【合格体験記】80分で書ける現実的な解答を目指す Harukaさん

みなさん、おはようございます。なおさんです。

本日もお二人の合格体験記を紹介します。お一人目はHarukaさん。
通学+通信で勉強されたHarukaさんですが、1年目は情報不足、2年目は隙間時間を活用して1次合格されましたが2次はコツを掴めず敗退、3年目は勉強会を活用しつつも独自の視点で合格を勝ち取られています。情報収集と隙間時間の活用、冷静に客観視しての状況分析がポイントの体験記となっています。
それではいってみましょう。(^^)/


(0)受験生情報 名前(HN)・年齢

名前 Haruka
年齢 30歳

(1)診断士に挑戦した理由、きっかけ

私はエステサロンに勤務しており、美容関係に携わる友人達が独立、開業し、技術があり固定客も多いのに経営不振に陥っている様子を目の当たりにし、自身でも独立したいという思いも強かったため、経営とは何なのかを学んでみたくなり診断士に挑戦する事にしました。

(2)学習開始時の保有資格、不得意科目

全くありませんでした。特に財務には当初苦戦しました。簿記の基礎知識もなく予備校の教科書だけではなかなか理解が進みませんでした。

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット

1〜2年目・通学(TAC)
3年目・通信(MMC)+通学(直前演習TAC)

・通学
メリット:合格レベルに達するまでに必要な勉強のスピード感を味わうことができる、自分の現状や進捗度合いを周りと比較できる。勉強仲間ができる。
デメリット:優秀な勉強仲間を見て自分には無理かもしれないと心が折れそうになる。

・通信
メリット:時間を拘束されないので勉強会など柔軟に参加できる。(二次試験)
デメリット:自分の実力がどの程度なのか、この方法で本当に合格できるのかと時々不安になり勉強方法に迷いが生じる。(二次試験)

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

一次2回
1年目 135時間
2年目 640時間
二次2回
1年目   0時間
2年目 180時間
3年目 520時間

一次試験は、休憩時間にスタバで1時間、仕事帰りにサイゼリヤで2時間、英國屋で1時間ととにかく時間があればカフェやファミレスに行き、仕事帰りは終電までやると決めていました。休日は予備校の自習室で4〜5時間、移動時間や入浴時はWeb講義やYouTubeを倍速で繰り返し聴いていました。Studyplusアプリを活用し週単位で目標勉強時間を決め達成できるよう自分を奮い立たせました。

(5)学習方法

(一次試験)
財務や経済学に関しては、基礎知識もなくゼロからだったので問題に詰まったら休憩時間にYouTubeの石川秀樹先生の「速習!ミクロ経済学」や簿記に関する動画を見て知識を深めました。そうすることで仕組みを全体的に理解でき問題を解きやすくなりました。(隙間時間にオススメです)
企業経営理論は設問の文章が長く読むのに時間がかかり集中力が続かずなかなか点数が伸びなかったので、TACのスピード問題集(設問が短く短時間で解ける!)を繰り返し解き、間違った問題をとにかく反復して覚えました。他にも情報システムや中小企業政策などの暗記科目はスピード問題集を活用し回数重視で回し、理解を深める科目とある程度割り切って覚えるものと分けて勉強しました。財務会計だけは毎日少しでも準備体操のようにやっていました。『財務はずっと低空飛行でもいつか急に開眼する!』と予備校の先生が言っていたのでそれを信じてやり続けました。実際に最初は伸び悩んでいましたが後半になり急に養成答練などの点数が上がり、気づけば苦手意識はなくなっていました。

(二次試験)
2年目に初めて受験し一次試験のように問題をひたすら解くだけではコツを掴めず不合格となり、3年目は予備校の仲間と勉強会を開くことになり毎週サイゼリヤで4事例の勉強会を週一回、1年間行いました。通信のMMCとTACの直前演習コース(通学)を併用し各予備校の模範解答やふぞろいを並べて様々な角度から与件を読み込みました。与件に忠実なTACと金型を作って多面的に解答を作成するMMCでは少しやり方が違い戸惑いましたが、両方のいいところをとってカスタマイズするように心がけました。そして同じ予備校に通っていた合格者の先輩が勉強会に参加してくれ、優秀な勉強仲間にも恵まれたため、8月頃には勉強会メンバーのクオリティーは上がっていき直前期、もう入らないだろうというくらい要素を詰む美しすぎる解答に違和感を感じはじめました。(私以外の解答ですが笑)初見の問題をこの水準で解くと80分では足らないのではないのかと。(少なくとも私には無理だなと。)実は私には1回目に受けた二次試験で事例Ⅲの設問の切り分けに迷ってしまい1問丸々白紙で提出するという苦い経験がありました。なので、それだけは絶対避けたいと思い8月以降は60分で問題を解くと決めそれに間に合うクオリティーで解答を作成しました。二次試験の問題は一次試験と違いストーリーや答えの方向性を一度やればざっくり覚えてしまうので二度目からは格段と解きやすくなり、過去問の回数を重ねるにつれて深読みのしすぎや、80分では完成しない水準を求めてしまい時間配分が上手くいかない(難問に時間を割いてしまい点数が安定しない)等のジレンマに多年度生は陥りやすいのではないかと思います。(私は陥りました)なので問題を解く際には本番の80分で書ける現実的な解答の範囲で確実に点数が取れるよう意識しました。

(6)これから合格を目指す方へのアドバイス

①情報収集は大事
一年目の私は予備校の勉強会にもあまり参加せず、一発合格道場の存在も知らず、完全に情報不足でした。勉強は所詮自分との戦いだと思っていたのですが、合格者のノウハウがぎっしり詰まったブログ等は生かさない手はないと思います。

②毎日財務
最初は大嫌いだった財務会計。しかし終わってみれば一次、二次とも財務会計に随分と救われました。財務はあなたを裏切らない!

③受験者支援団体のセミナーには参加すべき
合格者の先輩方はとても親切にどんな些細な疑問にも答えてくれます。勉強時間の作り方やしくじり体験など、遠慮せずにどんどん聞いて自身の効率化に生かしちゃいましょう。合格者だからわかる攻略法が誰しもあるはずです。私も先輩方にたくさんアドバイスを頂き実践しました。そして何より実際に合格した人と関わることで、合格したい!と強く思えたので先の見えない不安な勉強期間を乗り切れたんだと思います。


いかがでしたでしょうか。

1次試験に関して「仕事帰りは終電までやる」「移動時や入浴時(!)は動画を倍速で見る」という徹底ぶりも素晴らしいですが、一番のポイントは勉強会で「美しすぎる解答に違和感を感じた」時に「80分で書ける現実的な解答」を目指して「相応のクオリティ」で解答を作成するようにした点だと思います。
Harukaさんも書かれてますが、2次筆記試験でなかなか得点が安定しない方の中には(過去問をやりすぎて)「深読みしすぎ」たり「80分では完成しない水準を求め」たりしてしまっている方もいそうです。

当たり前ですが、2次筆記試験には「全ての受験生が初見」の問題が出されますので、過去問を何回かやる時にも「前回より良い解答ができたか」に主眼を置くのではなく、「初見の問題で60点を安定的に取れるプロセスを身につける」ことに主眼を置いたトレーニングだという意識が必要でしょう。
みなさんも2次筆記試験の過去問をやる際には、「何のために過去問を解くのか」を意識してみてはいかがでしょうか。

以上、なおさんでした。(^^)/

 

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