ゲーミフィケーションを診断士学習に適用してみる

こんにちは。ZonEです。

私もJC同様、今後は執筆ローテーションからは外れ、(読者に忘れられない程度に^_^;)不定期スポット投稿をさせていただくようになりました。

とはいえ、志の高い受験生の皆様から刺激を受けたい、お互い高め合いたい…という想いは強いので、セミナーなどには極力顔を出すようにします(2/15のセミナーにご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました)。今後ともよろしくお願いしますね。

さて、本日は「ゲーミフィケーションを診断士学習に適用する」というテーマで、勉強するモチベーションを上げる工夫について考えてみたいと思います。

ゲーミフィケーションって何?

最近バズワード的に「言葉が独り歩きしている」感がちょっとありますが、ゲーミフィケーションとは簡単に言うと

「思わずゲームにハマっちゃう」というゲーム業界のノウハウを様々な事柄に応用する

ことです。

「最近の子供は集中力が無い」とかよく言われてますが、果たしてそうでしょうか?だったら、長時間ゲームに夢中になっている子供達の集中力は何なのでしょうか?

なぜ、DeNAやGREEが展開する(基本料金無料の)ソーシャルゲームがアイテム課金であれほどの売上を上げるビッグビジネスになっているのでしょうか?

ゲーミフィケーションは、人が「ハマる」状態になるための条件や継続的に「遊びたい(利用したい)」「そのゲームが好き」と思わせる手段など、人間の心理面に働きかける様々なノウハウの結晶と言っても過言ではありません(ちょっと大げさかなぁ^_^;)。

このノウハウを診断士学習に適用することで、「勉強するモチベーションを上げる」「楽しみながら学習する」「受験勉強にハマる」ように出来ないか…というのが今回のテーマです。

ちなみに、私の受験生時代にはまだ「ゲーミフィケーション」という言葉は一般的ではありませんでした。しかし、当時やっていたことを今振り返ると、ゲーミフィケーション理論に沿ったことも一部取り入れていたようです。

試験勉強へゲーミフィケーションを適応

ゲーミフィケーションには色々な要素がありますが、ここでは大きくグルーピングしたメジャーな3要素について考えてみましょう。

  1. 課題(クエスト、ミッション、チュートリアル、コンプリートなど)
  2. 報酬(勲章、経験値、レベルアップ、ポイントなど)
  3. 交流(対戦、アバター、ギルド、ランキング、あいさつなど)

まず、1の「課題」についてですが「達成可能と感じることができる小さな目標を次々に設定して、ハードルを越える快感を繰り返し感じてもらう」と言い替えることができます。

「診断士1次試験合格」という大きな目標を掲げるだけでなく、それをブレイクダウンしていって、「模試で合計420点以上」/「応用答練で平均70点以上」/「養成答練で平均80点以上」→「養成答練までにテキストの重要用語を覚える」/「養成答練までに〇〇できるようになる」→「覚えるべき用語を単語カードに書く」/「難易度A・Bの過去問を解いて、選択肢1つ1つの正誤が明確に説明できるようになる」→「今週〇〇する」「隙間時間で〇〇する」→「今日〇〇する」/「往復の通勤電車の中で〇〇する」/「昼休みに〇〇する」といったように容易に達成できそうな目の前の小さな目標に落とし込んで、次々にクリアしていくのが得策です。もし予測不可能なことが起きてしまい目標が達成できなければ、挫折感を感じる前にリカバリ策を講じましょう。小さな目標レベルできちんとリカバリできれば、全体に与える影響も抑制できますしね。

私も受験生時代には、大目標から逆算して、目下の達成すべき行動課題をこまめに設定していました。飽きっぽい私には、「今踏み出す一歩をきちんと認識」し「次々に課題をクリアしていく達成感」を得られたことが、モチベーションを維持する上でプラスに働いたのだと考察しております。

2の「報酬」については「養成答練で80点取ったら◯◯を買う」といった話になりがちですが、必ずしもお金のかかる報酬を用意する必要はありません

小学生の夏休みにラジオ体操に参加すると、毎日カードにハンコを押してもらえる…という体験をした方は多いと思いますが、手帳にマークを付けたりカレンダーにシールを貼ることも報酬になるんです。進捗管理を可視化して、実績が蓄積されていくこと自体を報酬にすることで、モチベーションアップを図ってみてはいかがでしょうか。

人には「今まで自分がしてきたことを変えたくない」性向があります(行動的モメンタム=behavioral momentum)。今まで勉強してきた実績を可視化する、頑張れば達成できる程度のチェックポイント=目標を設けて次々にクリアする…などのメカニズムを取り入れることで、この性向を強めちゃいましょう。

勉強する癖さえつけてしまえば、勉強するのが当たり前勉強できないとちょっと気持ち悪い…状態になりますので、本人は普通にしているだけなのに、他者からは試験勉強にのめり込んでいる(ハマっている)ように見えることでしょう。

最後に3の「交流」についてですが、勉強仲間や受験機関の成績上位者ランキングが該当するかと思います。

診断士受験生の多くは、志の高いビジネスマンです。これほど幅広い年代の異業種の方々と交流できる機会は稀ですので、ぜひ勉強仲間を作ってお互いに刺激を与え/受け合っていただきたいと思います。

受験機関が発表してくれる答練の成績上位者ランキングも有効活用したいところです。ストレート合格率が4%(=20%×20%)なので、答練も上位4%に入るように頑張る…というのは高過ぎる目標かもしれませんが(私は目指してましたが…達成率は低かったかな)、上位ランキングに名前が載るのはモチベーションアップに繋がりますし、勉強仲間からの賞賛もうれしい報酬ですよね。

通信生なので勉強仲間を作ることは難しい…という方は、ソーシャルメディアを使った「交流」を図るのも有効です。TwitterやFacebookを活用して、「交流」だけでなく、「課題」を公言したり、「いいね」やコメントなどの「報酬」を得て、モチベーションの維持・向上を図ってみてはいかがでしょうか。

どうせやるなら楽しんで

多くの人にとって診断士受験を決意したのは、自分の意思によるものだと思います。強制されてやらなければならない勉強は「苦痛」だったりしますが、自分の意思で意欲的に始めた勉強は本来「楽しい」ものであるべきです。

1次試験7科目も折り返し地点にきて、勉強を楽しめなくなってきている方もいらっしゃるとは思いますが、ゲーミフィケーションの要素を取り入れて、楽しんで学習を進めていただければ幸いです。

それでは、今日はここまで。

by ZonE

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