家族の気持ち

あれっ!?卒業したんじゃね~の?

だから「ぷち」ってつけたじゃないですかぁ。

こんにちはJCです。
診断士受験じゃないんですが、小学校6年生の息子が中学受験をしました。

◆甘かったかも・・・◆
受験生の家族の気持ちが痛いほどわかりました。僕らは道場でも家族や恋人やパートナーに感謝をといつも言っていたつもりでしたが、それは僕の場合にはあくまで僕が受験生で家族はそれを見守る人という構図でした。これまで言ってきたことは、すごく自分勝手であったかもとものすごく反省しています

◆うちの子のケース◆
うちの子は僕に似て、とても楽観的。第一志望校は受験の時も僕が付き添ったんですが、試験が終わったら、スキップしながら会場から出てきました。
診断士試験的に言うと、2次試験で「出来た!」と思う人の大半は落ちている、という図式が頭に浮かび、これはまずいかも…という第一印象。息子にそれを伝えると「じゃあ、ダメだったと思うことにする!」と殊勝な態度。

中一日空いて、合格発表も一緒に見に行きました。僕もかみさんも子供の様子を見ていて、たぶん大丈夫じゃないかな?と思うお気楽♪家族だったのですが、常にContingency Planを検討しようという親の影響を受けて、息子は朝からド緊張。昼飯ものどを通らずに見に行った掲示板には

うちの子の受験番号がない・・・。

◆悲しい結果◆
「ない・・・」と涙目で振り返る息子の落胆した顔は、一生わすれられないでしょう。がんばったのにね。ほんとにがんばってたのにね。報われない苦労を12歳にして知ってしまったことはいいことなんだろうか?自分でもやらなかった中学受験をやらせたこと、そして結果がでなかったことは良いことだったんだろうか?すごく悩んでしまいました。

◆悪いことでもないかも◆
でも、父的にはいいじゃないか!とも思います。12歳にして挫折を味わうなんてなかなかできる経験じゃない。きっと、この子は人の痛みのわかる優しい奴に育ってくれると期待するんですよね。先日僕は高校時代の同級生との飲み会に参加しました。けっこう進学校なんです。こぐまさんの高校の先輩だと発覚しました。集まった同級生は、高校生当時には人を寄せ付けないくらいとんがってたやつもいたと思うんだけど、50才前後になるとみんなとっても穏やかで他人の気持ちを慮る優しいおやじになってて、ある意味すごいうれしさを感じました。

多分、カミソリのように切れていた人も、いろんな挫折を味わいながら、他人の痛みのわかる優しいおやじに変化?進化?していったんだと思うんです。うちの子供にも、少し早すぎたかもしれませんが、そういう自分の思う通りにはいかないこともある、ということがわかることを経験したことって実は悪いことじゃないように思います。

◆自分の時には◆
僕が診断士の2次試験を終えて、「あ”-ダメだ、絶対ダメだぁー」とへこんでいる時に、うちのかみさんは「大丈夫じゃないの?頑張ったんだから・・・」と言っていました。その時には「大丈夫じゃないの?」というのはとても遠い言葉で、試験の中身がわからないのに大丈夫なんて言えるわけないじゃんと斜めな気持ちでいた自分がいました。
でも今はとても理解できる。かみさんは、家族は、僕といっしょに受験してたんですよ。僕も息子と一緒に受験していた気持ちになっていたから。だからこそ、掲示板に自分の受験番号がないという落胆はものすごく共有できるような気がする。僕も実は合格してるって思ってたから。

◆受験生の気持ちと家族の気持ち◆
背中を丸めて帰路につく息子の気持ちはすごく理解できるような気がする。自分の期待と家族の期待を裏切ったことに対するなんとも言えないさいなまれるような気持ちになっていたんでしょう。でも、家族はそんな受験生を全然責めているわけじゃない。早く立ち直って、まっすぐな気持ちを取り戻してほしいとか、頑張ったんだからいいじゃない!そんなことを考えているはずです。
っていうか僕はそう思った。そもそも、中学受験なんて、ダメだったら公立にいけばいいじゃーんって思ってんだから。とはいえ、Noという結果が実際に出ると辛いよね・・・。

そんなこともありますよ。それより、学習をした!というプロセスの方がよっぽど大事だし、学んだことで得た素晴らしいプロセスは永遠に自分のものなんだよ。合否発表で否をくらった息子にはそんなことはまだ、今の時点では響かないようです。でも、もうちょっとしたら、もう一度きちんと話してあげようと思います。結果はあるにこしたことはない。でも、結果そのものよりも、結果を作り出すプロセスの方が100倍大事だと。もっと言うと、結果そのものは、単に一時点のSuccessにすぎなくて、そこで得た結果をその次の結果に結び付けないことには、何にも意味がないということも伝えなくてはと思っています。

=================================================

そう、今日のテーマは家族の気持ちでした。あなたの家族はあなた以上にあなたのことを見守っています。「なんで勉強しねーんだよー!」ということも、心配すればこそ。

実際に勉強するのはあなたでも、家族はあなたと同じだけの精神的負担を負っているいるかもしれません。
だから頑張ろう!なんて軽く言うつもりもありません。だって、そうは言っても試験は運に左右されちゃうこともありますから。
そこでうまく結果を出せないかもしれないあなたのことをあなた以上にせつない気持ちで見守っている家族もいるんです。その存在に気づいてね。
僕は受験時代には気づいていませんでした。

道場読者のみなさん的には、もう一度、自分は応援してくれている家族にきちんと答えるだけのことをしているか、考えてみましょう。自信をもってできている!という方はOKです。このまま進みましょう。
少しだけ心のひだが広がった人は素直に彼らの思いを受け止めましょう。実は僕らにはものすごい応援団がいる。

by JC

 

 

 

 

Follow me!

家族の気持ち”へ2件のコメント

  1. JC より:

    スーさん様

    ありがとうございます。
    みんな家族に支えられているんですよね。
    頑張って、ぜひご家族と喜びを分かち合ってくださいね。応援しています。

  2. スーさん より:

    これまでなかった視点で、大変素敵な内容だと思いました。

    本人が勉強を頑張っているのだから、家族が支えてくれるのは「あたりまえ」だと考えがちですが、自分が勉強に集中できるように色んな面で支えてもらっているんですよね。

    合格した時に「おかげさまで」と感謝を伝え、ぜひ喜びを分かち合いたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です