ふうじんです。
ハカセの熱い応援メッセージの後でかなり言い出しづらいのですが、今回は前回に引き続き「今からできる2次対策」のお話。8月中旬にある「事例基本講義」を意識しつつ、7月までに「今からできる2次対策」の進め方を、ハカセに負けない位熱く語ります。
【1. ゴールのイメージ】
まず診断士試験の合格率を定量的にイメージしてみましょう。良く言われる合格率は診断協会が発表する統計データの値から求まる「合格率=1次20%×2次20%で計4%」ですが、合格者受験番号表などを使うと、より深い母集団分析をすることが可能。
ではさっそく第1問、クイズ形式で行きましょう。
Q:H21年度2次試験合格者951名のうち、1年でのストレート合格者は□人に1人である。□に入る数字を選べ。
ア:2 イ:3 ウ:4 エ:5
A:正解はどこにも発表されていませんが、ある程度の推定は可能。例えば予備校の「合格者100人のメッセージ」に書いてある合格者のコース数を数えると以下の通り。
http://www.tac-school.co.jp/voice_form/voice_chusho.php
[1・2次ストレート本科生+速修生] 34名(32%)
[1・2次上級本科生] 15名(14%)
[2次本科生] 38名(36%)
[2次演習パック生等] 20名(18%)、計107名
この値だけで推定すると正解は「イ:3」。だた私の感覚だと4人に1人なので「ウ:4」を正解にしたい所ですが、いずれにせよ2年以上かけて合格する人は、1年ストレートで合格する人の2倍以上はいる計算。
その他にも、数字を使って合格可能性を定量的にイメージすることはいろいろ可能。下記に例を示しますが、診断士試験の合格がいかに難しいか、さらにストレート合格が難しいことであるかが実感できますね(自分で勝手に推定した分は伏せ字XXX標記)、。
1次試験の合格率は24.1%(3,629/15,056人)
2次試験の合格率は17.8%(951/5,331人)
1次試験合格者のうち、6科目以上受験者はXX %、5科目以内受験者はXX %。よって2次受験者X,XXX人を分解すると
A:当年6科目以上受験で合格 X,XXX人
B:当年5科目以内受験で合格 X,XXX人
C:当年1次試験免除 X,XXX人
H20年度合格者875人中、TAC在籍者は251名、H21年度合格者951人中、TAC在籍者は2XX名。うち1年ストレート合格者はXX名。
H21年度TAC在籍者はストレート本科+速修で1,XXX名、1・2次上級+2次本科でXXX名。
以上を考えると、2次試験合格率17.8%のうち、1年ストレート生の合格率はX割強、上級生の合格率はX~X割とおよそ推定可能。
伏せ字ばかりで訳わからない文章になってしまいゴメンなさい。自分としてはそれなりに根拠がある計算ですが、いい加減なデマ情報を流すわけにもいかないので。それでも知りたい方にはどこかで個人的にこそっとお伝えします。
【2. 自分のポジションの確認】
ゴールの合格率のイメージの次は、現在の母集団における自分の位置の確認。上位5%?あるいは平均点そこそこ?ゴール(2次合格)とスタート(現状)が確認できたら、その間のGAPを埋めるのが各個人の「合格戦略」でしたね。ここでは「合格戦略」を描くにあたり、有利になりそうな条件をいくつか挙げてみます。
[1・2次ストレート合格に向け有利な状態チェックリスト]
□合格に必要な学習量/時間のイメージがある (例:1,000時間)
□養成答練で80点、上位5%を確保している、あるいは狙っている。
□資格試験学習の自分なりのコツがある、あるいは他資格受験の経験がある。
□力の拮抗した学習仲間がいる
□気軽に質問・学習方法の相談ができる講師がいる
ここで「おや?」と思うのは「他資格受験の経験って何か役に立つの?」ということ。実はこれが大あり。診断士合格者には「他に××の資格持ってます」という方が多数おり、むしろ「保有資格は診断士だけです」という方のほうが少ない位かも。つまり資格試験にはある程度共通した「効率的な学習方法」があるらしい。そう思って私が昨年購入したのはこの本。
いやほんとかなり役に立ちました。立ち読み程度でさらっと読めちゃいますが、答練の点数が伸び悩み、もしくは自分の学習方法が正しいかが疑問になっている方にご一読をオススメします!
【3. 合格戦略(今からできる二次対策・再)】
2次合格のゴールと自分の現状はイメージできましたか?「今からできる二次対策」は前回触れたので、今回はもう少し具体的に8月中旬にある「事例基本講義」の体験談から。
「事例基本講義」とは?
→予備校の2次対策ノウハウがぎっしり詰まった講義とそのテキスト。1次本試験終了直後の8/12(木)~17(火)にかけて2コマ(2009年目標の時は4コマ)行われる。
この講義は「予習必須」。上級生なら1年かけて習得するノウハウを2コマで学ぼうって話だから、予習なしで受講しようものなら頭の中にに「?」マークが並び、消化不良になること請け合い。消化不良のまま事例演習を受け、消化不良のまま2次本試験を迎える、という厳しい事態が待ち受けています。
ではどうするか?そう!この時のための「今からできる2次対策」です。1年ストレート合格を目指すには、この「事例基本講義」でいかに目から鱗を落すかがポイント。そのためには手ぶらでなく、2次試験に対する疑問や不安をこの日までにいかに多く持っておくかが鍵!7月までの上級生ばら売り事例演習の受講や、事前のグループ学習では高い成果を挙げておく必要は全くなし。むしろいかに悩んで悩み抜くか、あるいは演習で低得点を取れば取るほど、反動的にこの「事例基本講義」で得る成果が高まります。
事実、私の場合上級ばら売りパックの事例Ⅲ演習で取った最低点は11点(600人中下から2番目)。これは効いた・・。この時はさすがに頭に血が上りましたが、今から思えばそれもストレート合格に至る通過点の1つだったと。
今振り返ると、「7月まで思いっきり悩む(あるいは事例演習で低得点)」→「事例基本講義で開眼」→「8月からの事例演習で高得点キープ」は1年での勝ち抜け戦略として、悪くない戦略だったと感じています(ただ、単なる結果オーライの可能性もあり??)。
【4. 最後に】
今回はご要望の多かった「2次試験向け対策」を2回シリーズで書き綴りました。しかしこれはあくまで2次対策に着手する余裕がある方への話。ここまでのブログの流れにあるように、1・2次ストレート本科生が取り組むべき優先順位は、以下の3点。
- 養成答練で80点を取れる学習スタイルを築く
- 残された時間が少ないことを意識し、自分の学習スタイルを見直す
- それでも余裕があれば2次対策
このブログに書いてあることは「昨年の答練で毎回80点を取っていた人たちが、その勢いで2次にも合格した」体験記であり、決して一般的な学習スタイルではないのでご注意ください。しかしながらこの難関試験を1回で突破する人が今年もXX人出るのも間違いない事実。自分の立ち位置を確認できたら今からでもすぐ目指す方向へ走り出してください!応援しています!
・・というわけで「今からできる2次対策シリーズ」はここまで。次回はぐっと身近に法務・中小あたりのお話でどうでしょう?
byふうじん




私もいろいろ合格率見てみたりしたのですが、不合格者にももっと注目した方が良いということに気付きました(不合格率でなく)。
昨年は
(1)情報システムと中小企業政策が極端に難しくて科目合格率も低かった(この2科目での科目不合格者が多い)
(2)2次合格率が低かった(2次不合格者が多い)
―という2点から、今年は1次合格者(情報システム科目合格者含む)がさらに増加し、2次試験はさらに難関になるのではないかと思っています。
情報システム、中小企業は難しくできないので、財務会計辺りがが1次も2次もポイントになるのではないでしょうか。
ちなみに日本最大の合格者数を誇るのがTACだと思いますが、
最大の不合格者数を出してるのもTACだという事実があるような気が…。
さすがげっちさん、鋭い分析ですね。
ご指摘をまとめると、以下の通りでしょうか。
1.合格者より数が多い不合格者に注目すべき
2.2010年度2次試験は前年より受験者数が増加し難化する
3.1次・2次対策を通じ、財務会計が鍵となる
はい、確かにその通りです!
個々の論点については今後のブログ展開の中で触れていくとして、一番気になるのは、「2次試験をどうやって通過するか」ということでしょうか。
実はこの答えは簡単で、8月になれば講師からすぐ教えてもらえる話。ただ今のタイミングでブログ上で披露するのはちょっと支障あるので、場を改めてお返事いたします。
ただ一つだけ、「財務会計を敵に回さない」ということは、1年合格・2年合格にかかわらず不可欠だと思います。
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