道場がもたらした弊害

こんにちは。ZonEです。

ふうじんの記事Wackyの記事で「Webフォローを予習で使う」ことについて触れていたので、ちょっと補足させていただきたいと思います。

なお、Webフォローの説明および活用法については、私が昨年書いた投稿をご参照ください。

さて、前述の投稿でも書いた通り、私も当初は「Webフォロー」という名称からくるフレーミング(思い込み)により、Webフォロー(講義動画)を復習に使用していました。

つまり、教室講義を聴いた後、Webフォローで復習する…というフローを繰り返していたわけです。

ただ私の場合、この方法だとWebフォローを聴かない(教室講義のみ受講する)よりは学習効果が高まったものの、仕事で疲れている時などWebフォローを聞きながら寝てしまうようなケースが多々あり、学習効率が悪いと感じることが時折ありました。

原因は色々とあるのですが、

  • Webフォローは教室講義に比べて緊張感が少ない(教室講義の方が「寝てはいけない」という意識が強く働く)
  • 復習として視聴するとついつい聞き流してしまう(私の場合)
  • 高速再生(x1.2とかx1.5とか)だと、視聴しながら単語カードを作成する等の同時作業が困難(追いつかない)

など、復習として(講師は違えども)同じ内容の講義を2回目に聴くのは最適解ではないと感じるようになりました(あくまでも私の場合)。

そこで、色々と試行錯誤を繰り返した結果

  • 初見の講義ならWebフォローでも集中して聴ける(初見なので緊張感を持って聴ける、聞き流さないし、眠くならない)
  • 1回聴いて理解不能なテーマを繰り返し視聴できる(2回聴いてわからなければ教室講義で再確認→授業後に質問で不明点を残さない)
  • 教室講義中(既に理解している部分を解説している時間)に単語カードなどを作成することができる
  • 教室講義が復習を兼ねるので、前倒し学習が可能になる

などのメリットを享受できることに気付いた(+学習時間が減った+答練の得点がUPした)ので、Webフォローを予習に利用するという学習モデルを確立することができたわけです。

ここで私が強調したいのは、私も初めからWebフォローを予習に利用する有用性に気付いていたわけではない…ということです。

私の受験生時代には、道場ブログのような情報源が無かったということもありますが、手探りで試行錯誤を繰り返さざるを得なかったわけです。そういった意味では(自画自賛するわけではありませんが)道場ブログは(試行錯誤の結果)執筆陣が効果が高いと感じた勉強法を紹介しているので、有用なものだとは思っています。しかし、逆に道場が生んでしまった弊害もあるなぁ…と多少懸念を感じています。

道場ブログの記事を読んだ方の反応としては、大きく分けて

  • 「合格者がこういうやり方をしてきたのだから、自分もその通りやればOKだろう」
  • 「こいつら、こんなこと書いてるけど、本当にそうかなぁ?本当かどうか、試してみるか…。」

の2種類あろうかと思います。

読者全員が後者のような「自分の軸を持っている」方であれば心配ないのですが、前者のように「自分のフィルターを通さずに鵜呑みにしてしまう」方がいらっしゃるのであれば、要注意です。

書いてあることを何も考えずに言われた通りそのままやるのと、 「本当にそれが自分にとっても最適解なのか?」「自分ならもっと良い方法を探し出せるかもしれない」と自ら考え実行するのとでは、1年後に大きな差が生じます。

道場ブログに書いてあることは参考程度に聴いていただき、仮説を立てて学習方法を洗練させていくという意識を持ち続けていただくことを切に願っております。読者の皆様も良い意味で「上から目線」で、道場ブログをご活用いただければ幸いです。

それでは、今日はここまで。

by ZonE

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