【2018年スト合格目標】ゆうファイナルペーパーにみる2次試験攻略のポイント
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おはようございます。ゆうです。
本日のテーマは、ゆうファイナルペーパーにみる2次試験攻略のポイント、と題してお送りします。
前回は、2次試験のファイナルペーパーからピックアップして、事例共通の、試験の心構えを披露しました。
今回は、その事例別編です。
ファイナルペーパーとは、自分なりの2次試験攻略の縮図です。
「2次試験とは、結局どういう試験か?」という要所を紙にまとめて、あとは試験当日の現場対応力。
どんな会社が出題されるかは分かりません。どんな要求が来るかも分かりません。
解答に必要な2次知識とフレームワークを準備し、試験当日に登場する企業に合わせて、知識とフレームワークを活用する。
そのため、試験当日に確認することは、2次知識とフレームワークが中心です。
私の場合、ツールはMMCの学習ガイドブックと、自作のファイナルペーパーでした。
今回は、ゆうファイナルペーパーから事例別編を引用し、その下に補足コメントを書きますので、参考にしてください。
■事例Ⅰ
中小企業は経営資源が限られているので、全方位経営はできません。キラリと光る、他社と差別化した「強み」を武器に、会社の存続と発展を目指す必要があります。
2次試験も、全事例を通じて、求められていることは、そういうことです。
事例Ⅰでは、強みを維持、強化するために組織・人事の視点で診断と助言を行います。
また、現在、中小企業共通のテーマである、以下のキーワードは、事例企業の背景として登場する可能性があります。
課題と対応策は、頭に入れておきましょう。
①事業承継 ②社員の高齢化 ③人材不足 ④生産性向上 ⑤海外進出・インバウンド対応
事例Ⅰを苦手な方の、多くの原因が、これでしょう。与件文に根拠が書いていない、見つからない。難易度を高めるために、意図的にそうしていると思います。
受験生の対策としては、設問文を読んだ時に類推すること、です。
事例Ⅰでは、組織構造か人的資源管理に絞られるので、その中のどれかな?と探る。過去問の出題パターンから、これかな?と探る。
何はともあれ、事例Ⅰで頭に入れておくフレームワークが、これです。
これは事例Ⅰのパターンです。昨年29年度も当てはまりました。30年度がどうなるか分かりませんが、想定はしておきましょう。
■事例Ⅱ
マーケティングの基本です。事例Ⅱの解答構成で迷ったら、この基本に立ち返りましょう。
マーケティングの目標は、おおむね売上向上ですから、拡大している市場への進出やシェア拡大が基本です。
昨年29年度であれば、30~40歳代の子育て世代がターゲットでしたね。
ターゲットが複数登場したら、B社の強みが活かせて、拡大している市場をターゲットに選びましょう。
私は解答構成で、ターゲットを書き忘れる癖があったので、忘れないようにターゲットのことを何度も書いています。
すでに設問文にターゲットが明記されていれば不要ですが、書いていない場合、ターゲットの記述は採点対象と考えておきましょう。
例:〇〇することで、客数増加させ、売上拡大を図る。
施策を考える時の視点として、切り分けの視点として、重要です。
施策を期待効果につなげるには、B社の経営資源を有効に活用しているかどうかが、カギです。
特に4Pで重要なのが、商品サービスとプロモーションです。価格とチャネルも、どういう課題や対策があるか、基本的な内容は押さえておきましょう。
頻出論点のセオリーは、因果の流れで、覚えておきましょう。
上記(7)と同様です。頻出論点のセオリーは、因果の流れで、覚えておきましょう。
■事例Ⅲ
生産形態によって課題が違います。受注生産なら、生産リードタイムの短縮であったり、見込み生産なら精緻な需要予測であったり。
生産管理の問題を作りやすいので、比較的、事例は受注生産の企業が登場します。
これまで事例Ⅲのセオリーだった第1問の強み・弱み問題が、昨年29年度は出ませんでした。
なので、このポイントの後半部分は流用できません。ただ、前半の生産管理系の問題から処理するのは、引き続き有効です。
理由は生産管理系の問題はワンパターンで解答しやすいためです。
事例Ⅲに共通して言えることは、問題と解答が、けっこうワンパターンなのです。おそらく事例Ⅲは、解答のバリエーションが作りづらいのでしょう。
事例Ⅲは、生産管理はもちろんですが、営業に関する問題や解答も多いので、営業の切り口やキーワードの準備は、有効です。
■事例Ⅳ
事例Ⅳはタイムマネジメントが重要で、簡単な問題からやって点数を積み上げる戦略が有効です。
27年、28年のように平易な問題であれば、全問解答する必要性が高いですが。
昨年29年度のように難化した場合は、捨て問の選定が重要でした。
昨年であれば、第1問⇒第4問⇒第2問⇒第3問の順番で解答しました。
・よく出る指標
収益性:
売上総利益率、売上営業利益率、売上経常利益率
効率性:
有形固定資産回転率、棚卸資産回転率
安全性:
負債比率、流動比率(100%が基準。100を切っていたら優先的に指摘する)、当座比率
・安全性を複数指摘する場合、
①短期安全性(流動比率、当座比率)
②長期安全性(固定比率、固定長期適合率)
③資本構造(負債比率、自己資本比率)
以前の記事でも書きましたが、経営分析をいかに早く処理して、他の問題に時間を使うか、が合格のカギです。
何でもかんでも、低い・高いで表現するのではなく、時系列での比較なら、低下・上昇を使う。
事例Ⅳで点数を積み上げるには、計算する過程を丁寧に書いて、抜け漏れや計算ミスを防ぐことが大事です。
時間はかかりますが、確実性があがります。また、そのトレーニングを積み重ねることで、スピードアップできます。
FCF(フリーキャッシュフロー)は、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローの合計なので、財務キャッシュフローのことを書くのは余計で、不必要なことです。
次こそ出るぞと言われて、昨年29年度も出なかったディシジョンツリー。
問題設定にもよりますが、おおむね上記の解答パターンになることが多いので、あらかじめ想定していました。
以上、ゆうファイナルペーパーにみる2次試験攻略のポイント、でした。
最後に、スト合格を目指す皆様に一言。
スト生は、「ラスト2週間で急速に成長し、2年目に追いつきます!」
私の場合、このラスト2週間は、以下の2つに取り組んだことが、合格の決め手でした。
①毎日2事例を解く+毎日事例Ⅳ問題を解く。
②土日は5事例解く。そのうち、日曜は完全に新作のセルフ模試。
大事な残り2週間。体調に気をつけながら、絶対に後悔しないように、全力で行きましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございます。