解答欄に文字が収まりきらないあなたへ
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2019年9月14日(土)9:30~
@雑司が谷地域文化創造館 第1会議室A
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どうも、kskn(きしけん)です。
夏セミナーの時に少しお話したのですが、先月から転職をしてITベンチャーで働き始めました。
おそらく道場の読者でそのような会社で働かれている方はごく少数だと思うのですが、この界隈ってほんとに「横文字」が多いです。
新しくプロジェクトに割当てられたら「アサイン」
そのプロジェクトに参加したら「ジョイン」
見込み客のことを「リード」
そのリードの購買意欲を高めていくことを「ナーチャリング」
ナーチャリングして最終的に無事契約に至ることを「クロージング」
クロージング後、システムを導入して使いこなせるようサポートすることを「オンボーディング」
オンボーディングする部署のことを「カスタマーサクセス」
めんどくさっ!!
全部日本語でいいですよね、、、
個人的にはこういう「一般的でない横文字」を使うことで言葉の定義が曖昧になって誤解を生む危険性ってけっこうあると思っていて、あまり良い文化ではないなぁと感じるわけです。
さて診断士二次試験の話へと移ります。
勉強会やセミナーでよく「解答欄に文字数が収まらなくて0から書き直すことがしばしばあります。どうしたらいいですか?」という質問をいただくことがあります。
80分しかない試験時間で、0からの書き直しが1問でも発生してしまうとかなり致命的ですから、書き直しは何としても避けたいですよね。
そうならないために僕なりにやってた対策法があるので、今日はその紹介をしていこうと思います。
対策-1.答案は箇条書きで書く
いきなり賛否あると思いますが、個人的には解答は文章でなく、箇条書きスタイルの方がいいと思っています。
文章で書く場合、複数の解答要素が1文にまとめられてしまいますので、100字の解答欄に対して90字書いた時点で「あ、字数オーバーする」となっても微調整をきかせ辛いわけです。
少し言葉を削ろうと思うと全体の構成がおかしくなって、また別の言葉を直して、そしたら結局全文を修正することになって、みたいなことってけっこうあると思います。
一方で箇条書きで解答を組み立てていくのはある種「モジュール型生産方式」と似たようなところがあって、それぞれの解答要素が項目として独立するので、解答要素間の調整がほとんど必要ありません。
よって、仮に100字の解答欄に3要素を90字ほど書いた時点で「字数オーバーする」と気付いたとしても、③の項目で字数を削って調整する、といったことが可能になるわけです。
もちろん修正がまったくゼロになるわけではないのですが、全文修正のリスクはかなり下げることができると思います。
対策-2.大事だ(点数になる)と思うことから書く
これは対策-1.と組み合わせてこそすごく威力があるのですが、文章では全体構成があるので重要なことが文末に来てしまうことがどうしてもあります。
しかし、一方で箇条書きはそれが全くありません。なので自分が書きたいことから書くことが可能です。
仮に文章で、自分が最も書きたいことが文末に来る場合、最後で言葉を削って微調整するといったことがしづらくなりますから、制限字数内に収めることの難易度が格段に上がります。
一方で箇条書きで自分が大事だと思う項目を①、次に大事と思う項目を②として箇条書きで書けば、制限字数あたりに来る③や④は必ず「そこまで重要ではない内容が来るハズ」です。
であるなら、多少乱暴に言葉を削っても影響は少ないですし、最悪その項目ごと無くしてしまってもいいでしょう。また、逆に③を終えて10字だけ余ったなら簡潔に④を書こうかといった発想も出てきますので、いろいろな選択肢を取ることができます。
対策-3.省略できる言葉は省略する
これまた賛否両論出そうな内容です。
僕はそもそも「与件文の言葉をなるべく使って解答を書きましょう」という考えですが、一部例外があります。それは「カタカナ言葉」です
カタカナ言葉は大抵文字数が多いので、もし適切な日本語で置き換えられるならぜひ置き換えたいです。
このことについてはタキプロのブログでTochiroさんが素晴らしいまとめを書いてくださっています。(コチラ)
その一部を引用すると、
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(2)語彙力を豊富にする、外来語(カタカナ語)を避ける
(中略)大部分はカタカナ語から漢字に置き換えることで文字数の節約にもなります(文字数を増やしたい場合はカタカナ語を使う)ので、最低下記くらいは覚えておきましょう。
モラール⇔士気
コミュニケーション⇔意思疎通
モチベーション⇔意欲、動機付け
デッドストック⇔死蔵在庫
コントロール⇔制御
アウトソーシング⇔委託
アクセス⇔接続
アミューズメント⇔娯楽
イノベーション⇔技術革新
インセンティブ⇔意欲刺激
インタラクティブ⇔双方向性
インターンシップ⇔就業体験
インパクト⇔衝撃
エンパワーメント⇔権限委譲
ガバナンス⇔統治
カスタマイズ⇔特注
コミュニティー⇔地域社会
コラボレーション⇔共同制作
コンセプト⇔概念
コンプライアンス⇔法令遵守
シェア⇔市場占有率
スキル⇔技能
シフト⇔移行
スケールメリット⇔規模効果
ステレオタイプ⇔紋切り型、画一的
セキュリティー⇔安全性
トレーサビリティ⇔履歴管理
トレンド⇔傾向
パートナーシップ⇔提携
ビジョン⇔展望
ミッション⇔使命
ポートフォリオ⇔投資配分
マーケティング⇔市場調査、市場戦略
マネジメント⇔経営管理
マンパワー⇔人的資源、労働力、人材
ミスマッチ⇔不適合
リアルタイム⇔即時
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これら全てを覚える必要はないと思いますが、「リアルタイム⇔即時」や「モチベーション⇔意欲」、「アウトソーシング⇔委託」などは本番でも十分使うチャンスがありそうです。
これをご活用いただいて文字数削減に取組みましょう!!
それでは本日は以上です。
残り約1ヶ月、頑張ってください!
(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!
きしけんさん
ありがとうございます。
まず、書けない要因を言葉にして分析してみたいと思います。
きしけんさん
いつも一発道場をみさせていただいております。
ありがとうございます。
残り一か月となったところですが、私の悩みを聞いてください。
ここにきて、設問構造と弱みの真因の部分に関して、だいぶ見えるようになってきたところです。
しかし、私の悩みは、書けない悩みです。
ここら辺の事を書けばいいんだろうな。というぼんやりとした感触はつかめるようになり、そのぼんやりとした内容は、模範解答の枠内になんとなく、はまっているようになってきた感じです。
しかし、そのぼんやりとした内容を、うまく書き込むことができません。
うまくまとめることも、組み立てることもできません。
書き込もうとすると、模範解答の枠から遠ざかっていきます。
やはり、与件文から、ある程度のワードを拾い集め、そこから、自分なりにイメージをふくらませて制限時数内にまとめる。といった感じですよね??
うまくいえませんが、書けないんです、、、、
ざっくりとした質問で、アドバイスも難しいかと思いますが、何か少しでもアドバイスをいただければありがたいです。m(__)m
naoちゃんさん
コメントありがとうございます!
コメントの内容から推測するに、naoちゃんさんは「言語化が苦手」なのではないかと思います。
勉強でも、仕事でも、何となく頭にあることを言葉で説明するのが苦手だったりしませんか?ミーティングで突然発言を求められるとうまく言葉にできなかったり、支離滅裂な説明になってしまったり。
ちなみに僕もそうでした。でも今はある程度言語化できますから、訓練すれば必ずできるようになります。
改善に一番良いことは「自分の考えを言葉(文字)としてアウトプットすること」です。
なので一度、「なぜ書けないのか」考えられる要因を徹底的に言葉にしてみてください。文章でなくても、単語でもいいです。
書けない理由を書けというのはすごく無茶苦茶な要求だとは思いますが(笑)、でも診断士の仕事は「課題を解決すること」ですから、ご自身の持たれる課題を診断士として解決に導いてください。
もしやってみて気付きやさらなる課題が見付かればまたコメントいただいてもけっこうですし、オンラインコミュニティもやっていますのでそちらでご相談いただいても大丈夫です。
とにかく、まずはやってみましょう!頑張ってください!