中小企業経営・政策は前半(経営)と後半(政策)の目標を分ける

こんばんは、ZonEです。

ストレート本科生の皆さんは、診断士1次試験の最後の科目、中小企業経営・政策の学習に突入するタイミングかと思います。

私は当時、この最後の科目に苦しみました…。診断士一次試験の中で、(かろうじて苦手意識は持たなかったものの、)最も学習が順調に進まなかった科目が中小企業経営・政策でした。

 
■ 前半(経営)と後半(政策)は全く別物 ■

中小企業経営・政策の学習が順調に進まなかった原因を私なりに分析したところ、
・細かい数値を記憶する意義が見出せず、モチベーションが上がらなかった
・白書や政策を勉強する上で、抑えるべきポイントがつかめなかった
など、様々な理由が挙がりました。

そこで、様々な原因を1つずつ解決していったのですが。その中で、中小企業経営・政策を2つの科目だと考えて、前半(経営)と後半(政策)を別科目として対策することが有効だ…と感じました。

 
■後半(政策)はきちんと記憶して確実に得点 ■

実際の出題順とは逆ですが、まずは、点数にバラツキが出にくく、対策の取りやすい後半(政策)から説明させていただきます。

まずは、何と言っても、勉強内容に対して興味を持つ工夫が大切です。後半(政策)では、実際に診断先中小企業に対して提案できる制度も数多く含まれているので、
 ・困っている中小企業の社長に提案している自分の姿をイメージする
 ・自分で起業する際に使える施策はないか?…という視点を持つ
だけでも、施策に対する興味が湧き、記憶効率が格段に向上するハズです。

次に、過去問は制度変更に気をつけつつ、どんな問題/論点が出題されているか?…を きちんとチェックしておきましょう。例えば、製・卸・小・サ~を覚えても、「商社が卸売業に分類される」などを併せて記憶していないと、なかなか得点には結び付きません。

また、ハカセも以前投稿していたように、類似施策を関連させて記憶する方法も、もちろん有効です。

 
■ 前半(経営)はある程度割り切って、効率的に勉強する ■

続いて、前半(経営)についてですが…ある程度割り切って あまり深入りしないことが大切だと思います。

もう少し具体的には、
・出題頻度が高い、出典が官公庁系の統計資料を中心にチェックする
・サブタイトルを見て概要を抑え、結論が意外なもののみを意識して記憶する
 →結論が想定内のものは、無理して記憶しなくても正解選択肢を選択できる可能性が高いから
出題頻度の高い数値は、割り切って記憶する
 →長期記憶化する必要は無いので、テスト直前にチェックする資料を作成しておく
といったところでしょうか…。

なお、白書に関する問題について、過去問をきちんと解く必要はありませんが、
どんな問題がどんな問われ方で出題されているか…程度はきちんと抑えておくべきだと思います。

 
■ まとめ ■

以上のように、中小企業経営・政策は、前半(経営)と後半(政策)で大きく内容および対策が異なります。

前半(経営)は5割、後半(政策)は8割…のように、両パートでの得点目標を別々に設定し、PDCA学習を進めることで、費用対効果の低い勉強への注力や学習の偏りを防ぐ効果が期待できます。

また、答練や模試の結果についても得点を分けて記録しておくことをオススメします。

中小企業経営・政策で苦戦しないために、少しでも参考になれば幸いです。

by ZonE

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