなものだし、価値観みたいなものも共通できているので、1人がちょっとしたアイデアを出せば、あっという間に議論は膨らみ、すごい行動力を発揮できるものです。グループ学習は2次試験合格には必須ではない でしょうし、診断士になってからも実務補習や研究会など、たくさんの素晴らしい方々に出会う機会もやまほどあります。でも、こんなに濃ゆい関係ができたのは苦しい時を同じ思いで一緒に過ごしたからだろうな、と本音で思います。

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楽しいグループ学習の時間です。”へ2件のコメント

  1. JC より:

    kengineerさま

    ありがとうございます。
    グループ学習は必須じゃないとは思いますが、みんなでやる方が楽しいかも。違った意見も聞けるし。
    これからもがんばってくださいね。
    応援しています。

  2. kengineer より:

    グループ学習の記事ありがとうございます。

    やはり2次の勉強はグループでやると楽しそうですね。皆さんの記事を読んでいると戦友という言葉がぴったりだと感じます。

    私が(DVDで)通っている学校には教室講座もなく、ほとんどこの試験の受験生には会いません。
    幸い、別口で2次のグループ学習をすることになりました。と言っても2人ですが・・

    独りで2次の勉強をしていて思うのは、多面的切り口の足りなさです。
    演習や過去問を解いている最中に「この論点とこの論点どっちだろうか」と思い悩むのですが、解答解説を見ると、また違った切り口での解答で「そこか!」となる。
    多面的にモノを見る訓練としては、講義や過去問、ふぞろいなどもありますが、他人の考えもなぜそこを選んだんだと驚くほど違うので、良い教材になりそうです。
    普段の仕事では意見の相違を調整するのが大変ですが、こういった場合の多様性は大歓迎ですね。

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