【合格体験記】合格後の熱い仲間との出会いを胸に、孤独に耐えて一発合格!ダニエルさん!

こんにちは!いよっちです。

本日2人目にご紹介するのは、見事一発合格を果たしたダニエルさんです。

自らの受験スタイルを「孤独」と表現しながらも、合格後の「希望」を抱いて独学で邁進されています。特にモチベーション維持・管理の方法を具体的な「仕組み」まで昇華している点はすごいです。ぜひ、同じように独学で受験されている方に読んで頂ければと思います。

==========ここから寄稿==========

(0) 受験生情報

名前(HN):ダニエル・20代
メーカー(B to B)、海外マーケティング

(1) 自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

間に合った軌道修正&苦手克服、希望を胸に、孤独な独学ライフ

(2) 診断士に挑戦した理由・きっかけ

①将来、経営者になるため
②近い将来、キャリアチェンジしたいため
③ライバルに自慢するため
④人生100年時代に備えるため
⑤現職が暇なため
など

(3) 学習開始時の知識・保有資格・得意科目・不得意科目

①簿記3級(→財務・会計)※数年前取得。仕訳すら曖昧
②ビジネス・マーケティング実務検定C級(→企業経営理論)
③ビジネス会計検定3級(→財務・会計)
④ITパスポート(→情報システム・企業経営理論)

また、経営法務では英文契約書、各科目でも横文字(カタカナ)が多いため、英語に抵抗がないことは強み。

不得意科目は財務・会計(数字アレルギー)でしたが、重点的にケアして、試験までに得意科目に。(間に合った・・・。)

(4) 学習スタイル

学習スタイル=独学+模試

メリット
①アウトプットに集中できる
②他人のペースに引きずられない(講義進度、雑談など)

デメリット
①学習中、不明点の情報収集/理解に時間がかかる
②学習の進捗管理が難しい
③切磋琢磨できる仲間に出会えない
④添削が受けられない(二次)
⑤他受験生のレベル感が分からない(二次)

(5) 合格までの受験回数、学習時間とその作り方

学習開始時期と受験回数
2019年1月~ 1次対策開始
2019年8月~ 2次対策開始
それぞれ、受験回数は1回
費やした時間は、10か月(700時間)
(丁度この合格体験記が掲載される頃、勉強開始したイメージ?)

移動時間0.5h+退社後1-2h+朝1.5h(直前期)=平日3-4h
休日はやっても6hほど。凡そ3-5hほど。

会社員なので、スキマ時間を大切にしました。
皿洗いしながら関連する動画を見たり、待ち合わせ場所に早く行って勉強したり。

一次学習時間
経済学(76) 84.75時間 ←苦手だったが稼ぎ頭に
財務・会計(72) 127.15時間 ←苦手だったが得意に
企業経営理論(56) 58.55時間 ←あまく見ていた
運営管理(69) 54.35時間 ←一応メーカー勤務の恩恵
情報システム(64) 60.5時間 ←普通
経営法務(64) 77.3時間 ←普通
中小経営政策(44) 35時間 ←あまく見ていた

合計(445) 497.6時間

ニ次学習時間
事例Ⅰ 31.8時間 ←普通
事例Ⅱ 34.3時間 ←微妙
事例Ⅲ 32.8時間 ←苦手
事例Ⅳ 95.05時間 ←苦手だったが得意に

合計193.95時間
※得点開示待ち。

(6) 合格までの学習法

過去問演習、模試(TAC、LEC)
使用教材は、過去問マスター(同友館)※Cランク問題は無視

初めはスピ問にも手を出したが、途中で失策であったと気づき、過去問重視に路線変更/軌道修正できたことが勝因です。(軌道修正①)あのまま過去問を軽視していたら、1次で敗退していたでしょう。

極論、1次試験には過去問マスター以外必要ないと思います。

一応、過去問マスター以外の教材で私が実際に使用し、おすすめできるものとしては、
・「速習!マクロ経済学2nd edition」(中央経済社)
・スピード問題集7中小企業経営・政策(TAC)←この科目のみスピ問
それと、中小経営・政策は、ほらっちチャンネル(Youtube)。
※ただし、私の中小経営・政策の得点は上記の通り「悲惨」です。

②2次筆記
過去問は、必ず80分の枠の中で解きました。

過去問のほか、有志勉強会にも3回だけ出席しましたが、諸事情で、すぐに辞めてしまいました。勉強会は、他受験生のレベル、相場観を得る上で有効ですが、再現答案はたくさん転がっているので、無理に参加する必要はないと思います。(軌道修正②)

さて、2次は、何よりも事例Ⅳ対策。
・事例Ⅳの全知全ノウ(同友館)
・事例Ⅳ30日完成(同友館)

上記2冊を3周+過去問10年分ほど通してやれば、OKです。
(同友館の回し者みたいになってきましたね・・・。)

事例Ⅳだけで100時間ほど勉強時間を確保したいところです。

一方、事例Ⅰ~Ⅲは、つかみどころがないです。
私の方法論にも、あまり自信がありません。

使用教材は、
・直近のふぞろい(同友館)
・ふぞろい10年データブック(同友館)
・過去問5年分(TAC)
・永久保存版等の記事(当ブログ)

強いて言うなら自分のスタイルを確立することが重要です。

ふぞろい流をベースに、TAC流、MMC流等、参考にして、自分のスタイルが見えてくるかと思います。
「道場」だいまつ氏による29年度試験「永久保存版」シリーズも超有効です。

自分の解答と見比べて、スタイルを確立してください。

事例Ⅰ~Ⅲも事例Ⅳと同様に、過去問は10年分ほど。
ただし、こちらは大体2周しました。(事例Ⅳ過去問のみ1周)

ふぞろいの模範解答は確認する程度。あまり根掘り葉掘り、掘り下げませんでした。
結局のところ、2次は誰も正解なんてわからないため。

みんなが書いたことを書けたら、ヨシ次。
書けていなくて、そこで知識/テクニックを補充できたら、ヨシ次。
といった具合に進めていました。

なお、手も足も出なかった事例に限って、3周解いています。

(7) 学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

独学組にとって、特に大切であると思うことをお伝えします。

それは、「自分のモチベーションのトリガーを見つけ、受験への情熱を絶対に絶やさないこと」です。

ライバルとなる通学組の本当の強みは「メンターがいること」に尽きます。
(効率的な学習ができる、講義がわかりやすい、などではなく。)

一方で、「メンターがいない」独学組にとって一番の壁は、モチベーションの維持です。

今日勉強するもしないも、自分次第。
危機感を煽ってくれる講師や、
士気を鼓舞してくれる隣人(=メンター)がいません。

しかしながら、
モチベーションのコントロールさえできるならば、
独学組の方が有利です。

なぜなら、ライバルである通学組は、
よくも悪くも講義や、仲間との時間に拘束されがちだからです。

その間に、独学組は、
問題演習(アウトプット)ができるのです。
(前提として、アウトプットが最も効率的な学習方法ですよね。)

このため、
独学組は自分を机に向かわせる「トリガー」を見つけてください。

私の場合は、

・受かれば次の春には転職してる!?
・受かれば最高の仲間と最高の仕事が待っている!?
・受かればみんなに自慢できる!?

これらを紙面に落としたものを何度も確認することで、
自分の中の火を絶やさず過ごしました。

また、合格体験記や、診断士活動記もよく読み、合格後の夢を目一杯膨らませていました。
(当ブログ、書籍、診断協会のHP等で入手できます。)

独学組の方は、一度、
「自分はなぜ、この資格をとりたいのか?」
そのトリガー(動機)の在り処を掘り下げてみてください。

そして、それは高尚である必要はありません。
自分を突き動かす、心の底からの真実である限り。

モテたいとか、誰かを見返したいとか、そんなのでもOKです。
それがあなたの本心なら。
結果に本気になれるなら、プロセスにも本気になれるものです。

もし、あなたが
・飲みの誘いを断れない
・ゲームの誘惑に負けてしまう
・机に向かえない
のだとしたら、それは確固たる動機が不足しているのです。
(或いは、忘れているのです。)

心が挫けそうになったら、初心に立ち返ってください。
と、言うは易し、ですので、コツをお伝えします。

私のように紙に書いて繰り返し見る、というのも、勿論アリですが、
コツとは、「仕組みを作ること」です。

人間の気分なんてアテにならないものです。
なので、そういった変数をできるだけ排除します。

例えば、
・飲み仲間に受験のことを話し、距離を置くことを宣言する
・ゲームを捨てる(アプリをアンインストールする)
・仕事後は勉強せずに帰ってはならないルールを妻に約束する
・土日は図書館に行くため、その夜子供に読む絵本を借りる約束をする

などが、ここでいう「仕組み」です。

このように上流工程に一工夫入れることで、
あなたの「気分」という変数が排除されます。
そして自制を効かせなければならない場面=ストレス、が減ります。

(この試験を通して得られるものは、知識はもとより、そんな「知恵」だったり。)

ぜひ、オリジナルの仕組み作りで、
独学のメリットを存分に享受してください。

最後に私自身の抱負(&独学組への激励?)として、

私自身が診断士になることを目指した理由はいくつかありますが、
なかでも一番は、

「この『知的ゲーム』を試行錯誤してクリアした先には、
同じように孤独を切り抜けた熱い仲間との出会いがあるはず。」

(こんな試験を敢えて乗り越えてくる人たちが、熱くないわけがない。)

そう妄想すればこそ、ここまでやってこられました。
これからの診断士ライフが楽しみです!

==========ここまで==========

いかがでしたでしょうか。

モチベーションに関しては、ある人はニンジンと呼び、またある人は心のスイッチと呼び、自身の根源にある「なぜ、診断士なのか」という問いに対して自分なりの解を持つべき!と様々な形で発信してきました。

ただ、なかなかそれを「仕組み」にまで落とし込めている人は滅多にいないと思います。ここがすごいなと感心してしまう点です。

そして、「孤独」な戦いを切り抜けた先に会う仲間との出会いを楽しみに、合格後の姿を明確に思い描くことでモチベーションを維持しています。これは、個人的な経験則なのですが、このような熱い思いを持って診断士業界に飛び込んで来られる方は、1年目から大活躍間違いなしです。

この合格体験記を読んでいる特に独学生の方、合格後の診断士活動、本当に熱く、そして楽しいですよ~ ぜひ、ダニエルさんのように、合格後の世界を楽しみに勉強に励んでください。

最後に、ダニエルさん、合格おめでとうございます!熱い仲間との出会い、楽しみにしていてください。いつかご一緒しましょう!

以上、いよっちでした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です