本日は、

中小企業経営・政策の特殊性
中小企業経営(白書)の攻略法

と続く連続シリーズでお伝えしています。今回は今日の最終回です!

◆ 図表のサブタイトルを攻略せよ! ◆

このようにして、何とか「2択」に持ち込むのがコツ。もちろん、上記のような「屁理屈」で正答出来るのは稀な例であり、なるべくなら白書の断片的な知識を手繰(たぐ)って、正答にたどり着きたいものです。

「白書の断片的な知識」とはなにか。それは、既に「中小経営を押さえ込み!」のエントリーで JC が解説してくれた

「図表のサブタイトル の把握」に他なりません。

このサブタイトルの中でも、「増えている」「減っている」「○割がこう考えている」などという「傾向」をしっかり把握しておくことです。この手法で解ける問題はたくさんあり、枚挙に暇がありません。よってイチイチ紹介しませんが、この方法は本当に効果的ですよ! おそらく他のメンバーが紹介してくれると思います♪

◆ 図表の落とし穴 ◆

先ほど、「受験校のテキストは重要な図表を厳選して載せてくれているから・・・」と申し上げましたが、実は落とし穴もあります。昨年2009年の第2問設問1がそうでした。

2009年度一次試験 第2問
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

近年、先進諸国においては、経済のサービス化が進展してきたと指摘されることが多い。わが国でも、内閣府「国民経済計算(2006年度)」によると、国内総生産(産業計)に占める第三次産業の割合は1996年の64.2%から2006年には68.1%に上昇している。また、総務省「労働力調査(2007年)」によると、全就業者数のうち第三次産業の就業者数の占める割合も約7割の水準に達しており、同様の傾向がうかがえる。こうした中で、総務省「事業所・企業統計調査」に基づき2001年、2004年、2006年の3時点の産業別規模別企業数を見ても、中小企業の総数(非一次産業)のうち第三次産業に属する中小企業の数が占める割合が上昇しており、大企業分野にとどまらず、中小企業分野においても経済のサービス化が進展していることが分かる。

(設問1)
文中の下線部①について、内閣府「国民経済計算(2006年度)」に基づき、特に2001年以降の国内総生産(産業計)に占める第三次産業の割合の推移を見た場合、最も適切なものはどれか。

ア 一貫して上昇している。
イ 上昇した後、2002年から低下している。
ウ 低下した後、2004年から上昇している。
エ 低下している。
オ ほぼ横ばいで推移している。

この問題、実際の白書はどう記述されていたかというと、

近年の国内総生産の推移を内閣府「国民経済計算」に基づき見てみると、第三次産業が国内総生産(産業計)に占める割合は、7割弱の水準となっている(第2-2-1図)。
また、近年の産業別の就業者の割合を総務省「労働力調査」に基づき見てみると、第三次産業の就業者が占める割合は年々上昇し、7割弱の水準に達している(第2-2-2図)。
このようにサービス産業は我が国経済において重要なウェイトを占め、そのウェイトは年々増大しており、我が国経済のサービス化は一層進展している。

つまり、GDP は「7割弱の水準となっている」であり、就業者は「年々上昇し、7割弱の水準に達している」ということなんです。この「7割」というところがキーワードで、昨年のTACの完成答練でも「7割」を答えさせる問題が出ました。

しかし、本試験では、その「7割」じゃなくて、「7割弱に至るまでの経緯」を聞かれてしまったわけです・・・ (T_T)。これはイタイ・・・。

しかも! 更にイタイことに、TACのテキストでは下記の図表が紹介されておらず、本文の文章中にさらりと書かれていただけだったのです。wobbly

さらにさらに! 上記の白書の記述でお分かりのように、
GDPに占める割合は7割弱で推移している」のだけど、
就業者の占める割合は年々上昇し、7割弱の水準に達している」
とあります。「年々上昇し」が頭に残っている受験生も居たと思われ、ア を選んだ方が多かったと推測します。

でも、正解は オ のほぼ横ばい。図表とサブタイトル「GDPに占める割合は7割弱で推移している」が頭に入っていれば解ける問題なのですが、上記の複合要素のために、正答率が極端に低かった(10%以下)というわけです。

ボクはたまたまこの問題も正答することが出来ました。それは、この図表に見覚えがあったから なんです。白書の解説本に載っていました。

「おいおい、さっき受験校のテキストと心中しよう」って言ったじゃないかと。確かにその通り。まずは受験校テキストをしっかり固めてください。そして、その先に余裕のある方は、白書ではなく、白書の解説本を読んでみることをお勧めします。

中小企業診断士中小企業白書の完全攻略(2009年版)

TACとは異なる観点から図表を選んでいる場合もあるので、図表の幅が広がります。ただし! 深入りしないでくださいね。あくまでも「図表」と「図表のサブタイトル」のチェックにとどめてくださいね。

白書のコツは「重点項目以外は数字を深追いしないこと!」だと思います!

今回は問題を使ったので、ちょっと長いエントリーになってしまいました。最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。次回は「政策」の攻略法をお伝えします!

by ハカセ



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