【合格体験記】3年越しの想いをすべて結実!独立目指して見事合格のパプリカさん

みなさん、おはこんばちは!ブブです。

本日、2件の合格体験記のご紹介。 パプリカさん です!

こちらでご紹介するパプリカさんは、3年越しの想いを今年、結実されて見事に合格されました!

それでは、どうぞ!

=====ここから寄稿=====

受験者情報

HN:パプリカ 56歳

受験への想い

3年越しの受験勉強も幸いにも今年で幕を閉じることができました。しかし、その3年間の間には

自分なりの完成形に近づくためにいくつかの紆余曲折がありました。一方、独立を考えていたため、何としてでも今年は合格するつもりで取り組んできました。しかし、この試験、特に二次試験は不透明かつ不確実性が高い試験です。これに拘り過ぎると独立という本来の目的が達成出来なくなると感じ、不合格の場合も想定して受験後は養成課程の入学準備も進めていました。

学習スタイルと合格までの学習法

【一次学習】
一昨年に勉強を開始。当初は、診断士試験がどういうものか良く理解できていなかったため、TACに通学という形で勉強を開始しました。

当初は、あまり先の事は考えず予備校のペースに合わせるだけで、あまり自宅での勉強はしていなかったと思います。

しかし、5月からの完成答練で点がとれず、焦ってアクセルを踏んだが間に合わず。経済、財務、中小企業政策の科目合格はしましたが一次通過できず。そして昨年、しっかりと準備して一次試験を無事に通過。学習時間はトータルで約1200時間でした。

 

【二次学習】
私はもともと文章を書くことは嫌いではありませんでした。

一方で財務を苦手としており、二次試験の問題を初めて見たときは診断士試験を諦めようかと考えたほどでした。

従って、二次試験までの約二か月の勉強時間の大半を事例Ⅳに費やし、事例ⅠからⅢついては書籍「ふぞろいな合格答案」やセミナーに参加。

「そうかこれで合格できるのか!」とキーワード中心の解答を書くことに注力。試験直後は、自分なりに書けたという自惚れもあり合格を期待していましたが、結果は事例ⅠC(49点)、事例ⅡC(47点)、事例ⅢB(57点)、事例ⅣB(52点)という惨憺たる結果でした。
一次試験はどんな人でも学習時間に比例して点は確実に上昇します。

しかし、二次試験はそうはいきません。どうしたら点を伸ばせるのか、合格者と自分との間にどのような違いがあるのか、理解できていませんでした。

一方で二次試験の壁が越えられず多年度に渡って勉強されている方も大勢いることも知りました。そこで危機感を抱き、二次専門の予備校の力を借りようと考え、昨年の12月から多くの予備校説明会をはしごする事になりました。しかし、不確実かつ不透明な試験であるにも関わらず、一方通行の指導で「これが当校のメソッドだ」「答えはこれしかない」等と豪語する予備校が多く、どうしてその解答が導き出せるのか、他の回答だと点にならないのかなど、違和感を持っていました。

そのような中、SLAの存在を知り説明会に参加。再現答案の評価もして頂きました。

そこで直感的に講師の方が信頼できる人物だと感じた事で通学を決意。

また、SLAでは受講者の合格率が高いこと(受講者は少ないものの開校初年度は全員、直近でも5割の合格者を出しているとのこと)、少人数で双方向の学習が可能である点も重要なポイントでした。
期待は裏切られませんでした。SLAでは受講者が受動的にならず、能動的に学習するような場を与えてくれました。これまで考えた事のなかった、設問分析や構文作成など、基本的な答案作成手順を学ばせて頂きました。ひとつの事例に対して宿題を含めて10時間近くを費やす指導には驚きました。そして学習開始後5ヶ月ほどすると、自分なりに理想とする答案がイメージできるようになりました。「二次試験で高得点をとるのは無理」、しかし「自分ならここまでは書ける」、「ここまではとても書けない」、「これを書くとリスクがある」などが分かるようになりました。振返ると私自身が成長を実感できた瞬間でした。二次の学習時間はトータルで約1000時間となりました(うち400時間は事例Ⅳ)。

【模擬試験】
予備校での学習は過去問中心でしたので、初見問題に触れておくことも必要だと思い、出来るだけ多くの模試を受けました。ただし、採点結果で一喜一憂するのは無駄です。点数は無視で良いと思います。ちなみに私が受けた各社模試の成績はこんな感じでした。
【TAC】
5月 事例Ⅰ:38 事例Ⅱ:40 事例Ⅲ:55 事例Ⅳ:46 487位/1,167人
9月 事例Ⅰ:44 事例Ⅱ:26 事例Ⅲ:51 事例Ⅳ:61 1,376位/2,374人
【LEC】
5月 事例Ⅰ:38 事例Ⅱ:50 事例Ⅲ:44 事例Ⅳ:45 119位/311人
9月 事例Ⅰ:39 事例Ⅱ:55 事例Ⅲ:68 事例Ⅳ:27 175位/492人
【MMC】
9月 事例Ⅰ:60 事例Ⅱ:53 事例Ⅲ:60 事例Ⅳ:58 127位/351人
【TBC】
8月 事例Ⅰ:62 事例Ⅱ:64 事例Ⅲ:60 事例Ⅳ:43 45位/214人

TBCはまあまあ、他は大体平均レベル、TACに限っては直前で平均以下です。基本的に7月時点では自分のスタイルが出来上がっており、本試験までそれほどレベルアップしているわけではありません。それで本試験上位18%に入ることができたという事は、予備校の採点基準と本試験の採点基準が大きく違っていることの証拠です。

【受験後から合格発表まで】
本試験に向けてやるだけの事はやりました。しかし、合格への自信は持てず、とても不安でした。理由は、昨年と比較すると理想とする答案がどんなものであるか自分なりに持っており、自分が書いた答案の悪さが分かっていたためです。昨年は「根拠の無い期待」、今年は「根拠のある不安」です。しかし、その不安は成長の証でもありました。
12月6日午前10時、協会のホームページで自分の受験番号を探しました。私の受験番号があるみたい・・・。あるみたい・・・。確信がもてなかったのは、最近、小さな字が見えにくくなっており(老眼)、6と8を良く見間違えることがあるからです。画面を拡大し見間違えじゃないかと何度も確認しました。間違いありませんでした。それは自分が選択した方法に間違いがなかったとが証明された瞬間でもありました。

 

これから合格を目指す方へのアドバイス

一次試験は特に工夫せずとも、スケジュールさえしっかりと立て、それを愚直に実行していくこと。時間をかければかけるほど点数は伸びます。しかし、時には昨年の法務のような爆弾科目があるので、平均65点をとるつもりで頑張れば万全です。

二次試験のような不透明な試験に対して、やり方を決めつけて進むことは非常に危険です。試験二週前、あるブログの助けを借りて、同志でお互いに答案を相互採点するという試みに参加させてもらいました。これには相当な時間と労力を要しました。採点者がどれだけ大変な思いをしているか身に染みて分かりました。読み返さないと分からないような文章は採点すらされないのではと感じました。どんな文章を書くと評価されるのかを考える良い機会になりました。

二次試験で自信をもって合格した人、少なくとも私の身近にはひとりもいません。今年の私もそうでしたが、「こうあるべき」という答案が思い描けている人ほど、理想と現実(本試験)とのギャップを認識しているので、不安になるものです。

二次試験は、普通の人間なら合格率を50%に近づけるのが限界のような気がします。では50%に近づけるにはどうしたら良いのか、私なりに考えてみました。それは、いろいろな立場「社長、診断士、作問者、採点者」に立ち、「能動的」に考え、工夫することだと思いました。そんな中で自分の理想とする答案のレベルをどれだけ高め、本番で理想にどれだけ近づけられるか、それが勝負だと思います。

 

======ここまで=====

診断士試験、特に2次試験に際して様々な経験をされたのちに、行き着いた心境は「能動的」に考え、工夫する事。
非常に説得力のある言葉ですね。みなさんもパプリカさんのように「能動的」な工夫、ぜひ、ご参考にしてみてください。
パプリカさん
合格おめでとうございます!!


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