超超直前スペシャルウィーク:財務・会計

こんにちは。ハカセです。

今日は財務会計について、最後にお伝えしたいことを。

1. 道場の過去の財務会計エントリー

全7科目のうち、財務会計に関するエントリーが最も多いです。こちらに財務会計関連エントリーの一覧がありますので、不得意分野などがあれば、参考にしてくださいね。

僕のお勧め記事は、

ZonE の キャッシュフロー計算書を得点源に
JC の 財務で足切りにならない方法
ふうじん の 財務公式シリーズ(1/6) 相関係数・共分散
アックル の 財務公式シリーズ(2/6)一生忘れないコール・プット

わたくし、ハカセの記事では財務会計:伸び悩みの人・中位成績者向け勉強法 がお勧めです。時間がある方はぜひご覧あれ。

2. 財務会計攻略の心得

(1) 「解く問題」と「解かない問題」

財務会計を苦手にしている人は結構います。過去のエントリーでも触れましたが、財務会計が難しいと思うのは、「難しい数問の印象」に引きずられているのだと思います。Noisy Minorityに騙されてはいけません。つまり、全体を通してみれば、そこまで恐れおののくほど難しい科目ではありません。「解ける問題」と「解けない問題」、いや、誤解を恐れずに言えば「解く問題」と「解かない問題」。これをきっちり取捨選択しましょう。

(2) 平常心で臨む

そのために大事なのは平常心。ただでさえ時間が足りない財務会計。焦ってパニックになったらさらに難しい状況に追い込まれます。絶対に焦らないことです。大丈夫、大丈夫。難しい問題はみんな出来ませんって。特にTAC生は、「TACでカバーされていない論点は他の多くのTAC生もできない」と割り切りましょう。その難しい問題に挑んで得る4点と、何とかなりそうな文章問題で得る4点。どちらも同じ4点です。冷静に判断しましょう。

(3) 試験直前10分前にやることの確認

経済が終わった直後の自分の姿のイメージはできていますか?一つ科目が終わったら、すぐにその科目のことは忘れましょう。「あぁあの問題はこうだったかもしれない・・・」。そんなこと悩んでもゼッタイ加点されません。その科目のことはスッパリ忘れましょう。そして次の科目に集中しましょう。

財務会計の直前10分、あなたは何をしますか? ちゃんとイメージが出来ていますか? 何を手に取りますか?テキストですか? どこを見ますか? 最後に覚えておきたいのは何ですか?そういうシミュレーションもちゃんとやっておきましょう。間違えてもテキストの「現在価値」などのページを通読したりしないように。そんなん解けなくても合格点には達します。僕の場合は、

  • キャッシュフロー間接法
  • 「経営資本」とは? 「事業利益」とは? 「当座資産」とは?
  • 文章問題対策として「原価構成」とは?
  • 「個別」、「総合」、「全部」原価計算の違い
  • 「標準原価差異」を、「棚卸減耗費」や「商品低価評価損」を絡めて
  • CVPとBEP
  • 企業価値とWACC(WACCの自己資本は時価!)
  • 税効果会計
  • 共分散・標準偏差 

こんなところを、直前に確認したようです(付箋が残っていました)。理由は、「知っていればすぐ解ける、知らないと解けない」から。自分なりの基準で、「最後に振り返るところ!」を決めておきましょう。

(4) 計算問題! 手をつけるその前に!

4択または5択の選択式問題形式の診断士試験。言ってみれば、「仲間外れ」を探して続けていることになります。「適切なものを選べ」にしろ「不適切なものを選べ」にしろ、「仲間外れ」を探せばいいのです。

計算問題にとりかかる前に、「仲間外れ」を探しましょう

この論点、過去のエントリーでもご説明しました。文章問題で仲間外れを探すのは容易じゃないけど、数字の仲間外れは意外に見つかる。選択肢の中に「仲間外れ」を見つけることが出来たら、その数値から逆算して考えてみましょう。もしもそれがビンゴであれば、「秒殺」出来ます。

ただし、これはリスクも伴います。「やっぱり一つ一つ解かなきゃだめか~ (*_*)」という羽目になることも少なくない。余程慣れているか、または、余程時間がない時の奥の手に使う人もいるかもしれませんね。

(5) 難しい問題は「選択肢減らし」に集中

必ず歯が立たない問題が出てきます。そういうのは、サイコロを転がすのも悪くありません(本音です)が、まぁ最初は選択肢を減らしてみるのがいいでしょう。2009年(平成21年)の第5問のような問題は、どうせわからないんですだったら、屁理屈をつけてでも選択肢を減らしてみましょう。この場合、ボクは「義務付けられていたら、学習範囲に入ってくるだろう」、「中小会社会計基準なるものが確固としてあるなら、学習範囲に入ってくるだろう(実際には税理士関連の基準らしい)」などと、屁理屈を付けてエを選びました(結果的に正解)。

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最後に一言。

忘れないでください。この試験は100点を目指す試験ではありません。6割を目指す試験です!

ミスがあってもいいんです。
間違えがあってもいいんです。

「みんなが出来る問題を当たり前のように解くことができる」。診断士試験はこれを試されている試験なのです。

だから、難しい問題、自信がない問題があっても、絶対めげてはいけません。

少しでも可能性のある問題にアタックしてください!
少しでも可能性を高めるためにもがいてください!

その4点が、あなたを救ううかもしれません。

ファイトです!!

by ハカセ

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