【合格体験記紹介】自分を常に客観視し、合格への道筋を見極めた見事の合格!!いけちゃんさん

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ロケットスタートセミナー@東京
1月11日(土)13:40~16:30

TIME SHARING 四谷(東京都新宿区四谷3-9 第一光明堂ビル 9F)

※12月25日(水)12:00~申込開始!
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※大阪、名古屋はロケットスタートセミナーの予定はございません。
あらかじめご了承ください。

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新年あけましておめでとうございます。ブブです。
あなたにとって2019年はどんな年でしたか?
そして、2020年はどんな年になりそうですか?
世間から少し距離を取れる年始の時間。少しそんなことを考えてみるのも良いかもしれません。

さて、一発合格道場は、年が明け本日からリ・スタートとなります。
そして、今日から約1ヶ月にわたり、令和元年度に見事に合格を掴み取った晴れやかなみなさまの合格体験記を紹介し、10代目の任を終えることになります。
喜びのメッセージとともに、今年の合格を目指される方たちの道しるべとして是非、お読みいただければと思います。
それでは、令和元年度中小企業診断士試験「一発合格道場」合格体験記、この方からご紹介します。

本当にほんとうにおめでとうございます!それでは、どうぞ!
      

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合格体験記(いけちゃんさん)

(0)受験生情報
名前(HN):いけちゃん
年齢:32歳

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと
勉強仲間との外部連携による弱みの補完

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ
・長らく勉強をサボっていた証券アナリストにようやく合格した後、多少なりとも身についた勉強癖を活かして財務に関する学習を続けたいと思った事。
・「営業」に異動して間もない時期でもあった事から、取引先との関与度を高め、自社の変革に寄与したいとの考えを持った事。
・就職活動時には結局選ばなかった中小企業金融への興味を忘れられず、中小企業診断士を取得し、事業者を手助けする事で想いを満足したいと考えた事。

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
知識 … 金融機関の仕事で得た金融・財務知識
保有資格 … CMA(日本証券アナリスト協会認定アナリスト)
得意科目 … 企業経営理論、財務会計
不得意科目 … 経営法務、経営情報システム

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット
1年目:独学(1次試験)
2年目:独学(1・2次試験)
3年目:独学(2次試験)+勉強会

独学を続けてきた自分は、2次試験不合格という現実を前に、勉強会を取り入れる事を決意しました。
勉強会のメリットは以下のとおりです。

①メリット
・予備校への通学と比較して圧倒的に費用を安く済ませる事ができる
仕事やプライベートの事情を踏まえた時間配分が可能となる
・勉強会の仲間から刺激を受ける事で、モチベーションを維持し、情報格差を埋められる

②デメリット
自分に合う勉強会の場を得られるとは限らない
・勉強仲間との議論で埋没したり、貢献できないとモチベーションが低下する

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
学習開始時期 … 2017年2月~
受験回数 … 1次2回、2次2回

②一次学習時間
1年目:300時間 … 通勤電車内での学習が中心(往復2時間)
2年目:400時間 … アプリを活用してスキマ時間も積極的に利用

③ニ次学習時間
2年目:100時間程度 … 1次の学習スタイルからの脱却に失敗
3年目:600時間程度
… 一気通貫で取り組もうとすると時間が不足するケースが多いため、
設問解釈/与件読解/骨子作成/解答記載とフェーズを分けて時間を有効利用

(6)合格までの学習法
①1次
TACスピードテキストをマスター教材として通読。その後はひたすらTACスピード問題集、過去問題集で学習。特に2年目は残りの科目をローテーションしてアウトプットに時間を投入、知識の定着に努めました。「道場理論」は非常に参考になりました。
また、この試験は、机にかじりついてガリガリやるだけではなく、積極的に外に出て、人に交わる事が求められているとも感じます。様々な業種の店舗や工場を見学したり、サラリーマンの方であれば勤務先の人事制度や財務状況を確認してみるだけでも、知識の定着になりますし、仕事をしていく上での肥やしになったと思います。

②2次筆記
★知識面:全知識&全ノウハウシリーズ、関連著作
1次試験を通過していたとしても、2次試験を解くために必要な知識を完備できているとは限りません(60点を超えれば合格できてしまうわけですから)。そのため、2次試験対策としても「知識の確認(維持)・補充」が課題となりました。
その点で「全知識&全ノウハウシリーズ」は簡潔にまとめられていましたし、類書の中でも非常に活用しやすかったです。とりわけ、事例Ⅳについては「事例Ⅳ(財務・会計)の全知識&全ノウハウ」をマスターすれば、十分だと思っています。
また、せっかく選りすぐりの学者の方々が関与している国家資格試験を勉強するので、試験委員の著作も読んでみました。各事例に関連して何冊か読んで非常に勉強になったのですが、以下の著作が特にオススメです。
※実は、事例Ⅲは試験委員の著作でコレ!というものに出会えませんでした。個人的には、定番の「ザ・ゴール」もタメになりましたが、トヨタ生産方式の仕組みを学ぶ事を優先した方が良いと考えます。実際、令和元年度は後工程引取方式をどれだけ理解できていたかがカギでした。

【オススメ】
事例Ⅰ:平野光俊・江夏幾多郎 『人事管理』
事例Ⅱ:岩崎邦彦 『小が大を超えるマーケティングの法則』
事例Ⅲ:石川秀人・石川颯馬 『最新トヨタ生産方式の基本と実践がよーくわかる本』

★演習面:過去問題を10年分遡って学習。『ふぞろいな合格答案』(&答案分析)を揃えて、自分の答案の妥当性を検証しました。自分で振り返るだけでは独りよがりになる可能性があるため、オンライン・オフラインの勉強会に参加して、自分の答案を他の参加者に開示し、互いに論評したりしながら、試験合格者や現役診断士の方からも積極的にアドバイスをいただくよう心掛けました。
単に予備校やふぞろいのキーワードで採点するに留まらず、自分がどうしてその答案を書いたのか、なるべく論理立てて説明できるように努力した結果、思考や解答手順を整理できました。

★Final Paper:知識面・演習面で得られた教訓や整理について、事例別にまとめていきました。自分のFinal Paperを完成させていく作業は、結晶作りのようなものとも言えます。試験当日もFinal Paperを会場に持ち込み、その時点ではもはや「お守り」の役割さえ、果たしてくれたのでした。

③再現答案
1回目:作成できませんでした。特に事例Ⅰは一つの設問を空欄で提出する有様だったため、全く答案を再現できませんでした。
2回目:試験終了後、すぐに近くの喫茶店に走って、記憶が確かな内にその日の過ごし方をなぞるように作成しました。この時点で「何を書いたか思い出せない」という状況でなかったため、少なくとも一年間勉強して固めてきた解答手順を、着実に実施できたという事だと実感できました。

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス
①勉強仲間について
私は受験2年目からTwitterで受験情報を収集したり、自分の学習状況を発信してきました。その結果、オフ会に参加して仲間とつながりを持つ事ができ、前述の勉強会にも発展しました。
2次試験初挑戦の際、「BCBB」という評価を前に、このまま漫然と勉強していても、成長は見込めないと感じました。そこで仲間からの口コミで聞いた勉強会による学習スタイルを翌年から取り入れる事を決意しました。
予備校に通わずとも仲間を得る事は出来ますし、勉強会にしてもオフラインだけでなく、オンライン(Skype・Zoom等のツールを利用)でも実行できますから、「地理的に不利だな」とお感じの地方にお住いの方にもオススメです。
ぜひそうした機会を探索・利用し、知識だけでなく、かけがえのない同志を得られるよう努められてはいかがでしょうか。

②ご家族の理解
合格された多くの方が指摘されている事ですが、ほとんどの社会人にとって学習時間の捻出のためには、ご家族の理解と協力が不可欠です。出来ればご家族にも受験の目的を話し、その過程も共有された方が、合格した時に家族と共有できる喜びも大きいものとなります。
合格した今は、妻への恩返しも忘れないようにしたいと思います。

③学習期間の長短
診断士を目指す理由は様々ですし、合格してどのように活動するかが重要である事を考えれば、必ずしも試験の「一発合格」に固執する必要はないと感じました。様々な制約の中で取組んでいたため、自分のペースを乱さず、息切れしない事を大切にしました。
(1次合格後は養成課程に進むという道もあり、私には費用的にも時間的にも取りえない選択肢でしたが、各校の充実したカリキュラムを見て、羨ましく思った事もありました。)
それでも、わざわざ遠回りして道を歩む事はないわけで、この「一発合格道場」をはじめ、先人の知恵をお借りする方法はたくさんあるので、情報をしっかり収集しつつ効率よく学習する事を意識しました。
いずれにせよ、しっかりと自分の目標・行程表を作り、それに沿って、ひたむきに努力を積み上げていく姿勢が「ツキ」を呼ぶのだと感じています。極端な話、諦めなければ「いつか合格する」のです。
試験にはひとまず合格しましたが、今後も学習を続けていきます。

      

========ここまで========

 

いけちゃんさん、合格体験記ありがとうございました。
私はいけちゃんさんらしさの合格体験記を拝読し、いくつかの強みを感じました。
それは、”自己を適切に客観視できる能力”そして”適切に軌道修正し、目標に近づいていく努力ができる力”
2次試験の不合格という現実を前に、その原因を推測し、適切に対策を立案し、実施していきました。
努力はたしかに大切なのですが、その努力の方向性を間違えると、努力が目的化してしまい、ただの徒労に終わることがあります。
これは中小企業診断士の試験のみならず、あらゆる事に共通しているように私は感じております。
その点、いけちゃんさんは、合格への道筋に向けて不合格という経験を経て方向転換を行い、情報収集・発信の有用性に着目し、更には勉強会へと発展させたことで更に自己を客観視することに繋がり、晴れて合格となりました。

Finalpagerを作り上げていく作業は結晶のようなもの、という感覚もよーーーくわかります。
経営に関する視野を広げるべく様々な著作を読まれていることも、合格後において厚みのある診断士としてご活躍される姿が想像されて、ワクワクする想いでした。

みなさまも、いけちゃんさんの体験記から学べる点をみつけて、取り入れてください!

以上、ブブでした。

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