ビーフが先か、野菜が先か

 

みなさん、おはこんばんにちは、だいまつです。

 

4月7日(土)のセミナーには、29名もの受験生の方にご参加いただきました。どこまでお役に立てたか分かりませんが、一分一秒も無駄にできない状況の中、ご参加いただきました皆さんに、深く感謝申し上げます

 

セミナー前にアップした「セミナーや懇親会への参加に意味なんてあるのか?」(コチラ)で「意味はある!」という持論を述べていますが、参加いただいた皆さんには、ご納得いただけたのではないかと思っています。

 

きっと、これからの勉強の方向性をイメージしていただき、そして、やる気モリモリにもなっていただけたのではないかと思っているのです(完全に妄想)。

 

それと、私自身も、受験生の皆さんとの会話を通じて、元気・やる気をいただきました!(これは現実

 

本当に、ありがとうございました。

 

これからもがんばって、少しでも皆さんのお役に立てるブログ書く、そして夏セミもやる、そう心に誓った、だいまつでありました。

 

ちなみに、今週土曜日に迫った東京春セミに、だいまつは諸事情があって駆け付けることができませんが…、絶対に期待して良いですよ!間違いない!!

 

ところで、昨日、一昨日のももちゃんとchikaさんのブログ、熱が入っていましたね~。優秀なメンバーの後のブログは如何に辛いことか(;・∀・)

 

今回は箸休め?と思って気楽に読んでください!
(でも、中身は結構理屈っぽくて、ややこしかったりして)

 

さて、本題に入っていきます。

 

ビーフが先か、野菜が先かという訳のわからないタイトルに、大阪以外の地域の方は、スマホをいじる指が止まってしまったのではないでしょうか(むしろ大阪の人は指が進む?)。

 

一応、関西人の端くれとして、「遊び心を忘れずに」を信条として道場のブログを書いています。そのため、だいまつ的には、日々、笑から遠ざかっておられる(かもしれない)、受験生の息抜きの場として、また心のオアシスとなるべく、「努めて明るく」、面白いブログ記事を発信していければと思っています。・・・なので、寛大な気持ちで、お付き合いいただければ幸いです。

 

皆さん、タイトルだけでビーフと野菜の意味が分かりましたか?

 

今回のタイトルにある「ビーフ」とは、「得意科目」のことを指します。「野菜」とは、「不得意科目」のことを指します。

 

1次試験は7科目、2次試験は4科目(事例)あります。皆さん、得意科目と苦手科目があると思いますが、得意科目と苦手科目のどちらを先に(優先的に)勉強されているでしょうか?あるいは、どちらを先に勉強する計画を立てているでしょうか?

 

ちなみに、だいまつが周りの人の話を聞くに、結構苦手科目を後回しにされている方が多いように思います。

 

なお、大事なGW前、そして追い込み時期に入っていくのに、計画策定が「まだ」って人は、まずきゃしいさんの記事を読んでくださいね。(コチラ

 

最初に結論です。

 

行動経済学(初期行動バイアス)からは、ビーフ(得意科目)を先に食べると、その印象が残ってしまい、野菜(苦手科目)を食べるのがつらくなる(モチベーションも下がりがちになる)ため、「苦手科目が先で、得意科目が後の方が良い」という結論が導けます。

 

突然ですが問題です。

 

以下の問1及び問2を、それぞれ「制限時間5秒」&「暗算」で解いてください。

 

問1:「2×3×4×5×6」

問2:「6×5×4×3×2」

 

それぞれの答えはどうなりましたか?

 

正解は両方とも「720」なのに、問1の計算結果が、問2の計算結果よりも小さくなりませんでしたか?

 

一般的には、最初に小さい数字が並んでいる問1を見ると正解よりも小さく計算(解答平均値120)し、最初に大きな数字が並んでいる問2を見ると正解よりも大きく計算(解答平均値2,000)してしまうそうです(これが初期行動バイアス)。

 

給与に例えると、問1は悪い・低いところから徐々に良く・高くなっていく(少ない給料から徐々に、給料が増えていく/期待以上に良くなっていく)、問2は良い・高いところから徐々に悪く・低くなっていく(最初に高い給料が徐々に減って行く/期待が裏切られていく)、ということになります。

 

実際、多くの日本企業では給与の支給額は55歳がピークで、そこから給与が減少し始めることが多いそうです。そうすると、55歳以降は、受け取れると思っていた額よりも、実際に受け取る額が小さいということが起こり、モチベーションが下がってしまう…、そのために、シニア人材の活用が難しくしている、という実態があるそうです(もちろん、事前にちゃんと下がることを認識している人も入れば、下がらない企業もありますが)。

 

なので、問1の「いまいちな状態から徐々に良くなっていく場合」と、問2の「良い状態から徐々に悪くなっていく場合」を比べた時に、人間の心理上(行動経済学上は)、問1の方がモチベーションの低下が起こり辛いと言えるとのことです。

 

では、最初の話に戻って、得意科目を先にやるか、苦手科目を先にやるか、どちらが良いかというと…、ここからは、実際に自分がやる時のことをイメージして読んでください。

 

①得意科目を先にやってしまうと、得意な科目を終わらせせっかく良い気分になったところから(もちろん苦手科目を残しているという不安・後ろめたさはあるにしても)、苦手科目に入った途端に、いままでの最高な気分はどこえやら。谷底に突き落とされてしまうような気がしませんか?

 

得意科目で過去問がスラスラ解けて、「私行けるかも」と思っていたら、「財務・会計」や「経済」、「法務」などの苦手科目で、どれだけやっても点数が伸びて来ない…。得意科目はあれだけできるのに…、というような状態になってしまうと思いませんか?

 

②それよりも、最初はつらくても苦手科目で確実に40点以上取れるような状態にしてから、得意科目で70点以上を目指して、最後にガンガン追い込む方が、気持ち的には幾分マシだと思いませんか?

 

だから、例えば得意科目の目標を70点、苦手科目は50点と設定し、残された時間のなかでどういった勉強をするか、という計画を立てたのなら、「先に、苦手科目をやってから、得意科目をやってはどうでしょうか」というのが、今回のだいまつからのご提案です。

 

ちなみに、だいまつは、苦手科目(嫌いな)を優先的に対策してから、得意科目を勉強していました。

 

置かれた立場はそれぞれだと思います。もちろん暗記科目は直前でやった方が効率が良いということもあるでしょう。「苦手科目が先」というのは絶対ではありませんが、大切なGW、そして追い込み時期、どのように計画を立てて過ごすか、皆さんの参考になれば幸いです。

 

 

<まとめ>
✔苦手科目を後回しにして、得意科目から固めて行くという方法もあるが、
合格するためには1次も2次もその科目で最低40点は取らないといけない
(結局苦手科目も対策しなければならない)。
✔どうせやらなければならないのであれば、最初に苦手な科目を克服して
おいて、あとで好きな得意科目を勉強するほうが、行動経済学的には、
心理的抵抗感・負担が少ない(モチベーションが下がり辛い)

 

ビーフも野菜も大好きな方には、申し訳ないタイトルでしたが、好き嫌いなく道場の記事は消化していただき、今年合格を掴みとっていただければと思います。

 

あなたは、ビーフが先ですか? それとも野菜が先ですか?

 

以上、だいまつでした。

 

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