【合格体験記】Now or Neverの気持ちで~双六さん~

こんにちは。ZonEです。

本日は双六(すごろく)さんの合格体験記をお届けします。

双六さんは、1年目から2次試験にウエイトを置いた勉強を進めてこられたのですが、1次試験でわずか1点足らずに(419点)、非常に悔しいbearing想いをされた方です。

そして、2年目に見事リベンジを果たされたわけですが、合格体験記からも「絶対合格する!!」という強い意志がひしひしと伝わってきます

それでは、双六さんよろしくお願いします☆

======寄稿ここから======

平成23年度 中小企業診断士 合格体験記

ニックネーム: 双六 (すごろく)と申します。

一発道場様へのお礼とその他読者の方へ
少しでもご参考になればと思い、乱文で恐縮ですが体験記をお送りさせて頂きます。

◆学習の履歴
1次2回、2次1回
1年目 1次560h 2次120h
2年目 1次120h 2次200h

-2009年10月 T●● 1・2次ストレート受講開始
-2010年 1月 T●● 2次本科生受講開始
-2010年 9月 1次試験419点 4科目合格
-2010年 9月〜2011年5月 診断士学習から離脱
-2011年 6月 T●●講師へ相談、学習再開
-2011年 9月 1次残り3科目合格
-2011年12月 2次合格

◆私は何者
-男性、30歳、妻有子無
-会社員、新事業開発、理系院卒、その他資格なし

◆受験のきっかけ
-惰性で生きている自分が嫌になり、難度の高い事に限られた時間で挑戦したかった
-上司/先輩の無知な決断で事業が誤った方向に進む様に直面、意見を上手く言えず悔しかった

◆1次敗退の理由
診断士試験は学習を始めた当初より、2次が総本山で1次は予選、決して1次で時間を使いすぎずに2次を平行で進められるかがポイントだと考え、2次本科生も同時に受講しました。

しかし1次で足下を救われ一旦診断士の学習から離れることになります。

1次はたぶん大丈夫、得点を取りすぎるぐらいなら別物の2次試験に時間を当てた方がよいと考えていました。

でも今思うと、そういった考え方自体がこれまで蓄積された自分の最も悪いところだと感じました。

何事も全力で取り組む姿勢がこの試験には求められていると感じましたし、実際2次試験はそれまでの実力ではなく、試験の瞬間にいかに実力を発揮できるかという姿勢が要求されているのだと思います。

軽視していた1次を敗退した事の意味を自分なりに理解し修正したことが診断士試験合格のひとつの勝因だったと思っています。

◆2次合格の理由
2次合格の理由は、

  1. 狭く深く学習をしたこと
  2. 素直に応えるとは何かを常に考えたこと
  3. 当日までのメンタルトレーニングを徹底したこと

この3点に尽きます。

1.狭く深く学習をしたこと
ある程度の量は必要ですが、それ以上の量は質を低下させると考えていました。

狭く深く取り組み、何度も学習を回転させることで脳に回路を作るまでしないと当日使えるノウハウにはなり得ないのではないかと思います。

もし深く学習していないのだとするとノウハウを持たずに試験に挑戦する事になるので、それでは試験を受ける前から決着はついている、脳に深く刻み込まれた戦えるノウハウを装備することがまず第一歩で、その方法には狭く深くを何度も行うことしかないと考えて取り組んでいました。

2.素直に応えるとは何かを常に考えたこと
そもそも素直に応えることとはどういう事をいうのか常に日常生活の様々なシーンで考えていました。上司と同僚の受け答え、テレビで司会者と芸人さんとのやり取りなどを聞いて、素直に答えているかどうかをチェックしていました。

聞かれていない事を答えたり、言いたいことを言ったり、余分な話が多く質問者の期待する答えになっていないと感じる感覚を大事にするように意識していました。事例の聞かれていることに対し、素直に応えるためです。

奇をてらわず素直に答える解答が合格答案だと思っていました。

3.当日までのメンタルトレーニングを徹底したこと
サッカーの本田選手は試合の3日前から試合のシミュレーションを頭の中で繰り返し行うそうです。

私も見習って、1ヶ月前から毎日シミュレーションを繰り返しました
毎日同じでも面白くないので、もし風邪を引いてしまったら、もし隣の人が荒れていたら、もし冊子が乱丁だったら、もし事例4で経営分析がでなかったら、もしすべての事例の形式がこれまでとまったく異なっていたら。

想定される悪い事象をシミュレーションに登場させて万が一の時のメンタル面の強化を行っていました。

ですから今回試験が始まり、形式が少し異なっていると知った瞬間、チャンスが到来したと思いました

この試験は相対評価、たとえ試験問題がアラビア語にすり替わっていたとしても絶対に解いて合格してみせるという強い気持ちで臨めたことが合格を引き寄せたのではないかと思います。

◆皆さんに伝えたいこと
私はテレビを見る事が好きで、特にアスリート・漫才師等の一流の方の活躍を描いたドキュメンタリーが好きです。彼らは誰よりも真剣に目標に向かっていく姿勢があり、見ていて心を打たれます。

ただいつも、私は見ているだけでよいのだろうか、自分も程度は違うにせよ、一日一日を真剣勝負だと思い、自分を制し鼓舞させて何かに挑戦したいと感じるようになりました。

自らバッターボックスに立って、三振を恐れず今限られた時間をすべて費やしてホームランを狙いたいと思うようになります。人生でそのような機会は限られていますしいろいろな理由で立てなくなる可能性があります。

もし皆さんが来年診断士試験に挑戦できるのなら、その機会を誰よりも大切にして、全身全霊で臨んでほしいと思います。

もし全力で臨めないのであれば、厳しい言い方になってしまいますが、今この瞬間に診断士受験をやめてご家族やご自身の他の時間に当てた方がよいのではないかと思います。

Now or Never、今やるか もう決してやらないか、の気持ちで臨めばきっとすばらしい結果がついてくると信じています。

◆2次試験後
2次試験後、会場を出るとNHKが取材karaokemovieをしており、声をかけられました。

もしかしたら充実感が他の方よりも出ていたのかもしれません。それから翌日会社に行くと上司から私の業務を超えたやりがいのある仕事を任せられました。これも偶然ですがもしかしたら誰かが「君はもう受かっているからこの仕事ができるはずだ」と考えて与えてくれたのかもしれません。

私の人生、合格前提で話が進んでいないかと妙な体験をしました。

12月9日
約1時間かけて合格発表を見ました。

結果はもう既に決まっているのですが、それまでずっとずっと祈ってきました。

合格をみてガッツポーズをしたら、腰を痛めてしまいそのまま崩れて涙が止まりませんでした。

この年になってこれほど長い時間、嗚咽して泣くとは思いませんでした

最後に、診断士は素晴らしい資格です。皆さんの来年の合格を心から祈念しています。

======寄稿ここまで======

「アラビア語で出題されても絶対合格してみせる!!」という意気込みは素晴らしいですね。

今年診断士試験を受験される方も、”Now or Never“の気持ちで、全身全霊をかけて勉強し、合格の栄冠を勝ち取っていただければ幸いです。

双六さん、どうもありがとうございました。

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