寄稿:受験生にとってモチベーションとは?

こんにちは。ハカセです。

本日は、前回のER先生に引き続き、ゲストの方に合格体験談をお寄せ頂きました。今回は、我々と同期合格者の WATATA さんです。WATATAさんは、昨年の一次TAC公開模試で全国一位を獲った実績のある方ですgood(7科目受験生での)。

道場の基本理論 の一つである 「ストイック学習法」 に通じるところのある、WATATAさんのモチベーション向上法、まずはご覧下さい。

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今回、一発道場に寄稿させて頂く、WATATA(仮名)と申します。TAC新宿校で ふうじん さんと同クラスだったご縁で、登場させて頂きます。(余談ですが、「診断士は縁が全て」です。ホントです!断言します!)

5月頭の道場オフ会には参加させて頂きましたので、オフ会に参加された受験生の方はそこでお会いしましたね。お久しぶりでございます。皆さんお元気でしたか?

さて、私の寄稿ですが、僭越ながらズバリ 「モチベーション」 をテーマとさせて頂きたいと思いますgood

なぜこのテーマなのか? 簡単に言うと、「興味があるから」です。人間、興味あることに取り組めば良い結果が出やすいので! 受験勉強も佳境に入り、モチベーションは十分足りてる方が多いかも知れませんが、何か皆様のお役に立てれば幸いです。

では早速、「!」多用で進めて参ります!↓

■ 受験生にとってモチベーションとは? ■

「どのくらい勉強すれば合格出来るのか?」これは誰もが知りたいことだと思います。

私はこう考えます。

「努力の量」が、「各自の合格所要量」を超えたら合格する。

診断士試験はこの合格ラインが分かりづらいから困るんですよね!答錬や模試を参考に、何とかアタリをつけるしかないですよね。

でも、一つ言えるのは、

「努力の量」が大きいほど、「合格所要量」を超える確率が高まる!scissors

そんなの当たり前ですね・・・でも、各自の合格所要量が不明であるからこそ、「合格率を高める」為には努力量を出来る限り増やすべきですよね!

ここで、努力量を定義したいと思います。

努力量=努力の密度×努力した時間
努力の密度=学習の技術×集中力

よって、

努力量=学習技術×集中力×努力時間

アカデミックな一発道場らしく、いきなり式で書いてしまいました・・・

「学習技術」とは「ポイントを押さえた効率的な学習方法」のことです。自分なりに工夫したノウハウもあるでしょうし、道場など外部で提供されているノウハウ等を活用すると、学習技術が向上します。

集中力と努力時間を高める為にはノウハウも必要ですが、それだけではなく「メンタルな何か」が必要だと思います。この「メンタルな何か」を、「受験生にとってのモチベーション」と定義したいと思います。

・・・すでに説明が長いですね!・・・

■ では、何をすべきか? ■

このモチベーションを高めるため方法を、色々ご提案したいと思います。

まず、ご提案したいのは「分かれ道をイメージする」という事です。これは主に努力時間を増やすための方法です。

<分かれ道をイメージする>
あなたの目の前で、道が二つに分かれてます。
片方は「合格」の方角に向かう道です。
もう片方は「不合格」に向かいます。
どちらの道に進みますか?
・・・もちろん「合格方面」ですよね!

しばらく進むとまた道が二つに分かれます。どちらかの道を選択します。そのあともまた・・・という感じで、あなたは合格まで、毎日、毎分、毎秒、分かれ道を繰り返し迎えているのですpunch

この分かれ道は受験生の生活の全てのシーンにおいて発生します。
「今から勉強するか?それともTV見るか?」
「ビール飲むか?それとも飲まずに勉強か?」
「電車で寝るか?座らず暗記帳か?」
「不明点を今すぐ質問するか?後回しにするか?」
「受験仲間を作るためにトイレでも会話するか?恥ずかしいからやめとくか?」
「階段を駆け上がって一つ早い電車に乗って帰宅し、すぐ勉強するか?それともゆっくり歩くか?」
「コンビニに入らず素通りするか?入って雑誌買うか?」
「健康第一で摂生するか?食べたい物をたらふく食べるか?」
「自習室に行くか?デートに行くか?」
「朝9時に自習室に入るか?9時30分に入るか?」

こういった細かい決断の結果、毎回必ず「合格方面」か「不合格方面」に近づく わけです。scissors

もしくは、必ず「合格フラグ」or「不合格フラグ」が立つ、という言い方も出来ます!受験生は「合格シミュレーションゲームの主人公」ですから!

つまり、毎日の一瞬一瞬が合格者と不合格者を篩い分けるために存在するのです!

※ もちろん全部の分かれ道で必ず「合格方面」を選ぶ必要はありません・・・中小企業診断士試験は、全身全霊を込めて努力しなくても合格できます。

例えば、今のあなたにこんな願望があったらどうでしょう?
・次の司法試験に合格したい!
・来年東大に合格したい!
・大統領か総理大臣になりたい!
・オリンピックで金メダル取りたい!
・会社を作って東証一部に上場したい!

こんな願望を実現するためには全身全霊を込める必要があると思います。診断士試験は、そーでもないですよ。(私の場合、特に食の誘惑には黒星先行でした・・・)

・・・本題に戻ります・・・

合格率を高めたいなら
常に目の前の分かれ道をイメージし続けてみて下さい!fuji

・・・これをやるとストレスが増えます。正直苦しいです。

でも、考えてみてください。

そもそも、「ぜんぜん苦しくも無い人生」なんて、求める価値あるでしょうか? 合格の為に苦しんだっていーじゃないですか!合格したら苦しくなくなりますよ! それに、苦しんだ分だけ合格したら大きな幸せを感じることが出来ますよ!

だから毎日、一つでも多くの「合格方面への道」を選んでみて下さい! (又は、一つでも多くの「合格フラグ」flagを立てて下さい)

そして、正しい道を選んだ自分を、決断の直後に、その場所で祝ってあげてください!

お祝いの方法は、①TPOが許す限りの大声で、②地面に足が着いていてはならない、です。(J・スキナー氏による)

飛び上がって喜び、自分を褒めてあげましょう!good 頑張る自分が好きになります! バカみたいに楽しく合格に近づくことが出来ますよ!

■ まとめ ■

「合格方面を選んだ回数」が「合格者発表画面を見た時の自分の姿」を決めます。scissors

分かれ道をイメージする。
②合格方面に進む自分をイメージする。
③合格への道を選ぶ。正しい道を選んだ自分を祝う!
④合格したと知った時の、自分の姿をイメージする。

これが私の一番のお勧めのモチベーション向上提案です!good

合格した皆さんとおいしいお酒を飲みたいです! いつか一緒に仕事できる日を楽しみにしております!

では!

by WATATA

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うんうん。とっても納得です。毎日毎秒、「今が分かれ道」とまでは意識していなかったけど、「予習をするには」「スピ問を今日中にここまで終わらせるには」という具合に、勉強時間を確保するには生活をどう変えればいいのか、を逆算しながら生活していたのは確かです。本当に無駄な時間を過ごしませんでしたね、受験生時代は。とっても充実していました。それをWATATAさんが、活字で具体的に表現してくれた気がして、非常に清々しい気分です。
WATATAさん、ありがとうございました。
受験生の皆さん、どこまで実践するかは人それぞれです。でも、少なくともこういうことは、常に頭の隅には必ず意識して生活したいですね。

by ハカセ

 
WATATAさんとは受験生時代からの戦友ですが、とにかく彼の学習意欲はスゴイ!なにせ朝イチと夜にDVD視聴の予約を入れ、昼は自習室。当時はいったい1日何時間学習するんだ?と訝ったものですが、やはり並の人とは気合いが違った。
彼の凄い所は受験で燃え尽きず、診断士になって更に活動量が増加していること。学ばせていただく所、大です。さらなるご活躍期待してます!

by ふうじん

 
なるほど感、満載ですね。合格する人はみんな自分なりの合格方面フラグを立て続けてきたのは事実だろうと思います。僕も相当ストイックに時間を過ごしたと感じています。フラグの立て方は人それぞれ違うと思うので、自分なりの方向づけをすることも大事ですね。僕は家族方面フラグは両立したつもりです。土日はできるだけ家で勉強する・休憩時間は子供と遊ぶ・料理を作る(←けっこう好き!)まだまだ一次まで2カ月、2次まで5カ月ありますから、自分の中のONとOFFをうまく使い分けて合格方面フラグを立てていってくださいね。

by JC

 
WATATAさん、ありがとうございます。いつもエネルギッシュで活動的なWATATAさんらしいテーマで、非常に参考になりました。
人生は決断の連続だとよく言いますが、小さな決断の1つ1つを意識的に行い、不成功(不合格)へのオプションをめてち切ることは、何を成し遂げるにしても非常に重要だと改めて感じました。

by ZonE

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