【合格体験記】10数年のブランクを経てアラカン合格!アキカンさん!

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ロケットスタートセミナー@東京
1月11日(土)13:40~16:30

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こんにちは、いよっちです。

本日ご紹介する合格体験記の2人目は、アキカンさんです。

 

アラウンド還暦(アラカン)とご本人はおっしゃっていますが、1度は受験を断念したものの、再挑戦後は継続して努力を続ける粘り強さの中には、年齢を思わせないバイタリティを感じます。

========ここから寄稿========

 

(0)受験生情報

名前(HN):アキカン
年   齢:60歳

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

10数年のブランクの後、環境の変化で学習を再開し、アラカン合格

 

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

第1期(2005~2006年度):会社の自己啓発講座のなかに診断士があったことから、資格の存在を知るとともに、自分の経歴(30歳代に会社における関係会社管理部門および新設会社出向による実務経験)を生かせるかなと思い挑戦しましたが2年とも二次不合格。その後、業務多忙もあり受験を断念しました。

第2期(2017年10月~2019年10月):2017年夏、57歳で転職し片道1時間弱のマイカー通勤となりました。当初はラジオや音楽を聴いていましたが、そのうち飽きてきたことや、会社の経営陣の一翼を担っていたこともあって何かビジネスの役に立つ勉強をやろうかな、ということで思い出したのが診断士資格でした。

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

会社での実務経験をベースとした財務会計知識、保有資格は英検準1級くらい(そういえばビジネス系の資格が全くなし。。。)

得意(好きな)科目:事例Ⅳ→Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順番

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

第1期:1次は通信(マンパワー)、2次は独学。

第2期:地方在住ということもあり通信を選択。
1年目はTAC「一次二次ストレート通信」(2017年9月~2018年10月)
2年目は二次に集中しAAS「アウトプット過去問コース」(2019年5月~10月)
①通信のメリットは、自分のような地方在住で通学が難しい受験生でも取組めること。
②デメリットは、仲間との勉強会等の機会がなく、モチベーション維持や勉強のメリハリの付け方が難しいこと。(地方のデメリットでもあると思います)

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数:
第1期:一次1回・二次2回
第2期:一次1回・二次2回(合格)

②一次学習時間:
第1期:ほとんど記憶がない状態ですが、第2期の1/3~半分程度かと思います。
第2期:800時間、平日は朝晩2時間程度の自宅学習に加え、TACのWeb講義の音声データをマイカー通勤時に毎日聴き流していました(もちろん安全運転第一!)

③二次学習時間:
第1期:ほとんど記憶がない状態ですが、第2期の1/3~半分程度かと思います。
第2期:1年目は200時間、2年目は500時間で、AASのWeb講義の音声データをマイカー通勤時に毎日聴き流していました。

(6)合格までの学習法

第1期はほとんど記憶がない(何せ先日、当時の二次試験問題を見ましたが、こんな問題解いた?という有様。。。)ことから、以下は第2期について記載します。

①一次:2018年度はTAC「一次二次ストレート通信」のみでした(その他をやる時間的余裕なし)が、TACの講義やテキスト等は優れていると思います(特に基礎問題集であるトレーニングや直前テキスト)。本番では経営法務が難しく、「こんな論点、テキストにあった?」という設問もあり、終わった後は「足切りか」と思いましたが、全体的に意外と点数が伸び合格しました。

②二次筆記:一次と並行して早めに学習しておいたほうがいいという声はありますが、自分は「一次合格しないと二次もないよね」という思いが強く、2018年度は一次合格後に勉強を開始しました。具体的には、TAC「一次二次ストレート通信」と「ふぞろいを見ながらの過去問学習」を並行して進め、模試を含めて事例数60を目標にしました。

なお、事例Ⅳについては、毎日計算問題を解いたほうが良いとのコメントが多かったことから、スキマ時間を活用できる「30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集」を一次終了後に購入し、平均2~3回復習しました。過去問学習については、時間も少ないことから、「40分で骨子作成まで」としました。今思えば、事例の数をこなすことに主眼を置き、深掘りが不足していたかなと思います。(不合格:ABCAの総合評価B)

2019年度は、一次を再学習する気力がなく、また一次に注力しすぎて二次がおろそかになる恐れもあり、年明けに二次集中と決めました。しかし、勉強する気持ちがなかなか起きず、焦りばかりが先に立ち、何とか2月頃に過去問&ふぞろいを勉強し始めましたが、手応えを感じないままGWに入ってしまいました。そんな時、昨年度の失敗を振り返り、自分で以下の通り分析しました。

◇事例数は昨年度である程度こなしたが、内容の理解が浅く、いわゆる“腹落ち”した感じがないため、事例の深掘り(質重視)が必要

◇事例Ⅳは過去問のほか、数多くの問題をこなし、いかに短い時間で(時間的ストレスをかけながら)、いかにケアレスミスなくできるか、を身につけることが重要

という点を踏まえ、GW後から以下のとおり勉強を本格化しました。

◆事例の深掘りができる通信を探し、AAS「アウトプット過去問コース」に決めました。2回の添削があり、解法や設問・与件文の分析など自分に足りなかったものを発見できました。合計16事例でしたが、5月以降、本試験まで(事例Ⅳ以外)これにほとんどの時間を費やしました。添削で指摘されたポイントや重要な切り口については、随時付箋にメモしノートに整理することでファイナルペーパー化しました(本試験に持参)。

◆ふぞろいシリーズ:1年目ほどは活用しませんでした。その理由はAASの解法と両方をこなすと混乱すると思ったからです。もちろん切り口整理等で適宜、参照しました。

◆事例Ⅳ:過去問は出題分野ごとに複数年度を縦解きしました。特に経営分析の記述問題(問題点・課題)は指標ごとに多くの解答例を単語カードに写し、表現の型を覚えました。また新作事例は各種模試や「月刊企業診断」を活用するとともに夏からは「事例Ⅳ全知&全ノウ」を1回転しました。なお、AASからイケカコを参考にした問題集をもらったので、平日昼休み30分を計算にあてました(睡魔が襲う昼食後30分はⅠ~ⅢよりⅣの方が合っていました)。

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

皆さん、アラサー、アラフォーという言葉はご存じかと思います。そうです、30歳、40歳前後という意味です。それでは“60歳前後”は何というか知っていますか?「アラカン」(アラウンド還暦)だそうです。これが自分のHNの由来ですが、今年60歳ということで、来年また一次から始める気力・体力はなく、今回が最後の挑戦でした。10数年前に一度断念しているので、2度目の断念になるところでしたが、今はまずホッとしたのが正直な気持ちです。

今思い返せば、一次に力を入れすぎた(結果して500点超でした)かな、もう少し1年目に二次を深堀していれば、という気持ちもありますが、その力加減は難しいです。また、二次はもちろんある程度の事例数をこなす必要はありますが、その後は自分に足りない学習法を見つけ、愚直に継続することが大切ではないかと思います。自分はAASに出会ったことが勝因だったと思います。

AASは事例の深堀りを目的に探したことは前述しましたが、実はそこには一発道場の存在が大きかったです。きゃっしいさんの「解法実況」やだいまつさんの「超高得点解答」シリーズを春先に読んだことで、いかに事例を読み込んでいなかったことを痛感しました(それまでは設問など軽く読み流していたかも。。)。そういう意味で一発道場は気づきを与えてくれました。ありがとうございました。

地方&高齢受験者ということで、いろいろな葛藤や疲労感がありましたが、合格により、この年齢になって新しい世界へのワクワク感を持てるとは思いませんでした!最後になりますが、同じような状況の受験者の方の参考になれば幸いですし、黙って応援してくれた家族に感謝の気持ちを送りたいと思います。

========ここまで========

 

いかがでしたでしょうか。

アキカンさんにとってはAASの学習法に出会ったことが勝因だったようですが、自分に足りない学習法を探していたからこそ、アキカンさんにとってベストだったAASに出会うことが出来たのでしょう。常に何が足りないかを意識するのが重要と言えそうですね。

また、自分に足りないことを自覚した後は愚直に継続することもアキカンさんが実践した重要なエッセンスです。

 

私、アキカンさんとは親子ほども歳が違う若造なわけですが、そんな若造から見ても、「新しい世界へのワクワク感」を持ってらっしゃることに心から尊敬するとともに、羨ましくもあります。自分が60歳を迎える時に同じようにワクワク感を持てているか・・・ 見習いたいものです。

診断士になれば、出会う人の数や種類はこれまでの世界でのそれとは比べ物にならないほど広がります。それがワクワク感の正体かもしれません。読者の皆さん、ぜひ合格を掴み取って「新たな世界へのワクワク」を手にしましょう!!

アキカンさん、合格体験記の投稿ありがとうございました。そして、合格おめでとうございます。

 

以上、いよっちでした。

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