来年の1次試験に再挑戦するあなたのための3つのプロセス

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※先日の西日本台風、また今朝の北海道地震にて被害に遭われた方のご無事を心よりお祈り申し上げます。

 

こんにちは、きゃずです。

過去記事はコチラ

 

1次試験の結果が診断協会から発表されました。特に、8点が加算された経営法務には振り回された方も多かったのではと推察しています。単一科目でこれだけの加点は、はじめてではないでしょうか。

そんな中、勤務先で診断士を目指している後輩(20代前半・男性。僕が営業マネージャーを務めていたときは部下でもありました)から質問をもらいました。

「1次試験で数科目は科目合格できたのだけれど、2次試験には残念ながら進めなかった。でも再チャレンジしたい。来年の2次試験も含めて合格を狙うには、いまからどうしたらよいのでしょうか?」

それに対して僕なりの観点で答えさせてもらったのですが、同時に思うところがありました。もしかしたら、同様の悩みやモヤモヤを抱えている方はいるかも知れない…。

2次試験対策が佳境を迎えつつある中ですが、一発合格道場ブログを読んでくださっている方には多様な属性の人たちがいらっしゃいます。そこで今回は「来年の合格を狙う人」「来年どうしようか悩んでいる人」のために綴りたいと思います。

主なターゲット1次試験への再挑戦を考えている人

登場する過去問特になし

文字量:約2,400字(本文のみであれば約4-5分で読めます)

 


 

1次試験が終わり約1か月が経ちました。泣いても笑っても、診断協会からの正式な発表があったことで一区切りということになります。

統計資料にもありましたが、申込者数20,116人に対して、1科目でも受験した人の人数は16,434人。欠席した科目がひとつもない方の人数は13,773人。

申込自体に至らなかった人も相当数いると考えると、これらの数字は、いかに診断士試験に「挑戦すること」が険しく、「戦い抜くこと」が難しいものかを表しています。

戦い抜いた方、まずは本当に、本当に、お疲れ様でした

ご自身をねぎらい、支えてくれた周囲の方たちに感謝の気持ちをぜひ伝えてください

 

 

■①挑戦を振り返り、文字に書き出そう

戦い終わって、あなたの中には様々な想いが渦巻いているのではないかと思います。できることならば、それをぜひ、文字にして書き出して頂きたいのです。

・どんな思いで試験勉強に臨んだのか

・試験勉強の過程で、どんな発見や経験ができたのか

・どんなことが楽しく、どんなことがつらかったか

・合格に至らなかった科目は、何が足りないと感じたか

・どんなアプローチをできれば、合格に近づくと思うか

・そもそも、また挑戦したいか

振り返りは苦痛を伴う作業でもあります。自分の痛い腹の中をグリグリと探るわけですしね…。

でも、だからこそいまやる意味は大きい。僕はそう思います。

振り返りのやり方は、この記事も参考にしてみてください。己(心技体)を知るプロセスは、2次試験の対策にも繋がります。

 

 

■②あらためて、挑戦する目的に立ち戻ろう

あなたが資格を取ろうと思ったのにはどんな動機や目的があるのでしょうか。

・いまの仕事に活かしたい

・異動をしたい

・転職をしたい

・独立をしたい

・定年後に備えたい

・副業で収入を増やしたい

・純粋に自己研鑽したい

・誰かを見返したい

など、様々な動機がおありかと思います。どのような目的であっても構いません。まずはそれを書き出してみることをお勧めします。

ハッキリとした目的がみつからない人は、「こんなことができたら面白そうだ」でも良いでしょう。大事なのはなによりも「いまのあなた自身の言葉」を表現することです。

 

いまから、来年8月の1次試験までは11か月あります。長いようで、あっという間にその日は来ます。あなた自身の言葉は、進む道を指し示してくれる羅針盤になるはずです。

 

 

■③再挑戦のロールモデルを見つけよう

一発合格道場には、膨大な量の「合格体験記」があります。このデータベースこそが、道場の強みでもあります。

ご自身の状況に近い合格体験記を探す参考にしてもらえると嬉しいです

なお、Naverまとめには以下の切り口で合格体験記の活用法が載っているので、ぜひそちらもご覧ください。

・どうして「合格体験談」が有用なのか?

・診断士試験挑戦へのきっかけは?

・何月ごろから? 複数年はあり?

・どれぐらい勉強したの? 何時間ぐらい?

・通学? 通信? 独学?

・試験勉強、始めてみてどうだった?

・基本的な勉強方法は?

・二次試験対策は?

・合格体験談にあった成功ファクターとは?

・失敗談

・道場基本理論

・合格体験記/不合格体験記

 

 

僕自身、2回目の試験挑戦(2次試験への再挑戦)を決めるにあたってしばらくの間悩みました。家族にまた大きな負荷をかけるのか…また膨大な学習時間を割くのか…と。

そこでまずやったことはこれらのプロセスでした

①挑戦を振り返り、文字に書き出す

②あらためて、挑戦する目的に立ち戻る

③再挑戦のロールモデルを見つける

 

今すぐには勉強を始めるのが気持ち的に難しい…という方は、体験記を1日1つずつ読む、でもよいと思います。実際に勉強を再開するのは、そのあとでも間に合います。我慢していたことをやり切って、リフレッシュできることの方がよっぽど大事ですからね。

体験記があなたの再挑戦に向けたエネルギー源になれば、道場メンバーにとってこれ以上の喜びはありません。

 

そして、試験を戦い終えてのご感想、悩んでいることやモヤモヤしていることがあれば、ぜひコメント欄にメッセージをお寄せください。僕らも一つひとつ心を込めて返信します

 

あなたはひとりじゃない。もう一度挑戦する気持ちが整ったその時は、道場メンバー一同でお待ちしています。

以上、きゃずでした。

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来年の1次試験に再挑戦するあなたのための3つのプロセス”へ6件のコメント

  1. サンスケ より:

    >なおさん、きゃずさん
    ご丁寧にアドバイスいただき、どうもありがとうございます。

    きゃずさんのアドバイスを参考に、法務をリカバリーできるぐらい財務を深く学習し、2次対策も同時に進めながら次年度の合格を目指し頑張っていきたいと思います。

    なおさんのアドバイスもごもっともなのですが、1次対策は財務と法務に特化して学習したいと思います。

    道場メンバーの皆さま、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

    1. きゃず より:

      サンスケさん、きゃずです。
      ほんの少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
      長い試験勉強のうちに、前提となる状況が変わってくることもあるかと思います。そのときはサンクコストを気にせず、その都度後悔のない選択をいただければと思います。
      迷ったりしたときはまた道場へコメントお寄せください!今後とも引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。

  2. なおさん より:

    皆様の記事、大変参考になります。

    今年、科目合格を利用した者から一言。
    「点の稼げる得意科目を合わせて受験する」ことをおすすめします。

    何故なら「受験科目の6割以上(3科目なら180点以上)」が合格ラインになるからです。

    私はこれに1次試験直前に気付き、結構焦りました。(試験要項に書いてあります) (^^;

    ですので、不得手な科目でギリギリを狙うよりは、得意科目で平均点を稼ぐ方が安全かと思われます。

    今年は、企業経営60点弱、財務会計60点強とすれすれでしたが、運営管理90点弱でなんとかなりました。

    ご参考になれば幸いです。

    1. きゃず より:

      >サンスケさん、シンシンさん、
      きゃずです。返信が遅くなり申し訳ありません。コメント頂きありがとうございます。
      お二人が早くも来年を見据えておられること、本当に尊敬します。

      >なおさんさん
      ご自身の経験も交えたお話ありがたく思います。感謝です…。

      私自身のというわけではないのですが、道場の過去記事から参考になりそうなものをピックアップさせて頂きました。
      まずは道場初代ふうじんさんの記事です。科目合格になられた方からのご質問に対して、当時の初代メンバーが多面的に回答しています。
      【道場Q&A】科目合格時の選択
      【道場Q&A】科目合格時の選択 2

      また、こちらは7代目とりさんの記事です。こちらも科目合格者の取りうる戦略を考察しています。
      【多年度生向け】科目合格者の戦略
      【多年度生向け】科目合格者の戦略~その2 この時期の葛藤克服法

      いずれにも共通するのは、5科目を合格するだけの力のある方であれば、残り2科目を合格することは十分に可能という点です。ここはお二人ともどうか自信を持ってください。
      一方で、今年の法務のような「爆弾科目」にぶち当たってしまった場合に、科目数が少ないほどリカバリーしにくい(リスク係数が高い)ということもまた事実です。

      「【道場Q&A】科目合格時の選択 2」にてふうじんさんがリアルオプションを引き合いに出していますが、2科目受験に絞るかを即断する必要はなく、
      ・まず2科目受験を決意し、注力
      ・2科目にどうしても不得意感が残る場合、中小(あるいは得意科目の)追加を決断
      という選択肢も、決して不利な判断では無いでしょう。
      ラスボスである2次試験対策にかけられる時間・お金・熱量との兼ね合いも含め、メリット・デメリットを吟味のうえでご自身が後悔しない判断を頂ければと思います。

      また、サンスケさんの場合は財務、シンシンさんの場合は企業経営理論。これらの科目は2次試験でもそうですし、その後の診断士としての活動にも非常に密接に関わってくる「超」重要科目です。財務であれば90点、企業経営理論であれば80点程度を本試験でクリアするくらいに深く学習して、経営法務のリスクを押さえるというのも一つの手ではないか、というのがぼくの考えです。法務はさすがに今年以上の難化(凶悪化?)することは無いでしょう。試験制度のバランスが崩れてしまうので、診断協会がそこまでは極端にしないと思われるからです。

      いずれにせよABCランクの対策を優先するという基本線は変わらないので、だいまつのこちらの記事を大前提としてぜひお考えください。
      1次試験分析結果から見えた!~DE問題はやっぱり後回し!~

      以上、ご検討の参考になれば幸いです。他にも気になることがあれば、ぜひともコメントお寄せください。
      今後とも、道場ブログをよろしくお願いいたします。

  3. シンシン より:

    毎日、拝見させていただいています。

    早速ですが、
    サンスケさんと同じ悩みで、来年度の科目受験について、悩んでおります。

    私の場合は、❶企業経営理論と❷経営法務です。❶は、模試では、60点超えてましたが、本試験では40点台。❷は、加点して、50点台でした。

    来年度は、2次試験の対策をしつつ、取組もうと思うのですが、
    上記2科目と、簿記2級を取得しているなど勉強経験の長い❸財務か、比較的リスクの少ないと思われる❹中小を、受験しようか悩んでおります。

    お忙しいところ申し訳ございませんが、道場の皆様の、科目受験について、ご意見をお聞きしたいと思っております。

  4. サンスケ より:

    1次試験不合格でした。財務と法務を来年再チャレンジします。

    財務も法務も56点(法務は8点加点を入れて)でしたので、苦手領域の知識整備と問題対応力の強化が自身の課題だと感じています。

    早速、某予備校の1次・2次合格コースに申込み、1次に関しては現時点で財務と法務に絞り学習しようと考えています。

    ただ、財務と法務が来年も難易度が高くなると仮定したときに、毎年難易度のブレが少ない得点源となる中小の受験も視野に入れた方が合格の確実性が高まるのではないか?と思ってしまいます。

    今年の不合格科目に絞って学習すべきか?それとも保険の意味合いで得点源が見込める科目も含めて学習すべきか?道場メンバー皆さまのご意見を
    頂戴できればと思います。

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