【ゲスト寄稿】二次試験の解答ルーティン

*:*夏セミナーのお知らせ*:*

一発合格道場 夏セミナー2019

東京:8月10日(土)

大阪:8月11日(日)

名古屋:8月24日(土)

時間・場所は後日告知いたします。
ぜひご予定ください!

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どうも、kskn(きしけん)です。

4月中旬頃に実務補習5日間、実務従事10日間を終えて登録申請をしておりましたが、先日ようやく診断士登録証が届きました。
3月に申請されていた方を見てもだいたい申請から登録まで1ヶ月半~2ヶ月くらいかかるようですね。
この間は「ちゃんと手続きが進んでるかな…不備があったらどうしよう」と少し心配になりますが、皆さんが申請されるときは安心してください!!
実際に不備があったら電話がかかって来るということは僕が確かめておきました!(住民票を添付し忘れた)

 

さて、実は今日の記事はゲストの方による寄稿です!
書いていただいたのは「のぶ」さんという方で、僕と同じく関西タキプロに所属しており、さらになんと4月の実務補習で同じ班だった方なのです。
のぶさんは女性なのですが2児の育児をされながら診断士受験を乗り越え、実務補習に参加し、タキプロの活動し、頭も良くて、仕事も早くて丁寧でいて、かつ美人という…なんかもういろいろすごい方です。

そんなのぶさんは診断士2次試験においても4科目合計で274点(!)という化け物クラスの点数を叩き出しており、タキプロブログでもそのエッセンスを書かれていたのですが、「ぜひ道場読者にもそのエッセンスを届けてください!」と懇願して今回実現しました!

これから徐々に一次試験の勉強へ専念していく時期かとは思いますが、2次試験対策のエッセンスだけでも感じ、吸収していただければと思います!

というわけで、のぶさんよろしくお願いします!


道場読者のみなさん、はじめまして。タキプロからお邪魔します「のぶ」といいます。ksknさんが声をかけてくださって、投稿の機会を頂戴しました!
実は私も昨年、道場の記事を熱心にチェックしていた読者のひとりですので、こうして記事を書くことになるなんて感無量です・・・!。
子供が小さいため予備校通学できず、2次対策はほぼほぼ先人のブログからという状況の中、毎回実り多い道場の記事はは欠かさず読み込んでいました。
ブログを読んでいろいろな解法・テクニックを仕入れては試し、自分なりの形を作っていきました。
今日は、そんな私がたどり着いた2次試験解法がお役に立てばといいなと思い、投稿させて頂きました。

はじめに、私は昨年の2次試験で
事例Ⅰ:63
事例Ⅱ:75
事例Ⅲ:72
事例Ⅳ:64
比較的安定した得点をゲットし、1発合格できました。

解答ルーチンは自分にぴったりのスタイル確立・定着させると得点が安定します。
昨年の私は、道場のような合格者ブログを見て、先輩方が掲載していた方法をいろいろ模索しました。
その中で私が最終的に使い込んだテクニックは、

読む順番 :最終段落から読む。
線の引き方:線引き+SWOT「印」を付け、解答骨子作成中に使った要素の「印」を潰しこむ
骨子の作り方:与件を読む前から文章型を用意して、型にSWOTを埋め込んでいく

のみっつ。
ちょっと分かりにくいですね。以下で詳しく述べます。


最終段落から読む

必ず最終段落から読みます。
理由は、最終段落には「経営課題」や「社長の思い」が読み取れる記載が多いためです。(たとえば、「~なので、中小企業診断士であるあなたに相談してきた」など)。
もしくは、与件文全体のまとめ的な内容になっている事が期待できます。

読む順番としては、
①最段落読む→②最の段落読む→③設問読解(+解答文章ひな型つくる)→④与件全文読む→⑤解答骨子作成→⑥解答記入

と決めていました。
最終段落+最初の段落の会社概要を読んでおくだけで、設問文がかなり理解しやすくなります。
設問を理解できていると、④の与件全文読みも読み返しが少なくなります。結果、全体の時間短縮が図れます。

ルーチンを守る事で精神的に落ち着く効果もあるので、本番1か月前くらいには自分なりのやり方を固めておくとよいと思います。


SWOT印の潰しこみで与件の使用モレを防ぐ

ペンの引き方の話です。これはほんと、いろいろ試しました・・・。
結局落ち着いたのは
使用するペン:3本(私は青とピンクのやや細いペン+補助で黄色いマーカー)
基本ルール:
①SWOTのSOは青、WTはピンクで下線し、右上に「 S・〇囲いのO・W・〇囲いのT」を記入。
②社長の思いは青線+ハナマル、顧客要望や経営課題はピンク線+☆
③時系列、逆説の接続詞、その他気になるワードは黄色いマーカー
こんな感じ↓↓

ペン数を絞ったのは、色をこれ以上増やすと持ち替えが面倒くさいのと、途中で何色を使うのか分からなくなってしまい、かえって混乱するから。
そして重要なのがこちら↓↓

そうです。骨子を作成する段階で、使用した要素の「SWOTマーク」を潰しこんでいくのです。(黒〇で囲った番号は、使用する設問)

社長の思いの青いハナマルや、顧客要望のピンクの☆マークは真っ先にどこかの設問にねじ込みます。O・W・Tもだいたいどこかの解答の根拠として紐づけられます。そこに相性の良さそうなSをぶつけていくイメージで、あらかじめ用意した文章のひな型に機械的に配置していきます。レゴか・・・テトリスでもしている感じでしょうか。
時折、どこにも使わない要素も発生しますが、その要素を使わなかった根拠まで自分の中で整理できていればイイ感じだと思います。

このスタイルに落ち着くまで、いろんな先輩の方法を真似てみました。
試行錯誤の末この方法に落ち着いて、与件の活用モレを防ぐ事ができ、得点が安定しました。
ペンの持ち替えがあまりないため、読むスピードを落とすことがない点も私にフィットしていました。


与件を読む前から、文章型を用意しておく

私は設問を読むと同時に、ざっくりとした骨子枠(文章型)を作ってしまっていました。
理由は、設問だけを読んで感じた設問要求に従ったほうが、余計なバイアスの入っていないシンプルな回答ができると感じたから。
与件を読んでしまうと、「自分の書きたいこと」がムクムクと湧き上がってきてしまって、設問要求からそれちゃうんですよね~。
結果、聞かれてもいないことをつらつら語ってしまうミス。これを防止できます。

文章枠のルールとしては、
・原則30文字で1要素(1文)
設問要求に素直に応える出だしと、それに応するする文末
の二つを書いておく事。
それぞれもうちょっと詳しく言うと・・・

原則30文字で1要素(1文)

答案文字数を30で割って、文章の数を決めてしまいます。
1文は30字でまとめちゃうって事です。
100字なら①②③、120字なら①②③④、150字なら①②③④⑤ と骨子メモに最初から番号を振っておきます。
必ずしも毎回全枠を埋めるわけではないですが、目安として。
30文字で収めようとすると文章をかなりタイトにまとめる技術が必要ですが、その分たくさん要素を盛り込めます。
内容モリモリな印象になりますが、それで得点をもらえているので、方法として間違ってはいなかったんじゃないかなと思います。

設問要求に素直に応える出だし

解答の出だしは、「問題点は~、施策は~、A社は~、」など設問中の文言をそのまま繰り返すことが殆どでした。
単純ですが、やはり読みやすいと思います。
それぞれの出だしに呼応する文末の〆も書いておくと、解答があらぬ方に行ってしまう事が防げます。
たとえば・・・
・問題点は、現状①~②~③~なので、<あるべき姿>にできない点。
・施策は、①~②~③~により、<設問要求>を実現する。

また、事例Ⅱでの「施策」=「だれに・何を・どのように」のような明確なフレームワークがある場合は文章枠として採用決定です。

補足ですが、私はこの段階で作った文章型を本回答でもおおかた使っていましたが、与件を読んでみて合わないな~と思ったらスッパリ変更する対応も重要だと思います。


SWOTを文章枠に埋め込んで骨子作成

設問をざっと読んで、文章枠を作った後はいよいよ与件の全文をチェックをします。
上でも説明した通り、与件に下線を引くとともにSWOT印を併記することにしていました。
このSWOT印がここで活躍します!

文章型にはめ込んだSWOT印を×で消しこんでいくことで、「与件の使いモレ」を大幅に改善できるんです!


手順としては、使用済みSWOTを×印で消しこみ、付近に「②(設問②に使うよ」といった書き込みを残します。
同時に、用意しておいた文章枠内に、与件の参照箇所が分かるちょいメモを残します。
あまり丁寧に書きすぎないことで、骨子作成の時間短縮をしていました。

ここまでを40分で終了させます。
解答記入スタートが40分を過ぎてしまったら、私の筆記速度では物理的に挽回不能でした。
骨子ができてなくても本番記入開始です。
でも大丈夫!6~7割くらい骨子ができていれば、ビジネスマンの普通の対応能力で結構なんとかなります(笑)
あとは冷静さを保って対応することが大事。
冷静さを保つため、という意味でも自分なりのルーチンを固めておくことは有効だと思います。

もし、自分にも合うかも~と思うテクニックがあれば、皆さんも試してみてくださいね☆


以上、のぶさんからの「2次試験におけるルーチン」のお話でした!いかがでしたでしょうか。

僕が思うに、試験当日には「いかに考えることを少なくするか」ということは非常に重要な要素で、考えることが少ないほど与件と設問に集中することが可能です。
なので、こうしたルーチンが自分の中で固まっていることで無意識的に答案を作る作業を進めていくことができ、結果として読み漏らし・書き漏らしなくことでのぶさんは高得点が取れたのだと思います。

もちろん、このやり方をマネすればいいという話ではなくて、「自分に合う型」を見付けて、それを「考えなくても身体が動く」レベルまで繰り返し練習してほしいと思っています。
そうすればきっと、2次試験の点数もグングン伸びていくのではないでしょうか!
ぜひぜひ皆さんもご自身のやり方を確立されて、のぶさんに負けない高得点を叩き出してください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!

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【ゲスト寄稿】二次試験の解答ルーティン”へ2件のコメント

  1. sky より:

    とても参考になりました!ありがとうございます。
    シンプルでわかりやすく、高得点者のノウハウは説得力があります。Ksknさんのいう、いかに考えることを少なくし与件に集中するかをテーマに、回答方法を研ぎ澄ませていきます。

    1. kskn より:

      skyさん
      コメントありがとうございます!
      ぜひ本日の内容を参考にしていただいて、合格を勝ち取ってください!
      応援しています!

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