二次試験への第1歩

こんばんは、JCです。

1次が終わってほっとしている皆様、ごめんなさい。カレンダーをご準備下さい。今年の2次試験は10月24日(日)まであとちょうど70日!(タキプロのHPでは後何日残っているか、カウントしてくれているので便利です。)
げげっ というほど時間がないんです。
すぐに2次の勉強に取りかかりましょう!まちがっても1次試験の振り返りなんてしちゃいけません。よね?ハカセ。(当時のハカセのブログ
経験者で2次がどんなものであるか、既にご存じの方はわかりきったことを書いてゆきます。今日はまだちょっと我慢して下さいね。導入期間の位置づけにしちゃっています。

◆2次試験は難しい?◆
2次試験は難しいです。何が難しいかって、ひとそれぞれでやり方が違う。僕みたいにシャープペン1本しか使わない人がいれば、4色ボールペンは欠かせないっていう人もいる。ひとそれぞれの取り組むプロセスはそれぞれ。だから、道場で語ってゆくことがどれだけ皆さんのお役に立てるかは未知数でもあります。さらにいうと、道場の執筆者は全員ストレートなので、経験者の方のように、200字の解答を50字に短縮するような訓練もできていない。ご覧頂く方々はぜひ、まず自分のプロセスや基本動作をどのように確立してゆくかに注力してみてください。ふうじんが言うようにセカンドオピニオンとしてご覧になるというスタンスが良いのかもしれません。我々がそれぞれ勝手なことをほざいてゆく中での共通点を見出して下さるのもあり、かもしれませんね。

◆ふぞろいな合格答案◆
という本が毎年出版されています。僕もお世話になりました。これは昨年の合格者の方から再現答案を集め、ひとそれぞれである合格者の再現答案の中から一致している内容やキーワードを探り出そうというものです。2次試験は1次試験と異なり、正解は発表されません。禅問答のような「出題の趣旨」が発表されるのみです。もちろんこの出題の趣旨からも試験委員が試したい力が何であるのは類推することができ、大変参考になることは事実です。でも、自分が書いた解答そのものが趣旨に合っているのかどうかはわかりません。過去問と自分の作成した解答を見比べてみるのにはこのふぞろいは結構有効です。

◆模範解答は僕らでは無理◆
正解が発表されない中で正解があるのか、ないのかの議論は不毛かもしれません。でも、T◎CやL○CやO原とかM△とかTB□、◆MC、A◇Sとか名だたる受験校が出している模範解答は絶対作れない。そりゃそうでしょ、彼らは受験のプロが80分以上の時間をかけておそらく複数人のチェックや議論を入れながら、ベストなアンサーを作成してるんだもん。受験素人の僕らが80分という限られた時間国家試験というものすごいプレッシャーの中で作成する解答は、そんなに微に入り、細に入り検討しつくされた解答なんて作れるはずがない。だから、受験校の模範解答が正解だとは思わないこと。あれは大正解の部類と考えておくべきで、あそこまでかけなきゃ合格できないというものではないと思っています。

◆ところで正解はあるの?◆
不毛かもしれないということを上で言いながら、さらにあるの?という問いかけはさらに不毛かも、と思いつつ敢えて書いちゃいますね。
僕はあると思います。なぜならば、
H21の筆記試験は5,489人が申し込み、5,331人の方が受験しました。これを一人の採点者で、つまり同一の採点基準で公平に採点してゆくのは発表までに2カ月しかないことを考えると無理だと思うのです。複数人で手分けして採点するという考え方はたぶん間違っていないだろうと思います。その場合に、国家試験という重要性を考えた時、各採点者が各々勝手な判断で点数をつけてゆくということはありえないと思います。必ず、僕らには見えないところで正解および採点基準(部分点)が作成され、採点者で共有されていなければ、公平な国家試験の運営はできないと思います。だから正解はきっとあるはずだと考えています。(思いますだらけで恐縮です。)

◆素晴らしいアイデアの解答◆
2次試験は、中小企業診断士として助言しなければならない問題が頻出です。この際に、事例企業を再生するために、誰も気づかないような素晴らしいアイデアをあなたが思いついたとします。きらりthunderと光るすごいアイデアです。僕しか、私しか、思いつかないすんごいアイデアで、かっちょよく企業を立て直す。診断士の鏡みたいですね。
でもこれはたぶん正解にならない。だって、あなたしか思いつかないアイデアは、問題とたぶんあるであろう正解を作る人も思いつかないから。採点者で共有されるであろう正解と採点基準から漏れている可能性が非常に高いと思います。

◆素直に、愚直に◆
本日の冒頭で、2次の勉強のやり方はひとそれぞれ、だと書きました。でも道場メンバーで共通していることがあります。それは、設問文と予件文に素直に取り組んだということです。自分の思いつきですごいアイデアを出そうと考えるのではなく、与えられた制約の中から、愚直に解答を導いていったということです。
ストレートで初めて2次の問題に接する方はまだ、ピンと来ないかもしれません。でも、なんとなくで良いので頭の片隅に置いといて下さいね。1カ月後くらいには「それのことか!」と納得できるんじゃないかと思います。

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二次試験への第1歩”へ4件のコメント

  1. JC より:

    kengineerさん
    いつもコメントありがとうございます。
    僕はグループ学習をやっていました。おっしゃる通り、他人の解答を見せてもらうだけでも効果はあると思います。でも、2次試験を乗り越えるためのパワーみたいなものを勉強仲間からもらいました。
    互いに添削したり、説明したり、試行錯誤のようにいろんなことにトライしてみて、それがとても楽しかったです。書ききれないので、今週中には記事として書きますね。

  2. kengineer より:

    JCさん、道場の皆さんおはようございます

    皆さんは、2次試験勉強としてグループスタディされていたと思いますが、どんなやり方が役に立ちましたか?

    単に、事例解答を持ち寄ってお互いにみるだけでも効果がありそうですが、何か気づきを効果的に起こす方法などありましたら、よろしくご教授お願いします。

  3. JC より:

    Wacky様 
    おはようございます。さっそく実行されて、成果に結び付ける姿勢はすごい!と思います。2次試験は気付きと反省をどれだけ厚く保有できるかがキモなのかもしれません。ぜひ頑張ってくださいね。
    ちなみに「素直に愚直に」というのを最初に言い出したのは私じゃなくて、ハカセだと思います。でもみんなが納得できる言葉だったので、道場の共通語になりました。
    ぜひ、あと2カ月ちょっと全力で走り抜けてくださいね。

  4. wacky より:

    JCさん、道場主のみなさん、こんばんは。
    先日のセミナーでは大変お世話になりました。

    今週早速H21事例を4題やってみたのですが、セミナーでの気づきを念頭において解答してみたところ、今までよりは解答の精度があがったと実感できました。
    特に意識したのは、JCさんの「素直に愚直に」とTACのT先生のマスデザイン。これだけで、的外れな解答が減って、ぐっと密度が濃くなったと思います。
    まだまだ読解力やキーワードの選定、分析など甘いところがありますが、スタートダッシュの準備は出来たと思います。
    明日の直前講義を受けて猛ダッシュを始めます!!

    あとはWATATAさんのアドバイスに従って、経営分析の訓練も始めねば・・・

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