【合格体験記】レベルの高い環境に身を置く~ショリさん~

こんにちは。ZonEです。

今日は、1・2次ストレート総合本科生コースと並行して受験経験者向けの2次試験対策パックを受講し、見事ストレート合格を果たしたショリさんの合格体験記をご紹介いたします。

私も2次試験には本当に苦しみ、2次本試験の直前まで「夏前から2次対策しておけばよかった…sad」と後悔していましたので、ショリさんのように先を見通した対策をしている方はスゴいなぁ…と尊敬しちゃいます。

それでは、ショリさん、よろしくお願いしますsign03

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はじめまして。「ショリ」と申します。

  •  1976年生まれ。営業職、妻と小学生未満の子供が3人
  •  簿記1級合格(2009年)、米国公認会計士合格者(2010年)
  •  2011年度診断士試験ストレ-ト合格
  •  一次試験    :合計420-422点
  •  得意科目    :財務、運営、事例4
  •  不得意科目    :経済、情報、事例1
  • 勉強時間    :一次試験 1,000時間 + 二次試験 700時間
    (2010年8月~2011年10月二次試験日までの累計時間です)

<1次成績>

  • 各種答練: 上位10%
  • 公開模試: 上位10%~20%

 

<2次成績>

  • 2011年チェック模試:上位10%
  • 2011年公開模試:上位10%

<取得講座>

  • 2011年:TAC1・2次ストレート総合本科生(通学)
  • 2011年:TAC 2次実力養成パック生(通学)+ TAC 2次実力完成演習(通信)

1・2次ストレート総合本科生コースを平日に受けつつ、受験経験者向けの2次試験対策パックを単科で受講しました。2次を並行受講した理由は、財務のアドバンテ-ジがあったため2次を並行して学習する時間を捻出できると感じたこと、また、1次合格後に2次対策を開始するのでは時間が足りず、早めの対策が必要だと感じたためです。

2次は設問要求の複数解釈、解答プロセスの構築、事例感の醸成等、合格するために習得すべきことは学習機関により整理体系化されているものの、習得に要する時間は人それぞれだという不透明さに怖さがありました。「1次試験終了後から二次試験までの3カ月間で自分は間に合うのか?出たとこ勝負は嫌だ」と思った瞬間、2次対策並行への決意が固まりました。

<学習時間>

自習平日:3.0時間/日
早朝(朝4時半~6時半)自宅で=2時間
出社前に会社近くのカフェで =30分
昼休みに会社会議室で    =30分
自習日曜日:3.0時間
早朝TACで(朝8時半~10時)=1.5時間
夕方TACで(17時~18時半) =1.5時間

自習時間:18時間/週(自習平日3.0時間×5日 + 自習日曜3.0時間×1日)
講義時間:10時間/週(2.5時間×4コマ/週)
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学習時間:28時間/週

最初は夜型で勉強していたのですが、夜は会社の接待や残業で学習時間を安定的に確保できないこと、また、家族が起きている時間に自分だけ勉強することに罪悪感を感じたことから朝型に切り替えました

早朝は、決まった時間に勉強を止めなければならず、勉強に乗ってきた場合でも強制終了しなければならないという短所はありましたが、お尻が切られていると不思議と勉強に熱が入りました。また、早朝は生活音や子供の乱入がなく集中を切らすことなく勉強することができました。

<1次対策>

講義前にDLフォロ-を聞き予習、講義受講後にスピード問題集と過去問題集で講義の復習をしました。インプットは問題集で行うこと(問題集がテキスト代わり)を徹底し、テキストを見る時間が学習時間全体の1割を超えないように管理しました。

これは過去の資格試験の受験経験から「問題集を利用したインプットが最も知識の定着が良い」と分かっていたためです。ちなみに、テキストを見る時間を学習時間全体の一割に抑えようとすると、自然と分からない論点の確認を除きテキストを使用できなくなりますので、テキストを音読したりテキストを暗記するなどの勉強は行いませんでした

<2次対策>

直近5年間分の過去問を週に一事例のペ-スで勉強仲間とグル-プデイスカッションを行いました。事例は各自自宅で解き、日曜早朝にTAC集まって回答比較を行いました。その際に、設問要求をどう解釈したか、与件のどの文章を解答の根拠としたか、等を話し合いました。

これにより、勉強仲間と自分の思考がどれほど掛け離れているかを、自ら客観的に認識することができました。この認識なしには、自分に特定の思考パタ-ンがあることに気付き、修正することはできなかったと思います。

少なからず誰しも、特定の思考パタ-ンを持っています。この思考パタ-ンが事例の素直な解釈を邪魔してしまうことがあります。作問者が意図する方向とは異なる事例解釈をした場合、いくら設問要求解釈や解答プロセスの完成度が高くても、正しい解答には行きつきません。自分の思考パタ-ンの癖を認識し、癖が出そうな与件文の傾向を過去の事例演習から分析し、それを意識して事例演習を続けることで、決めつけによる与件の解釈ミスが減りました。

また、集団で勉強すると、あさってな発言で集団内での自分の評価を落としたくないという動機が生じます。その結果、思考に対する精神的妥協が消え、深く考える習慣が身につきました。

このようなデイスカッションを講義後にも行いました。この際の事例は、講義中に解いたTAC自製の事例です。

<+αのマル秘学習テクニック>

TACの1・2次ストレート生に限った助言になるのですが、2次対策を並行して行える余力がある方は、1・2次ストレートの講義を受けつつ、受験経験者向けの2次試験対策パックを単科で受講することをお薦めします。

単科を受けると2次本科生コースを受けることになります。そこでは受講者はほとんどが2次試験受験経験者です。少なくとも前年に2次対策を一通り行い、本試験で極限の緊張状態で事例を解き、当年のリベンジに燃え、当年は2次対策に特化できる環境にあるハイレベルな受講生ばかりです。TAC名物講師の言葉を借りれば、『メジャ-リ-グにマイナ-リ-グの選手が混じる状況』です。レベルの高い環境に身を置くと、自分も環境に適用しようと努力しますので、成長が早く、また、運よくその場で勉強仲間が作れたため、講義以外の時間もレベルの高い環境を維持し自分を鍛えることができました。

———————————— 寄稿ここまで ————————————

ショリさん、ありがとうございました。

なるほど。レベルの高い環境に身を置いて自分を鍛える…というのは良い方法ですね。

今後は診断士合格者の様々なネットワークに身を置くことで、ショリさんが更なる成長を遂げられることを祈念しております(私も頑張りますcoldsweats01)。

さて、私がショリさんの合格体験記を拝読して、これは受験生に伝えたいなぁと思ったのは、

講義前にDLフォロ-を聞き予習、講義受講後にスピード問題集過去問題集で講義の復習をしました。インプットは問題集で行うこと(問題集がテキスト代わり)を徹底し、テキストを見る時間が学習時間全体の1割を超えないように管理しました。

という部分です。

私も色々な資格試験を通じて体得したことなのですが、「テキストは読むものではなく引くもの」です。ショリさんはサラっと「テキストを見る時間が学習時間全体の1割を超えないように管理した」と書いてありますが、受験生にとってこの一文を本当に理解できるかどうかで、一次試験対策の学習効率が大きく変化すると思います。

ぜひこの言葉の意味を噛みしめて、ヒントをつかんでいただければ幸いです。

それでは、今日はここまで。

by ZonE

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【合格体験記】レベルの高い環境に身を置く~ショリさん~”へ2件のコメント

  1. ZonE より:

    まきぽん さん
     
    コメントありがとうございます。
     
    > また応援に参ります。
    ぜひぜひ、よろしくお願いします☆

  2. 行政書士試験 絶対にオススメ勉強方法@まきぽん より:

    はじめまして。まきぽんと申します。

    記事を拝見し、たいへん勉強になりました。
    また応援に参ります。

    応援済

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