みなさん、はじめまして
。うちあーの と申します
私は、平成23年度中小企業診断士試験に合格し、縁あって今年から新たに道場執筆メンバーに加わることになりました。
よろしくお願い致します。
まず冒頭に、昨日の記事でぷち卒業宣言をされたJCさんに心からの感謝を申し上げたいと思います。一読者として、そして道場の後輩としてたくさんのアドバイスを頂きました。これから新レギュラーメンバーとして、読者の皆様に対して一つでも多くのヒントや気付き、有益な情報を提供し、またモチベーションを上げられるような記事を執筆し、結果として一人でも多くの方々の合格にお力添えできれば、それが私にとってのJCさんへの恩返しにもなると考えております
。まぁ、JCさんのことだからきっとこれからもチョイチョイ書いてくれると思いますが
。
さて、私の自己紹介は、昨年12月に寄稿した「私の合格体験記」をご参照頂ければと思います。
付け加えると、イタリアに3年ほど研修+駐在経験があり、イタリア人的な生き方が染みついている人間です。診断士試験は、準備期間が長丁場に及ぶがゆえに継続的なモチベーションを保つ必要がありますが、「どうせやるなら、楽しくストイックに!」
をモットーとして合格にこぎつけました。なので、ここ道場でも、「たのスト!」
な記事で診断士試験攻略のヒントを提供し、一人でも多くの方と合格の喜びを共有したいと考えます。
さて、今回は道場でのデビュー記事なので、私の2年間の受験生経験を踏まえて「道場基本理論」について改めて見つめ直すことに挑戦したいと思います。
この道場基本理論は、道場創設メンバーに共通していた勉強方法を集約したもので、正にストレート合格を目指す受験生のバイブルとも言える秀逸な理論
です。この、一発合格道場のアイデンティティとも言える理論は、診断士試験における学習の王道
でもあり、私も受験生時代に読者の立場から大変に参考にさせて頂きました。ただ、創設から2年
が経ち、診断士試験自体の性質にも変化が見られる中、これまでの受験生向けブログとしての成功に安住し「ゆでがえる」になりやすい状況を回避し、チャレンジ精神を・・・、おっと
、話がそれました
。すみません
。要は、2010年(平成22年)1月の道場創設から2年を経過しているので、2年の間に起った変化を踏まえて、かつ近年益々増加している複数年受験生の観点からの考察も交えて、書いてみたいというのが趣旨でございます。
旧執筆メンバーから「いきなり大胆な奴だな」と聞こえてきそうですが
。
1. 橋げた理論
原論はこちら。要約すると、1次試験7科目を7つの橋げたに例え、
目の前にある1つ1つの科目に集中して、より強固にマスターすれば(1本1本強固な橋げたを作れば)、
たとえ忘れてしまったとしても(橋が崩れてしまったとしても)、
簡単にリカバリでき(橋をかけ直すことができ)、
1次試験を突破できる。
ということですね。素晴らしい
。この理論自体には否定する余地は無いと思います。
ここで、この2年間における1次試験合格率の変化に着目してみましょう。
(出典:社団法人中小企業診断協会本部HP/申込者数・合格率等の推移)
ここ2年間、つまり平成22年度及び23年度が大幅に低下していることが一目瞭然です。平成21年度と平成22年度との比較で言えば、実に8.2ポイントの合格率低下
となり、平成23年度も16.4%と低止まり
しています。
低合格率の主な理由としては、
平成22年度:経済学がとてつもなく難化したから
平成23年度:全般的に点数を取りにくいレベルで平準化されたから
といったことが挙げられます。
今年、平成24年度1次試験がどうなるかは知る由もありませんが、少なくとも同等レベルの合格率、難易度を想定しておくべきです。この「受かりにくくなった試験」を突破するための対策としては、1つ1つの橋げたをより強固なものに仕上げる、ということであり、さもなくば本試験当日に押し寄せる猛烈な嵐
を前にあえなく崩れてしまう危険性が増している、というのが現実であります。
■この章のまとめ■
近年の難易度上昇により、平成24年度1次試験突破のためには、より強固な橋げたを築く必要がある。
2. 答練重視論
原論はこちら。これも非常に理にかなった理論です。特にストレート生にとって養成答練80点という目標は橋げたの基本構造となる基礎知識をしっかり固める、という意味で妥当だと思います。
ただ、一つ意識しておきたいのは、養成答練はあくまでもテキストレベルであり、野球
に例えると、ほぼ全問直球。それに対して本試験において、直球はいわゆる「サービス問題」であり、その球数は少ない。そして本試験では多くが変化球、つまり基礎知識をベースに一ひねり加えた応用問題が特にこの2年間の出題傾向として増えてきているのです。
当然のことながら、直球をしっかりとしたフォームで打てなければ変化球で崩された時に打ち返すことはできない、つまり基礎知識がしっかり身についていなければ応用問題への対応はできない訳であって、養成答練を軽視するということでは全くありません。が、ここで言いたいのは、養成答練はその後何回転も学習を繰り返すことによって橋げたを強化していくほんの入り口に過ぎない、という意識を強く持つべき、ということなのです。
一方、複数年受験生の方は、初年度で一度橋げたを構築しているアドバンテージを活かして、上級答練などで応用力を養い、近年の本試験レベルでも乗り切れるだけのより強固な橋げたを築いていく必要があります。
■この章のまとめ■
より強固な橋げたとは、しっかりとした基礎知識を基本構造としながら、その周囲を応用力で補強したものである。養成答練で初期段階の目標を明確化にする一方、受験準備期間全体を俯瞰した上で、本試験対応の応用力を強く意識する。
3. アウトプット・スピ問重視論
原論はこちら。私もスピード問題集は大いに活用しました。T●Cに通い始めた当初は、テキストとトレーニングを中心に学習しようと考え、スピ問は買わなかったのですが、経済学の養成答練で100点を取った学習仲間に学習方法を聞いた際に、スピ問を使うことで短時間に効果を上げていることを知りました。ちょうど、そのあと暗記3兄弟(情報、法務、中小)が続く時期だったので、スピ問を学習ツールに加えることにしました。それ以降、記憶安定ツールとして継続的に使い、2年目の1次試験直前まで繰り返し使っていました。特に2年目は5回転くらいした科目もあります。繰り返すことで基礎知識のアウトプットの瞬発力が上がってくるので、直前期は文字通り「スピード」
問題集でした。
もう1つ、反復学習の重要な効果があります。それは、自分の弱点、つまり繰り返し間違う問題があるということに気付くことです。私は、スピ問を解くごとに「日付」と間違った問題については「チェックマーク」を記録していきました。一定期間、間隔を空けてから解き直してみると、同じ問題を、同じような思考プロセスで不正解の選択肢を選んでしまう、ということが多々ありました。
なぜでしょうか?それは、「人間は忘れる生き物」だからです。ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスによると、こんな感じ。
ではどうしたらよいか?答えは簡単。繰り返すことです。特に、間違った問題は何度でも繰り返す。「七転び八起き」ならぬ「七忘れ八覚え」で対応すればいいだけのこと。まぁ、たいていの場合、間違ったことに対する執着や覚え方の工夫などにより、そこまではいきませんのでご安心ください。要は、同じ問題を間違った時に、「俺(私)って何て頭悪いんだろう。」なんて卑屈になる必要は全くなし、ってことです
。
ここでのメッセージは、原論通りアウトプット・スピ問重視論は、1次試験対策として非常に効率的であり有効な方法論だということ。いや、難化した近年の診断士試験においては、これまで以上に重要だと強く感じます。養成答練以降も繰り返し、繰り返し、活用することで基本問題の正答確率向上、応用問題への対応の手がかり、が身に付くのではないかと思います。
■この章のまとめ■
アウトプット学習は普遍的に重要な方法論。スピ問(若しくはそれに準ずる問題集)は養成答練で高得点を取るためのみにあらず、本試験での対応力向上のために、直前期まで繰り返し反復学習するためのツールである。
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初回からずいぶん長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございます
。
次回は、道場基本理論の締めである「ストイック勉強法」について、書きたいと思います。冒頭の自己紹介で述べました通り、私も相当ストイックに診断士試験と向き合い、そしてやり切ったという自負がありますので、その全容もご紹介しちゃおうと思います。
お楽しみに
Ciao!
by うちあーの






うちあーのさん、こんにちは。
初回から超充実した記事ですね!
これからもいろいろとお世話になるかと
存じますが、どうぞ宜しくお願いいたします!
道場デビューおめでとうござます!
来年、加われるようにがんばります。
記事を楽しみにしてます!!
初回から秀逸記事ですね!
これからもうちあーのさんらしい記事を書いていってください。次回を楽しみにしております。
うちあーのさんらしい素晴らしい分析に脱帽です。
次回の記事を楽しみにしております。
ガネーシャくん様
コメントありがとうございます!
初回の投稿ということもあり、書いているうちに熱くなっちゃいました(笑)
ガネーシャくん様がいつも頑張っておられる様子をブログ等で拝見し、いつも応援しております。
こちらこそ今後ともよろしくお願い致します。
スギッチ様
コメントありがとうございます!
是非是非、来年道場メンバーに加わってください。
道場でも今後色々とイベントがありますので、ご参加くださいね。
うちあーのさん、道場執筆者デビューおめでとうございます。
合格体験記も感動ものでしたが、今回の記事、とても参考になりました。
これからも楽しみにしています♪
ヨコヤマ様
コメントありがとうございます!
文章を分かりやすく書くって結構難しく、執筆すること自体、スキルアップに繋がるなぁって感じました。
そうですね!自分がこれまでやってきた経験や考えをベースに「らしさ」を出していきたいと思います。
同期合格者として気付いたことがあれば、どしどし教えてください!
ざうるす様
コメントありがとうございます!
ざうるすさんを脱帽させることができて光栄です(笑)
次回の記事は、さらに気合いが入っていますので乞うご期待!!
同期合格者として気付いたことがあれば、どしどし教えてください!
Bella様
コメントありがとうございます!
合格体験記も読んで頂いたのですね。嬉しいです。
道場のイベントにも是非Bellaさんに参加頂きたいです。同じイタリア系として(笑)
今後ともよろしくお願い致します!
期待しています。 猫さんと言い、CHANGEを意識していて面白い。オバマか? ドウモコメント古いなあ。 ところで、ふうじんさんの記事 なんだそんなもんか感 を探しています。たどりつけないんですが、どう行けばいけるんでしょ? 秀逸です。
Pilotfishさま、ふうじんの「なんだ、そんなものか感」はこちらです。
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http://rmc-oden.com/blog/archives/3372
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道場の過去ログ検索方法としては、(1)右上の検索窓でキーワードを入力して検索する、(2)同じく右側(または http://rmc-oden.com/blog/about )から、執筆者をクリックして執筆記事の一覧から探す、などをお勧めします。
Pilotfish様、探しにくいタイトルで申し訳ありませんでした。ご指摘通り診断士試験とは「たかがその程度」の存在。でもその壁さえ越せば当うちあーのさん記事の秀逸さが示す通り、
を漏れなく獲得可能。そして最新合格者の力強い記事には確かなCHANGEの手応え、例えば「たまたま合格」→「手堅く合格」への変化可能性を感じますね。この変革の瞬間に立ち会うだけでも、今年一年我慢して診断士合格準備を続ける価値アリかもです。
pilotfish様
コメントありがとうございます!
仰る通り、CHANGEをかなり意識しています。そもそも診断士試験に挑戦しようと思ったのも”CHANGE!!”という心の叫びがきっかけでした。
pilotfish様のご期待に添える様な記事を書いていく所存ですので、今後ともよろしくお願い致します!
ふうじん様
お褒めの言葉頂き、ありがとうございます!
イチローの「自分が、どう変化したか。それを見るのは楽しい。」という言葉には共感するものがあります。
受験生時代は、一日の変化はわずかでした。ただ、それを積み上げることで目に見える大きなCHANGEを楽しめるのだと信じてやり抜きました。
今は、道場総会に参加したり、実務補習を受けたりする中で、一日の変化が非常に大きく感じます。
そのようなCHANGEの楽しさも今後の記事でお伝えできたらと思っています。
ご帰国の際には是非お会い致したく、よろしくお願いします。