【情報】データで見る経営情報システム

こんにちは、ひめです。
週末はお天気もよく暑かったですね!家族とおでかけ、と束の間のリフレッシュに時間を使われた方も多かったかもしれません。

あくまで自分の経験ですが、この時期はガンガン攻めて勉強することと同じくらい、心と体のバランスを取ることも大事なように思います。焦りや不安は多かれ少なかれ受験生全員の方が持ってます。「ちょっとモヤモヤ気味だな」と感じている方は、今の気持ちを信頼できる人に素直に話すだけでも、楽になるかもしれません

自分に厳しくする時、甘やかしてみる時と、意識してアメとムチを使い分けながら、長距離走を走るつもりで走り続けてみてくださいね

 

さて今日からは情報WEEK。私自身、情報は苦手だなーという意識がありました。診断士の受験生にはSE等のシステム系の仕事をしている人が多く、また比較的男性はデジタル機器への関心の高い人が多いです。なので私のまわりには、感覚的に正答に辿りついている人もいました。知識も関心もほぼゼロベースの私としては、「わかったような、わかんないような・・・」ということだらけで、正直最初はとまどいました。

1年目の1次試験で情報56点・・・という結果になり、2年目に再トライ。2年目の勉強では、ITパスポートのテキストや、情報処理系試験の午前中の過去問&解説をペラペラと読んでました。診断士試験と被っている領域も多く、理解を深めることができて良かったです。1次試験の直前、7月に受けたITパスポート試験は85点。このおかげで苦手意識の呪縛も解かれて(笑)、当日を迎えることができました。

さて、では毎年恒例のデータ分析から。

1.データ分析

平均点はV字回復
下図をTACデータリサーチによるH23の平均点は64.5点と、7科目中で最高点でした。去年H23はアタリの科目だったと言えます。過去7年間の平均点・科目合格率の推移をみると、H21を底にしてV字回復してますね。試験委員の方は、昨年H23は少し簡単すぎたかな、と思ってるかもしれません。今年H24は難化傾向と考えて取り組むのが良いかなと思います。

 

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続いて、ランク別の傾向です。

H23はABCランクで8割越え
TACリサーチによる正答率では、正答率のランクをAからEに分類しています。
A(80%以上)、B(60~80%未満)、C(40~60%未満)、
D(20~40%未満)、E(20%未満)。

過去7年間のランク別分布を見てみると、平均点の近いH23(平均点64.5)と、 H19(平均点65.1)は同じような分布を示してます。H23はABランクだけで60点分、ABCランクを全部足すと8割を超えていました。H21,H22のそれと比べると、直近3年は易化傾向だったことがわかります。

 

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次に、領域別の出題割合です。

IT領域から5~6割が出題される
過去7年分のデータをもとに領域を大きく4つに分類しています。
IT(情報技術)、開発(システム開発)、経営(経営情報管理)、統計(統計解析)
統計は毎年一番最後に2題と、すっかり指定席。開発が2~3割、管理が1~2割といった感じで、残りの5~6割はITが占めています。

H23は、ITでは「仮想記憶装置」「プログラム言語(SQL)」「暗号化・セキュリティ」などのよく出るテーマが出されました。開発ではよく出題に出ていた「開発モデル」「モデリング技法」などがなく、外注時の注意点といった変化球が出題されました。経営は、「電子記録債権法」などと聞きなれない法律が出てきましたが、Bランクだったので、大方の方は解答を絞れたようです。

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最後に、領域別の難易度です。

(難)統計>>経営>開発>>IT(易)
こちらも過去7年のデータをもとに分類してます。領域別の難易度は、難易度の高い順から 統計>>経営>開発>>ITといった感じですね
データで見ると、統計解析の難易度はダントツ。Eランク(正答率20%未満)だけで4割を越えており、Dランク(正答率20~40%)を加えると7割弱。
情報の問題の選択肢はアイウエの4択が多いので、鉛筆を転がしても正答率25%(=Dランク)を稼げるはず。なのに、Eランクが4割超ということは、統計は鉛筆ころがしよりも酷い結果が待っている、ということ(涙)。H23も 2題出題されていますが、ランクはDとEでした。
毎年8点分が出題される統計への対策は、ちょっと悩ましいところ。このデータ分析から言えることは「やっても点に結びつく確率は低そうだ」ということ。

統計解析とあまり縁のない生活をしている方は、最低限の知識を効率よくインプットして、当日は選択肢を2つに絞った上で鉛筆ころがし!というのがいいかも。出題される2問のうち1問あたれば大成功

一方、IT領域については①難易度が相対的に低いこと、②毎年のように出題される頻出論点が多いこと、③出題割合が5割を越えること、を考えるとガツンと力を注ぐ領域といえそうです。

 

2.まとめ

分析データから言えること。昨年、情報のデータ分析をしたWackyのコメントと被りますが、情報が得意科目ではない方の攻略は以下のとおり。

【経営情報システムの攻略 まとめ】
●難易度が相対的に低いIT領域を中心に、頻出論点を確実におさえた学習を土台として得点を積み上げる。
●統計は、うまくいけば選択肢が2つに絞れそう、というポイントを押さえた効率的なインプットを目指す。

 確実にみんなが点を獲ってくる問題を逃さない。当たり前の話に帰結しましたが、過去のデータからも裏づけられた、ということでした

今週も一週間、がんばっていきましょう
by ひめ

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