【合格体験記】王道のPDCAでスト合格!だんごさん

こんにちは!かわともです。

本日もお二人の合格体験記をご紹介いたします。

だんごさん、風太さん です

 

こちらの投稿でご紹介するだんごさんは、地方在住、通信での学習で見事ストレート合格を果たされました!

合格体験記には、ストレート合格の王道のエッセンスがたっぷりつまっています。

特におすすめなのは、以下に当てはまる読者の方です。

〇王道のストレート合格のプロセスを知りたいかた
〇通信か独学で、勉強仲間がおらず、情報収集に苦労しているかた

それでは、どうぞ!

=====ここから=====

受験生情報

Y・S、33歳会社員、家族構成:子(幼児)と妻

ひとこと

学習法は常に見直し、過去問やり込みでストレート

受験のきっかけ

・世の中の不平不満を言うだけの人が自分の周りに多いと感じていたこの頃、「ネガティブな人生は嫌だ、平均寿命が延びたのであればその分充実させたい、年金破綻は仕方ないとして会社に縛られず暮らせるようになりたい(さらに社会貢献できれば心も充実)」
・「将来自分の会社が何を売っているかは想像つかないけど、顧客の課題解決をしていることは間違いないだろう。(超漠然としていますが)それらしきスキルを身に付けておきたい」
などとぼんやり思っていました。約2年前より地方へ転勤して都会の慌ただしさから若干離れ時間を得たためか、上記のような思いが段々募っていました。そんな時、会社の飲み会で先輩から中小企業診断士の資格を紹介され、酒の勢いもあり帰路にて通信講座の資料請求し受験を決意しました。

保有資格など

・学習開始時の保有資格:ITパスポート、簿記3級
・得意科目:企業経営理論(一応商学部卒のため何となく)
・不得意科目:法務、財務会計
知識はあまりなかったので、インプットには苦労しました。一方、数年前に1年程度早朝読書を継続していたことや仕事柄会議資料を作ることが多かったことから、習慣的に勉強することや文章を書くこと自体はそんなに苦ではなかったです。
(サミュエルスマイルズ著自助論は、大体年一回、頭に練り込む勢いで読んでいました。)

学習スタイル

通信(診断士ゼミナール)
地方在住のため通学不可、でも完全独学は不安ということで通信を選択しました。
①メリット
・講義が動画(ダウンロード可能)→自分のペースで勉強できる(朝の時間や移動などのちょっとした隙間時間を有効に利用できて良かったです)
・通学よりも安価→柔軟にテキストや問題集を買い足すことが可能(きっと途中で市販の問題集などが欲しくなるだろうと思い、経済的余力を残しておきました。)
②デメリット
・勉強仲間が皆無→学習の進捗が掴みにくい(ゴールの見えない暗闇をがむしゃらに突っ走り続けるのはしんどかったです。)
・成功者との交流がない→学習方法の参考になる人がいない(この点は道場ブログやセミナーで補いました)

受験回数など

①学習開始時期:2019年1月、受験回数:1回
②一次学習時間:700時間(月100時間)
③二次学習時間:250時間(月100時間)
家族がまだ寝ている平日休日の朝の時間帯がメインでした。自宅ばかりだと飽きるので、休日や平日休みの日は隙を見て図書館へ行っていました。ただ、家族には大変迷惑をかけました。勉強場所を確保するために寝場所を変更してもらったり、休日の外出は禁止しなかったものの気を遣わせたり・・・

学習法

①一次試験
・1月~GW:講義動画を視聴
・3月~5月:過去問5年分を1周
・6月:過去問2周目
・6月末:模試受験
・7月:過去問3周目及び誤答の問題

<気を付けたこと等>

・学習範囲が広いので、計画的に学習しました。具体的には、6月の模試での合格レベル到達を目標として、逆算して1ヶ月毎に何をやるかを決めて、そこから週レベル、日レベルで何をやるかをブレークダウン。計画は月一程度で見直し。また、4月に参加した道場セミナーで自分に合うなと思ったやり方は存分に吸収させてもらいました。
財務会計は、問題をたくさん解くことが大事だと道場ブログやセミナーで何度も聞いたので、3月より市販の問題集に取り組んで、最終的に4周程度解きました。(B5ノート4冊分)
・マイルストーンとしていた6月の模試で経済と法務に苦戦し、急遽同友館の過去問集を購入し集中的に学習(模試を受けてみて、経済は1科目目のせいか焦りと緊張で調子が上がらなかった。法務は純粋に難しいと感じた。直前に補強した結果、本番出来が悪かったトップ2がこの2科目。7月に補強してなかったらアウトだったかもしれない・・・)

②二次試験
・道場やふぞろいのブログで「二次がヤバイ」「二次が本番」と連呼されていたので、3月に仕方なく平成29年度の過去問をとりあえずひととおり解いてみました。というか解こうとしたのですが、できないというか何を書いていいのかさっぱり分からない、事例Ⅳは回答を見ても正答を理解できない状態でしたが、一次試験の勉強でそれどころではなかったので、二次試験の勉強を平行して行うのは断念しました。しかし、4月の道場に参加したとき、事例Ⅳだけでもやっておくようにとアドバイスをいただき、かろうじて事例Ⅳの30日完成を1周だけやりました。あとは、ふぞろいなどの教材を一通り揃えて、一次試験後にすぐスタートできるように準備だけしておきました。

・一次試験後に、本格的に二次試験対策を始めました。
通信は知識整理と過去問解説のみだったのですが、合格者がこなした事例量等を参考に、(2回目も含めて)過去問のみで90事例解くことを量の目標としました。質は、正直、これなら合格レベルに到達できるという納得のいく目標設定はできませんでしたが、ふぞろい採点での合格点到達を一応の目標としました。

・模試は都合が合わず受けられませんでしたが、初見の過去問を使って10月にセルフ模試を行いました。

・盆休みの前半に道場セミナーに参加し、道場メンバの皆様の勉強方法や解法テクニックを存分に吸収させていただきました。合格者の方々が各々のバックグランドや性格などを十分に理解してベストなやり方で学習したからこそ合格したのだなと感じました。ブログを読むだけでも十分参考になりましたが、対面してこそ気づくことがたくさんありました。(ハンドルネームと記事の作風からメンバの方のイメージが勝手に頭の中で作られていたのですが、お会いすると想像と違っているところもありました。)セミナーでは「なぜその答案を書いたかを説明できるようになることを目指す」というアドバイスが印象的で且つこれだ、と思いました。

<事例Ⅳ>

・やった分だけ点が伸びる(ある程度までだけど)から量をこなすべきと多く方からアドバイスをいただき、(その全部を取り入れたわけではないですが、)気を付けたのは2点。①事例Ⅰ~Ⅲにかける時間合計と事例Ⅳにかける時間は1対1となるよう意識しました。②通称イケカコは時間が足らず断念し、過去問(全知識全ノウハウ)と30日を完璧にすることにしました。結果、得意事例とまではいかなくとも、足を引っ張る事例ではなくなったと思います。

<事例Ⅰ~Ⅲ>

・学習は復習の質を重視しました。過去問を制限時間内に解いて、ふぞろいで採点という王道?の方法とし、解答後は自分の解答を青ペンで真っ青に批評してやりました。(赤はチカチカして目が疲れるので青)。気を付けていたのは、問題を解く際、自分の解答を「一言でいうと何なのか」をはっきりさせ、それが模範解答と同じかどうかを確認することです。違っていたらなぜそこにたどり着けなかったか反省し、たどり着けなかった理由を書き留めていました(予見の○○を読み取れていなかった、○○ということに気づいていなかった等等)。これは、採点者が一目読んだときに自分の解答が何言ってるのか分からないと感覚的に思われたらダメだろうと思っていたためです(正しいかわかりませんが)。ただ、このやり方だと解答は真正面から答えられてスッキリしていいのですが、多角的ではないことや外すときは豪快に外れることからリスクが高いので、本番に近づくにつれビビってしまい羅列型を多用しました。
・本番1週間前に、これまで解いた過去問のダメだし一覧を作りました。ここでようやく自分のダメな部分が浮き彫りになりました。大体同じようなパターンで失点していたことが分かりました。致命的なことですが、「因果」や「対比」や「目的と手段の関係」などが自分の解答というか文章では半端な書き方となっていました。意識でどうにかなるものではないかもしれませんが、強く意識することにしました(苦)
③再現答案 無

アドバイス

・勉強方法は常に改善し続ける!
最適な勉強方法は人それぞれであり、やりながら改善し続けるものとつくづく思いました。色々とアドバイスを受けましたが、当然全てを実行する時間はありませんし、相反するアドバイスもあります。私の場合も、アドバイスはありがたく頂戴しつつも、実際に取り入れたのは半分程度です
・模試は受けるべき
一次も二次もそうですが、本番と同じスケジュールで問題を解いてみることはとても有益だと思います。私は不十分でした。特に二次は自宅でセルフ模試はしたものの、本番では、ぶっつけで問題用紙を定規で破ってメモ用紙を作ったり、解くペースを早めて焦って問題文を読み間違えたりしてしまいました。
・最後は自信をもって!
二次筆記試験は当初の学習計画通り準備したものの、不安なまま当日を迎えましたが、「合格できるかは分からないけど、今日までやるべきことはやった。もしこれで不合格だったとしたら来年何していいか分からない」と開き直って本番に臨みました。二次試験までの2ヶ月間で、事例Ⅰ~Ⅲは合わせてB5ノート4冊分、事例ⅣはB5ノート4冊分、本気でギッシリ過去問に取り組みました(今大掃除で教材を整理していますが、これらのノートだけは絶対に捨てられません。)どれだけやったから合格するというものではないですが、”合格するという目標に対して、最後までやりぬく責任感を持って、努力を積み重ねて自信を持つ”ことが大事だと思います(なんやかんやで最後は精神論)。そう思えるところまで頑張っていただければと思います!!

=====ここまで=====

大変僭越ながら、だんごさんの勉強のスタンスは、私・かわともと非常に似ていると思いました。

何が似ているかというと、

 

 

〇「これなら合格できそうだ」という学習方法(ツール、スケジュール、学習量)を早めに決めて突き進んでいること。

〇ご自身のレベル感を定期的に(月1で)振り返り、PDCAを回して軌道修正をしていること。

〇常に情報収集をして、よさそうな方法は取り入れていること。

 

そして、2次試験への取り組み方も、ストレート合格の王道を行っていらっしゃいます。

 

〇1次試験本番を迎える前に、直近の過去問を1年分解いている(=2次試験の手ごわさを知り、心の準備になります)

※さらに、事例Ⅳの30日完成問題集を一通り解いていらっしゃいます。これは私もできなかった。。すごいです!

 

〇事例Ⅳの重視。事例Ⅰ~Ⅲと事例Ⅳにかける時間を1:1にし、事例Ⅳは問題集を絞ってやりこんだ。(過去問(全知識全ノウハウ)と30日を完璧に)

 

〇事例Ⅰ~Ⅲは復習を重視している。

 

 

私が「これはいいな!」と思ったのは、事例Ⅰ~Ⅲの取り組み方です。

問題を解く際、自分の解答を「一言でいうと何なのか」をはっきりさせ、それが模範解答と同じかどうかを確認することです。違っていたらなぜそこにたどり着けなかったか反省し、たどり着けなかった理由を書き留めていました(中略)採点者が一目読んだときに自分の解答が何言ってるのか分からないと感覚的に思われたらダメだろうと思っていたためです

 

おそらく、この方法で「解答の軸」を把握する大局観が養われたと思われます。その後、確実に得点を稼ぐために、微妙に答案の作り方を調整されています。

ただ、このやり方だと解答は真正面から答えられてスッキリしていいのですが、多角的ではないことや外すときは豪快に外れることからリスクが高いので、本番に近づくにつれビビってしまい羅列型を多用しました。

 

そして、最後の決め手は「今までの学習の総ざらえ」。私もこれ、やりました!リスト化はしていませんが、全部見返して自分のクセや見落としがちなところをチェックしました。

本番1週間前に、これまで解いた過去問のダメだし一覧を作りました。ここでようやく自分のダメな部分が浮き彫りになりました。大体同じようなパターンで失点していたことが分かりました。致命的なことですが、「因果」や「対比」や「目的と手段の関係」などが自分の解答というか文章では半端な書き方となっていました。意識でどうにかなるものではないかもしれませんが、強く意識することにしました(苦)

*    *    *    *

だんごさんの王道かつオリジナルな工夫がつまった学習方法、ぜひご参考になさってください。

だんごさん、合格おめでとうございます!!


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