【合格体験記】ライバルは昨日の自分。4年半で合格!おべんと君さん

こんにちは!かわともです。

本日も、2件の合格体験記をご紹介♪ おべんと君、ほなけんさん です!

こちらでご紹介するおべんと君は、約3,000時間・約4年半の学習期間を経て、1次試験3回・2次試験3回の受験で見事合格されました!

多年度だからこそ見えてくる、試行錯誤の軌跡。

こちらの合格体験記をおすすめしたいのは、以下のようなかたです。

〇受験が2回以上で、学習に行き詰まりを感じているかた。
〇予備校がいまいちしっくりこないかた。

それでは、どうぞ!

=====ここから寄稿=====

(0)受験者情報

HN:おべんと君 39歳既婚

(1)受験スタイル

失敗と反省を繰り返し、「昨日の自分より強く」なっていった日進月歩野郎

(2)挑戦理由・きっかけ

簿記2級取得時に身についた勉強習慣を活かして新たな資格取得を考えていました。自分の社会人経験と近い試験科目が多く、経営を体系的に学習し実務補習という貴重な経験ができることに魅力を感じ挑戦を決意しました。

(3)知識・保有資格

保有資格(開始時):簿記2級
保有資格(開始後):ビジネス会計検定2級、ビジネス実務法務検定2級、販売士2級
得意科目/好きな科目:
一次 財務・会計、運営管理(生産)  二次 事例Ⅲ、事例Ⅳ
苦手科目/嫌いな科目:
一次 経営法務  二次 事例Ⅱ

(4)学習スタイル

一次:独学
二次:独学→通学→通信

①メリット
独学:コストが安く、自分のペースで勉強ができる。
通学:仲間との出会いで学習意欲が維持でき、彼らや予備校から得られる情報量が豊富。
通信:通学よりコストが安く、自分のペースで勉強がしやすい。

②デメリット
独学:孤独。情報量が少ない(だから一発合格道場で情報取集)。
通学:コストが高く移動で時間が割かれる。既婚者の場合家族への負担が大きい。
通信:少し孤独。

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習時期:15年5月~19年10月の約4年半と長丁場。
②受験回数:一次:3回、二次:3回
③一次学習時間(概算):約1,000時間
④二次学習期間(概算):約2,000時間(通学含む)

平日は朝夜計2時間、土日は朝夜計3~4時間を目標に取り組みました。
基本は自宅で勉強し、直前期は図書館にこもりました。

(6)合格までの学習法

①一次試験(独学)
・学習法:
TBCのテキストと無料講義動画でインプット。一通り終えたら過去問を解き、不正解問題や不明点をテキストで復習して再インプット。そして過去問を解き復習・・・を何度も繰り返し、知識蓄積と本試験問題形式への対応力を強化しました。

・反省点:
サブノート作りに失敗し、非効率な勉強に陥り学習期間が長期化したこと。

②二次試験1回目(独学)
・学習法:
一次合格後に二次対策を始めたためあっけなく敗退。

・反省点:
一次通過を最優先と考え、早めに二次対策を始めなかったこと。

③二次試験2回目(通学)
・学習法:
二次で必要な一次知識の使い方、事例毎の特徴、設問や与件の分析方法、計算問題の解法等を授業で学び、自宅で過去問を使って復習しました。

・反省点:
予備校の指導方法に頼りすぎ自分で深く考えず、上辺だけ分かったつもりになり、本試験で事例企業に沿った解答が書けなかったこと。

④二次試験3回目(通信)
・学習法:
2回目の反省点から、予備校の指導を自分で深く考え、上辺だけの理解にならないように心がけました。
また、
読み手に分かりやすい文章構成で解答が書けているか?
☆設問分析時にレイヤーを意識し、設問と一次知識から回答の方向性を考えているか?

を重点的に注意しながら、期限までに演習を提出しました。

事例Ⅳ強化のため、問題演習でのミスの内容とその対策をまとめたミスノートを作りました。ミスの可視化によりミス防止の意識が高まり、指差しと検算が習慣になりケアレスミスが大幅に減りました。

⑤師匠の教え
数年前に一発合格道場に執筆されていた師匠ともいうべき方からの2つの教えを、何度も過去問や演習を使って練習したことが、合格に導いてくれたと確信しています。

☆論理的な文章を書くため、設問分析で解答の構成がすぐ出るように練習すること
☆本試験での思考時間を増やすため、骨子までを開始40分以内で書く練習をすること

③再現答案
試験終了後すぐ帰宅、エクセルに再現答案を打ち込みました。疲労困憊の中、答案と向き合うという苦行を事例ⅠからⅣまで終わらせて就寝。

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

①既婚者はご家族の理解を必ず得ること
私は、妻に「勉強する理由」「取得後のこと」等、診断士挑戦の思いを話して理解を得ました。妻には多大な負担をかけ子供と遊ぶ時間も減り、本当に苦労を掛けましたが、ご家族へご自分の思いを伝えて理解を得ることは一番重要なことだと思います。

②試験前日に非日常的なことはしない
3回目の二次の時は、電車遅延を恐れて試験会場付近のホテルに一泊しました。また心の中では「これでだめならもう諦めよう」と考えていました。

いつもと違う枕で寝るという状況と心の中の葛藤で私のテンションは正常ではなく、結果的にほぼ一睡もできない状態で筆記試験を迎えました・・・

普段と違う日を迎える前日こそ、普段と同じ日常を過ごすべきだと猛省しました。

③昨日の自分より強く
失敗と反省ばかりの体験記ですが、失敗しても反省して軌道修正し、少しずつでも「昨日の自分より強く」なっていったことが、合格につながったと考えています。

失敗ばかりの体験記と私の好きな「昨日の自分より強く」の言葉が、少しでも皆様のお力になれたら幸いです。

======ここまで=====

おべんと君の特徴は、

独学→通学→通信と学習スタイルを変えている

という点です。おそらく、試験結果が出た時に「今回の試験はここが反省点だった、次はこう改善しよう」というように、棚卸をしていらっしゃったのでしょう。

そして、反省点をしっかりと振返っていらっしゃいます。

1次試験ではサブノート作りに失敗し、非効率な勉強に陥り学習期間が長期化した。

1回目の2次試験では、一次通過を最優先と考え、早めに二次対策を始めなかった

2回目の2次試験では、予備校の指導方法に頼りすぎ自分で深く考えず、上辺だけ分かったつもりになり、本試験で事例企業に沿った解答が書けなかった

こうして迎えた3回目の2次試験では通信による学習を選択。反省点を地道につぶしていきました。

2回目の反省点から、予備校の指導を自分で深く考え、上辺だけの理解にならないように心がけた

事例Ⅳ強化:問題演習でのミスの内容とその対策をまとめたミスノート作成。指差しと検算が習慣になりケアレスミスが大幅に減った

そして、現場対応力もぬかりなく強化!本番で力を発揮できるように練習を重ねられました。

☆論理的な文章を書くため、設問分析で解答の構成がすぐ出るように練習
☆本試験での思考時間を増やすため、骨子までを開始40分以内で書く練習

4年半という長丁場でも最後まであきらめず、
「昨日の自分より強く」という言葉を胸に改善を重ねていき、見事合格を勝ち取りました。

がんばりつづけるのは、きっと大変だったことでしょう。しかし、ご自身の心の中に「勉強をする理由」「取得後のこと」を強く思い描き、ご家族に率直に伝え、学習を続けました。まっすぐでかっこいい!とっても素敵ですよね!

「昨日の自分より強く」、名言です。折れそうになったら、この言葉をつぶやいてみるといいかも。

おべんと君、ありがとうございました!
合格おめでとうございます!!


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