「あれ、きょうのふうじんの記事、いつもよりボリューム少ないな」と思ったあなたは鋭い。
大丈夫、期待は裏切りません。今日の記事は2本立て。
しかしこちらの記事はかなりの激辛スパイス仕立て
。下記3つの質問全てに Yes の方のみ本文ご覧ください。
乱筆ご容赦!
ストレート合格への3つの質問
(Q1)あなたは自分が「ストレート合格可能」と考えていますか?
YES・NO
(Q2)「検定試験」と「資格試験」の違いを50字以内で説明できますか?
YES・NO
(Q3)診断士の合否に運・不運は影響すると思いますか?
YES・NO
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本当に3つともYES?
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お待たせしました。それでは以下が本文。
ただしあくまで「昨年の一合格者が自分の考えを書いた」程度の話としてご覧くださいませ。
■A1 ストレート合格は可能か?■
事実として可能。まず一次試験を通過さえすれば。そのために土日2日間を丸々つぶして公開模試を受験したわけだし。まず「自分は今年ストレート合格する」イメージを頭の中で描くこと(←言い古された表現だけど確かに真実)。それが学習のモチベーションであり、「最低限必要な」合格条件。
■A2 検定試験と資格試験の違い■
※この先は辛口トーク御免エリア※
資格試験になかなか合格しないタイプの一つとして、「その試験の本質がなんたるか」を分かっていない人がいます
。
まず、「検定試験」と「資格試験」の違いを他人に説明できますか?
検定試験:基準に合うかどうか検査して合格・不合格などを定める試験
資格試験:身分・職種等の獲得の前提として受けることが必要とされる試験
(出典:新明解国語辞典 第五版 三省堂(一部改))
です。
資格試験が身分・職種を与えるための選抜試験であるのに対し、検定試験は合格基準をクリアした人は全員合格。診断士一次試験は、所定の学習量(時間×質)を突破すれば必ず合格。つまり 中小企業診断士「検定」試験 だと言えるでしょう。
T○Cのような大規模受験校の強みは、効率よく「検定試験」を合格させてくれる圧倒的な指導ノウハウ。カリキュラムにさえ従えば、診断士一次試験は必ず突破可能な仕掛け。
でも注意したいのは「資格試験」たる診断士二次は競争・選抜試験だから、「予備校ノウハウに従って全員合格」することは理屈上ありえないということ。
■A3 診断士の合否(二次)に運・不運は影響するか?■
(講師ネタの受け売りですが)私は運・不運が大きく影響すると考えます。なぜなら「合格する実力のある受験生数>合格者数」だから。一次と違い、合格する力があっても合格するとは限らないのが2次試験。
話をちょっと変えると、昨年の2次筆記試験(倍率5.58倍)において、私は実質競争率3倍と思って当日に備えました。

理由は後で述べますが、昨年観察した限りで見ると、約半数の受験生は「合格する実力に満たない状態」のまま2次試験本番当日を迎えます
。
要は「検定試験」と勘違いしたまま他人任せな学習計画を作り、結果的にタイムオーバー、時間切れ。
そして残り3倍の競争率で争われる合格者の椅子は約1,000個。もともと「合格する実力はある」者同士だから、試験当日のちょっとした手順の違い一つが合否の分け目。これまた理由は多々あれど、一言でまとめれば「運・不運」
。
■リットルマス学習法~7月は一次対策に専念■
なぜ今日二次試験の話をするか?それは今日から7月一杯は一次試験対策に専念してほしいから。
極端な話、ストレート合格可能者レベルであれば、一次公開模試の復習が終わると一次対策は「特にやることがない」状態。でもそこであえて一次対策に専念することの妥当性を「リットルマス」を使って証明します。
リットルマス?はい、小学校の理科の実験で使ったこれ↓。
先に説明したとおり、診断士一次試験は「検定」試験。あなたの学習量(=学習時間×学習の質)が所定の基準を超えれば合格。
学習量=学習時間×学習の質。
単純な2次元(2D)の世界の話だから、これはわかりやすい。
一方、二次試験とは「一次を合格したあなたは診断士になる実力あり。でも定員都合上もうちょっと絞らせてね」という選抜試験
。
1次を突破した実力者が1点を争って鎬を削る2次試験。1次と異なり、
第1段階: 合格所要学習量を突破する
第2段階: 合格可能性を高める工夫を重ねる

の2段階作戦の勝負になる。
つまり、一次試験知識+若干の事例対策ノウハウ(8月事例直前講義)で、まず合格所要学習量クリア=「合格する実力者3,000人」の仲間入りをする。そして(上級生などを参考に)合格可能性を高める工夫をする(9月)。
最終合否にはどうしても運・不運がつきまとう診断士試験。その学習対策は学習量のタテヨコ軸に「合格可能性を高める」という不思議なスキル軸が加わる3次元(3D)の世界
。実はどうもこれがイメージしにくい。
では リットルマス を使ってイメージ。
合格確率は、学習時間×学習の質×合格可能性の向上努力 の体積によって決まる。そしてこの体積を最大化するためには、底辺(学習量=学習時間×質)をできるだけ大きくしておくと有利。
つまり8月からの二次試験対策に備え、競争相手より底(一次知識)の大きなリットルマスを7月中に用意しておく
。あとは8月になったらそこに「事例演習回数」という水を注ぎ込めばOK。
以上、7月中は一次対策専念が有利、という証明終わり。
上手に証明できたかな・・?採点コメントよろしくお願いします!
■結論: ストレート合格可能性は今日決まる■
結論だけ言います。あなたのストレート合格可能性の大半は今日決まります。
理由は3つ。
理由1(質): 集団内の立ち位置により、自分の学習スキルの精度を検証できる。
理由2(タイミング): 模試の反省を踏まえ、一次本試験までの学習計画を今立案できる。
理由3(量): その学習計画の密度次第で、2次対策で使える「学習蓄積量(=知識)」が決まる。
以上、くどくど書きましたが、一言で言えば、先手必勝
。
私たち道場執筆者が、なぜあれほどストイックにスピ問を使って養成答練高得点を取りに行ったか?
その答はここにあります。
by ふうじん






ポチッと押してみるとこんなところに面白い記事が。
ふうじんさん
いつも大変楽しみに読ませていただいています。
今回の記事について、疑問点を少し。
診断士の2次試験は、そもそも1次と違う能力を求めていると考えています(事例IV以外は)。
1次の知識量を定量的に測る試験とは違い、2次では考える力と伝える力、という定量化しにくい知識をなんとか測ろうとする試験ではないでしょうか。
そういった意味では、1次と2次の相関はあまり無いような気がするのですが、やはり1次の知識が身体化しているかどうかは、2次でも大きな差になるということですかね?
kengineerさんこんにちは。よくぞこの「隠し記事」を見つけていただきました♪
2次事例の解答も、作問者が隠した根拠に気づくかどうかの注意力が大事。
という冗談はさておき、kengineerさんの指摘は○です。なぜなら「一次試験の知識は既に保有」している前提で、「要求把握力」「現状分析力」「問題解決能力」を測るのが二次の出題意図ですから。
ところがややこしいのが、「真実はひとつだけではない」こと。一次対策で蓄積した知識量は確実に二次の合否を左右します。
その答えは「複数解釈」。二次で最も避けるべきことは「思い込み解答」。一次知識が体系的に身についていればいるほど、問題文を読んだ瞬間に、解答候補が閃光のごとく複数思い浮かびます。これが出来ると、「思い込み解答」のリスクを避け、合格可能性向上、すなわち「運・不運」の影響を最小化することができます。
ものごとを一面的に捉えず、他の解釈の妥当性も慎重に吟味する。診断士受験を通じその能力が培えたことは、私にとって大きな収穫でした。
この答えでお役に立てますでしょうか?
なるほど
客観的・多面的にモノを見る力の基礎として、多くの使える(身についた)知識が必要ということですね。
確かに、先入観なく複数の正しい知識をもって、複数の切り口で考える力は、普段の仕事でも問題解決に直結する能力ですもんね。
ありがとうございました。
はい、いつもながら素早い理解、ありがとうございます!
(ブログ記事に厚みが増して、大変嬉しいです。)
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