【H30年事例Ⅰ】75点超え答案をまとめてみたけど需要ある?

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2019年9月14日(土)9:30~

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こんにちは、いよっちです。前回までの記事はこちら

いや~ この前の記事読みましたか?なおさん渾身の解説記事。お見事ですね。

恥ずかしながら事例Ⅰ49点(C評価)だった私は何度も登場してしまいました。悪い見本として、こうは絶対ならないぞ!と戒めの参考として、見てみてください。

 

さて、以前の記事でも書きましたが、かわとも、そして私は「ふぞろい」の執筆メンバーも兼ねています。

道場メンバーは合わせて12人、ふぞろいメンバーのうち合格者は20人。合計32人の合格者の中で、事例Ⅰで40点台を取ってしまったのは私だけ。私がダントツの最下位だったんです。

道場でブログを書き始めた頃は、協会採点の結果がまだ届いておらず、

「絶対に確実に合格するためには再現性が重要です」(キリッ)
「どんな問題でも確実に6割取る方法の確立が大事です」(どやっ)

と、偉そうになことを言ってましたが、事例Ⅰにおいては圧倒的最下位なわけです。むしろ、前年が47点、その後の49点ですから、低位安定もいいところ、全くもって進歩がないわけです。(再現性の無駄遣いよ・・)

 

そんな事例Ⅰダメダメな私としては、事例Ⅰで高得点を得た人が一体どんな答案を作ったのか気になって仕方がなかったんです。

そこで、今回はふぞろいメンバーにも協力してもらい、75点以上もの超ハイスコアを叩き出した合格者の再現答案を集めてみました!!

再現答案の掲載を快く受けてくれたのはこちらの方々です!

  • おかじ:海外出張過多気味なマーケッター。特技は飛行機の中での事例解き。
  • ブルーオーシャン:コーヒー大好き不動産屋さん。ハンドルネームの由来は誰にも分らない。
  • もってぃ:三重在住のエンジニア兼、地域の消防団員。講義動画を4つを同時に視聴することから”聖徳太子”の異名を持つ。
  • かわとも:もはや紹介不要、道場きってのガリ勉女子。

解説はなおさんの記事にお任せするとして、再現答案をただ掲載する、ただそれだけの記事です。他力本願もいいとこ

必要な要素・切り口の漏れを確認するもよし、回答構成の参考にするもよし、H30年事例Ⅰを解き終わった後の復習に(使えるようであれば)使ってみてください。


第 1 問(配点 20 点)
研究開発型企業である A 社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか。その理由を、競争戦略の視点から 100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)研究開発型企業である A 社のターゲット市場が小規模市場である理由を、競争戦略の視点から分析する能力を問う問題である。

(かわとも76点)
理由は①技術の急速な進歩に伴う事務機器市場の高度化・細分化に対し、強みの自社技術を活かし高付加価値化・差別化が図れる為②激しい環境変化の中、大規模市場では売上を主力取引先に依存し事業リスクが高い為。

(おかじ76点)
理由は①経営資源に富む大手企業との競合を避け、②自社コア技術を活用した優位性のある商品を投入し、③競合企業が多いことで価格競争になることを避けたかったから、ニッチ市場をターゲットに事業展開を行った。

(ブルーオーシャン78点)
理由は大手が参入しにくいニッチ市場で幅広い新製品開発を行い高付加価値製品で差別化を図る為。情報通信技術の急速な進歩に対応し、時流を先読みした先進的な技術で製品領域を拡大し、先行者利益を得る狙い。

(もってぃ78点)
ニッチ戦略をとることで、①少ない資源で集中して高精度製品の開発ができ、他社と差別化ができる。②平成不況、リーマンショックなどの不況による売り上げ不振の軽減。③他社との参入障壁を築くことができる。


第 2 問(配点 40 点)
A 社の事業展開について、以下の設問に答えよ。(設問 1 )
A 社は創業以来、最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。A 社の人員構成から考えて、その理由を 100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)A 社が最終消費者市場向けの製品開発に積極的に取り組んでこなかった理由を、人員構成の視点から分析する能力を問う問題である。

(かわとも76点)
①生産と販売を外部委託し、創業以来社員の大半を技術者とし、人的資源を法人向け技術開発に集中させてきた為②激しい環境変化の中、売上規模が拡大しても人員増加を抑制することで事業リスクを低減してきた為

(おかじ76点)
理由は社員の9割を技術者が占め最終消費者向け製品開発で、①営業組織設置が必要で人事増となる上、ノウハウもなく、②経営資源が分散し、③BtoB商品開発に強みを持つ技術者の能力を発揮することができないから。

(ブルーオーシャン78点)
理由は社員50名の内9割が技術者で営業人員が少なく最終消費者への営業展開がしづらい為。強みの技術を応用しニッチ市場に向けて試行錯誤を重ね様々な高付加価値製品を生み出すことに経営資源を集中し効率性を求めた。

(もってぃ78点)
理由は①人員構成で技術者が9割のため、ニーズ対応できる人員が少ない事②生産を他社に委託し③販売は信頼できる複数のパートナー企業に委託している事。


(設問 2 )
A 社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特性には、どのような違いがあるか。100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)A 社が経営危機に立ったとき展開した事業と、それ以前の事業の特性を分析し、その違いを明らかにする能力を問う問題である。

(かわとも76点)
特注電子機器事業や様々な新製品開発では受け身の製品開発で売切り型の為、継続的な収入源とならなかった。一方複写機関連事業では製品の汎用性が高く消耗品の継続的販売が可能で、安定的な事業の柱として成長できた。

(おかじ76点)
違いは、従来の事業は主力取引先向け電子機器製造や、ニッチ市場向けの製品開発で売切り型事業であったが、複写機関連製品事業は複写機本体から消耗品までを取り扱い、継続的な収益を得られる点に違いがある。

(ブルーオーシャン78点)
経営危機以前は特注電子機器事業の様な売切り型で収益が顧客動向に左右される事業特性だが複写機関連製品事業は消耗品の継続取引により安定収益が見込め顧客との定期的な接触で製品開発に役立つニーズ取得もし易い。

(もってぃ78点)
①経営危機に直面する前の電子機器製品では、売り切り方の事業で開発が困難である。②複写機器関連製品は、複写機の再生品、部品、複写機用トナーなどの消耗品を取り扱い、比較的開発が容易である。


第 3 問(配点 20 点)
A 社の組織改編にはどのような目的があったか。100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)A 社の組織改編が、どのような目的をもって実施されたかについて明らかにする能力を問う問題である。

(かわとも76点)
目的は、専門知識別部門を製品別開発部門に集約し、異なる専門知識を持つ技術者の混成チームとする事で、技術・情報を共有し技術開発の促進と高度化を図り、時流を先読みした先進的な事業展開を進めるためである。

(おかじ76点)
目的は、複写機関連製品事業が先細り傾向で売上拡大を期待でないことから、①複数製品を平行で、自己完結的な開発体制を構築し、②開発から生産の工程別組織体制で迅速な製品化を行うために組織改変を行った。

(ブルーオーシャン78点)
情報通信技術の急速な進歩や安定収益を見込む事業が先細りになる中で、新しい技術を用いた製品開発をする必要性が高まり部門長と役員を兼任させ意思決定スピードを高め各技術者の混成チーム組成で開発力を強化した。

(もってぃ78点)
①技術間の交流が進む事でシナジー効果が得られ、製品開発、品質管理、生産技術に特化できる②部門間のセクショナリズムの撤廃③資源の重複なしで規模の経済を得ることができる。


第 4 問(配点 20 点)
A 社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか。中小企業診断士として、100 字以内で助言せよ。

(出題の趣旨)従業員の大半を占める技術者のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、A 社は、どのような施策に取り組むべきか、助言する能力を問う問題である。

(かわとも76点)
①研修制度、学会参加の促進、CDPの導入により社員の独創性ある能力開発を行い②社内ベンチャーやMBOの導入によりチャレンジ精神を醸成し③評価項目に独創性・チャレンジ行動を加えることで適正な評価を行う。

(おかじ76点)
取り組みは①社員の能力開発を行い、②公正、透明な評価制度や業績に応じた表彰制度で士気を高め、③権限委譲や、④社外、社員間の連携を推奨して仕事をしやすい環境を整備することで社員の挑戦心や独創性を維持する。

(ブルーオーシャン78点)
取組は①社員への権限委譲②外部研修機会の提供③研究に専念しやすい施設の整備④チャレンジを奨励する評価基準策定⑤社内提案制度の創設⑥主力取引先以外との共同PJを推進し社員の士気を向上させ組織活性化を図る。

(もってぃ78点)
①展示会、セミナーに参加させる。共同プロジェクトの参画を継続的に行い、意欲向上を図る。②大学との産学連携で専門的な教育を行い、開発力の向上、モラール向上を図る。③提案制度の取組み、独創性を維持する。


さて、ここまで書いておきながら、正直なところ、高得点者の再現答案をまとめて掲載するのにどれだけのニーズがあるのか、受験生のためになるのか、今いち自信がないんです。。

事例Ⅱ、事例Ⅲでも同様の記事が欲しい!という要望があれば次の記事で纏めてみようと思いますので、要望お寄せ下さい!

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

以上、いよっちでした。

 

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【H30年事例Ⅰ】75点超え答案をまとめてみたけど需要ある?”へ4件のコメント

  1. 匿名 より:

    宜しくお願いします。楽しみにしています。

  2. いよっち より:

    匿名さん(お二人)
    コメントありがとうございます。一定のニーズはあるようですね。おそらく75点以上ではなく、70点以上のくくりになると思いますが次回の記事で纏めてみますね。

  3. 匿名 より:

    私も事例2, 3の掲載を希望します。

  4. 匿名 より:

    事例Ⅱ、事例Ⅲでも同様の記事お願いいたします!

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