【2次試験】再挑戦するあなたへ②(彼を知り己を知れば…)

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セミナーレポートは後日発行します!!

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こんにちは、きゃずです。

前回の記事では、2次試験に再挑戦する方へ、試験に臨むうえでの前提条件と開示請求方法に関して書きました(【2次試験】再挑戦するあなたへ①(〇〇の橋げたと開示請求))。

今回は「相手(二次試験)を知ること」についての話です。

 

【もくじ】

・カッコよく一発合格できなかったから見えたもの

・「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」に続く言葉がある

・相手(2次試験)を知ることからはじめよう

・①2次を含めた試験制度は何のために存在しているのか

・②どのような能力を測ろうとしているのか

・③各事例はどのような特徴をもっているのか

 

■カッコよく一発合格できなかったから見えたもの

受験生1年目の私は「絶対に1年間で一発合格する!」と本気で思っていました。

1次試験で500点超えを果たした勢いで、2次試験も一気に頂上へストレート上り詰めてやる。

そして診断士としてガンガン活動しながらカッコよく道場でブログも書いちゃう…つもりでした。

(結果としてブログはこうやって書かせて頂いているわけですが…笑)

ですが、2次試験の結果は望んだ形にはならなかったのです。私の野望は儚くも崩れ去りました。

「どうして?」

…それはもう後悔や雑念が駆け巡りました。

いま思えば、前回もお伝えした2次試験敗退後の超スローペースの徐行運転時期(2016年10月後半~2017年5月末)は、「この試験の意味、分に何が足りなかったのかの本質を模索する時期」でもありました。

 

■「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」に続く言葉がある

孫子の兵法としてあまりにも有名な言葉ですね。

でもこれ、続きがあるのを知っていましたか?

彼を知り己を知れば百戦殆からず。
彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。
彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し

相手を知り自分のことを知っていれば、どんな戦いも負ける心配はない。
相手を知らず自分のことだけを知っていると、勝つことも負けることもある
相手のことも自分のことも知らなければ、必ず負けてしまうだろう。

2次試験に敗退したときの私は、まさに相手(試験)のことも自分のことも知らない丸裸の状態だったのです。

同じ状況かも…と感じたあなた、目の前の勉強を少し止めて、一度マクロの視点に立ち返ってみませんか?

 

■相手(2次試験)を知ることからはじめよう

ここでいう「相手を知る」とは、2次試験問題を一目散に解きまくる…ではありません。

①2次を含めた試験制度は何のために存在しているのか

②どのような能力を測ろうとしているのか

③各事例はどのような特徴をもっているのか

といった大きな制約条件を多面的に考察する、ということです。

※スト合格している9代目メンバーを見ていると、意識的か無意識的かはともかく、制約条件を掴んで言語化する嗅覚がズバ抜けていると感じます。

 

 

■①2次を含めた試験制度は何のために存在しているのか

中小企業診断協会HP「どうしたら診断士になれるの?」を見てみましょう。

中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。

太字の「経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため」というところがキモです。

当たり前ですが、診断士試験は一種のスクリーニング制度です。スクリーニングのためには一定の基準が必要です。

なので、「この試験においては」オリジナルの素敵なアイデアや発想力は問われておらず、あくまで診断士としてのコア能力を判定されているということです。

ここの認識をそもそも外すと、「残念…一年後に会いましょう!」となるわけです。

 

■②どのような能力を測ろうとしているのか

中小企業診断協会が診断士に求める能力は何なのでしょうか?

個人の方の試験ブログですが、受験生当時めちゃくちゃ参考になった記事があったのでご紹介します。

(ロジックツリーを使った思考法の実例としても参考になります。)

マジなコンサルタントの中小企業診断士合格戦略ファーム「【2次試験】2次試験突破に必要な能力がなんと明文化されている?」

簡単に言うと2次試験と並列に位置づけられている「養成課程」においては「診断士に求められる基本能力」が明文化されており、それを2次試験に当てはめることで必要な能力を紐解ける、というものです。

2次試験においては特に、「戦略的思考力」の中の「分析力」「論理力」「構想力」「統合力」が求められていることがわかります。

診て→考えて→分かりやすく整理して→書く、ということです。

 

■③各事例はどのような特徴をもっているのか

百聞は一見に如かず。道場ブログの中でも毎年掘り起こされている神レベルの記事があるのでまず共有します。

8年も前のものですが、いま見ても色褪せていません。各事例の特徴を的確に表して、イメージしやすく書いてくださっています。

二次試験直前:ハカセのファイナルペーパー

特に「事例Ⅰ~Ⅲの論点がごっちゃになる!」という方は、まず読んでください。そのあと過去問に取り掛かると、腹落ち感が違うと思います。

 

そして、ハカセさんが書いているのは「only for me」=自分のためのファイナルペーパーを作ることの重要性です。

私も再挑戦のときにこの記事に出会いファイナルペーパーを作成しました。

その作成のプロセス自体が、学習したことを結晶化するものとして、自己と対話するものとして、大切な時間にもなったのです。

※ファイナルペーパーについては、2次試験が近づいた頃にあらためて取り上げたいと思います。

 

自身のファイナルペーパーに書いた事例Ⅰ~Ⅲの特徴は、以下のようなものでした。

・事例Ⅰ:環境変化に対応するための、ビジネスモデル再構築

・事例Ⅱ:ターゲット+4P+ブランド観点の、売上・利益向上施策

・事例Ⅲ:CS志向+QCD+営業含めた全体最適化

これはあくまで一例ですが、特徴を自分の言葉でまとめておくことで、本試験中、わけのわからない業界の話や設問文に惑わされそうになった時、あなたの羅針盤になってくれることでしょう。

 

 

ここまで、相手(二次試験)を知ることを中心に見てきました。

次回以降では、己(心技体)を知ること。As-IsとTo-Beの把握と具体的な対応策についてお伝えしていきます。

以上、きゃずでした。

 

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