【合格体験記】独学でのスケジュール管理と早めのスタートでストレート合格! ちゅむさん

 

おはようございます。makinoです。
本日も読んで下さって、ありがとうございます。

 

本日おひとり目の合格体験記はちゅむさんです。

40歳を目前に、ご自身の経歴と今後のキャリアを考えて受験されたちゅむさんは、独学でストレート合格をされています。1次試験での割り切り方と、2次試験での参考書の使い方を拝見すると、独学ストレートのひとつのお手本になるのでは、と思いました。

それではどうぞ!

 

 

========ここから寄稿========

 

(0)受験生情報

ちゅむ・30代

 

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

早め早めのスタートによる時間確保と長期戦から離脱しないスケジュール管理

 

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

40歳という区切りを前に、業務を通じて取得してきた経営に関する様々な知識を資格取得という形で体系化・見える化したいという思いから挑戦を決意。診断士間の交流が活発というのも今後のキャリア選択を広げる上で有用なのでは、と考えた。難易度としては業務をしながらある程度無理をすれば取得可能性あり、との見込みで勉強を開始した。

 

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

1次は7科目トータルで6割を取得すれば突破できる試験であり、得意科目があると有利に進められる試験。2次はなかなか得点が読めるようにならなかったが、財務がメインの事例IVの得点が見込めたのが安心材料となっていた。

<保有資格>証券アナリスト、簿記二級
<得意科目>財務会計、経済、事例IV
<不得意科目>経営法務、中小企業経営

 

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

1次2次ともに独学。

①メリット
費用面で予備校に比べて安く抑えられる。私はスピード問題集、一次過去問集、ふぞろいがメインテキストだった。スピード問題集1万円強、一次過去問集1万円強、ふぞろい(「答案分析2」以降を購入)2万円でその他含めてもテキスト代は5万円強のイメージ。その他、模試を1次、2次ともに受験し合計で約7万円。

②デメリット
デメリットの方が多いような書き方だが、自分でコントロールできるのならば、自由度の高い独学がお勧め。

1)平均学習時間約1000時間と言われる勉強期間の長さを自己管理する必要あり。私はエクセルで試験日までのカレンダーを作成。何を勉強するかをゴールまで週次で記載。勉強の進捗に応じて適宜updateして管理していた。

2)不明点は自身で調べる必要あり。7科目と多岐に及ぶ中、取捨選択が必要。私はちょっとgoogleで調べても理解できなければ捨てるようにしていた(特に法務)。トータルで6割という合格基準を各科目どういう配分で達成するのかを決め、深追い度合いを自身で決める必要がある(予備校がどこまで個人指導をしているのかは知りません)。

3)二次のレベル感が見えにくい。二次の事例I-IIIは採点基準が判然とせず各予備校の模範解答が異なる、という状況になっている。かかる状況下、どういう答案を作成すればよいのかはっきりしない試験。予備校では自主勉強会開催により受験者間での情報交換を行っているとのこと。私は「ふぞろい」により他の受験生のレベル把握に努めた。

 

 

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数
2018年8月開始。2019年8月1次受験、2019年10月2次受験。

②一次学習時間
620時間

③ニ次学習時間
250時間

 

(6)合格までの学習法

①1次
過去問は4割を捨てる試験と考え重要事項を網羅したスピ問を重視することに(内容別に纏めた同友館の過去問集を利用してもいいかもしれない)。試験までに7回転した。一回は2-3時間の目安。各回で少しずつ理解を深めた。試験日まで時間があったため、回すことを重視し各回の深掘りをほどほどにしたのが奏功。TACポケットブックに調べた内容を追記していった。過去問は5年分を4回転。本番形式の問い方に慣れることを主眼にし、TACのABCレベルのみ解説を読んだ。

②2次筆記
経営、財務、運営のスピ問、過去問を一通り終わらせた2018年12月より着手。過去問を解いてはふぞろいを参照する、という形式で週一回一事例を解くようにした。ふぞろいを通じてロジックはかなり簡潔に書き、切り口を多く盛り込むという印象を持った。なかなか点数が伸びる気配なく苦しい時期を過ごしたが、早めにスタートしていたのは結果的に合格に繋がったとの理解。1次合格後、このままでは合格は難しいと思い、二次の三種の神器と言われるふぞろい、全知全ノウ、イケカコの内、手を出していなかった全知全ノウを購入。特に「全ノウ」は、ふぞろいが解答のレベル感はつかめるもののその解答プロセスに関する情報は弱い、という弱点を補う形となった。「全ノウ」により与件文の読み方が非常に重要だと理解するとともに、「全知」により知識の整理を行えた(単なる国語の試験ではないこと痛感)。

③再現答案
作成せず。二次のダメージ大きく、とても作成できる心理状態になかった、というのが実情。

 

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

科目数多くスケジュール管理が最も重要。独学であれば常に2次合格を意識して進める必要あり(一次はあくまでも通過点)。二次までに長期に及ぶ人が大多数と思われるが、自分が試験にどの程度時間を割けるのかを見極める必用あり。そのうえで行動計画を立てると、7科目、そして2次の4科目を見据えるとそんなに余裕がないことに気づく。常にゴールを意識することがこの試験の一番大事な点と思料する。

 

========ここまで========

 

いかがでしたでしょうか?

1次試験での捨て問の割り切り。怖くてなかなか捨てる勇気が出ない方もいらっしゃると思うのですが、効率とのトレードオフを勘案し見事に1次を乗り越えておられます。

そして2次試験は12月から早めのスタート。ふぞろいを全知全ノウで補完する方法は、独学で、参考になる方も多いのではないでしょうか?そして、ここでも、多くの参考書に手を出さない事で、効率的に学習を進められている姿勢を感じます。

 

また、見逃してはいけないのは、スケジュール管理です。効率を考える上では、ゴールの設定が必須ですから、2次試験当日まで年単位でのスケジュール管理をされて、ご自身の進捗をつねに把握されている事も、非常に参考になります。

 

ちゅむさん、独学者の皆さんが効率的に学習を勧められる合格体験記をご紹介いただき、ありがとうございます。是非ともこの資格を活用して、ご自身の活躍の幅を広げられるよう、お祈りいたします。

 

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