【合格体験記】モチベーションを維持して合格”さとしさん”

おはようございます、8代目のたっしーです。

1年の執筆活動を無事に終え、次に皆さんとお会いするのは、道場の春セミナーだと思っていましたが、貴重な合格体験記を頂きましたので再登場です。

私自身、ある種の区切りとなる旅行から無事に戻ってきて、思ったより自分がタフだということを実感しています。診断士2年目の方向性も固まりつつあるので、少しずつでも着実に進んでいきたいと思っています。

本日は、モチベーションを維持して見事合格を勝ち取られた「さとしさん」からの寄稿です。

==========ここから寄稿==========

(0))受験生情報

名前(HN):さとし
年齢:43歳
職業:SE

(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ

老後や副業といった今後の収入源確保、現在の仕事に関連のある経営、財務の知識を拡げたい、等

(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

2012年に一次のテキストを購入したものの、簿記の仕訳が全くわからず、学習を中断。業務で簿記が必要となり、診断士ではなく簿記関連の資格取得の道を歩む。

保有資格は、簿記2級,BATIC(国際会計検定)AccountManager865点、TOEIC655点等。その後、簿記関連の資格はレベルが高いものが残り受験のハードルがあがったため、当初予定していた診断士試験にチャレンジすることになりました。

金融機関向けのNPVを算出するシステムに携わっていることもあり、得意科目は、財務といいたいところでしたが、実際は、他の事例よりも若干良いくらいでした。不得意科目は事例Ⅰです。事例Ⅰは、与件に回答が記載されていないことが多く、やりづらかったです。

一次試験の得意科目は、情報システム、苦手科目は、①法務、②中小の暗記系です。理由は、①法律用語がとっつきにくい、②白書の数字は毎年かわり、暗記が大変なためです。

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット

①学習スタイル
一次:2回、二次:2回 と受験しましたが、一次試験と二次試験一年目は独学でした。二年目は、学習ペース確保、第三者観点での評価、モチベーション維持、学習情報収集、解法メソッドの習得が必要ということでしたが、予算の制約もあったため、某勉強会(年間1万円)を選択しました。(毎週土曜日(過去問2事例*4週)に開催)。
その他は、タ〇プロ勉強会が水曜日、日曜日で月4回(1回1事例)参加したため、月間最低12事例は平均的に解いてました。平日仕事の後に勉強会の予習を行うことに加え、財務から1題解くことを課題としてました。

②メリット
独学は、自分のペースで学習ができ移動時間分を学習時間に費やせる。独学や勉強会は、コストが安いことです。※学費総投資額の少なさは自慢できるかもしれませんw

③デメリット
独学は、客観的評価の欠如、情報収集がしにくい等で、勉強会は、解法メソッドも体系的に学ぶわけではないため受験校に比べると不利なところです。

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数
学習開始時期:2015年
受験回数:一次 2回、二次 2回

②一次学習時間
一年目:2015年5月~8月 200時間 情報、運営合格
二年目:2016年5月~8月 250時間 7科目合格

③二次学習時間
一年目:2016年8月~10月 250時間 総合:B 事例Ⅰ:C Ⅱ:B Ⅲ:B Ⅳ:B
二年目:2017年2月~10月 650時間 合格

(5)合格までの学習法

①1次
一年目: 着手がGW後であったため、7科目のテキストを俯瞰したあとは、7科目合格は無理と悟り、ターゲットを情報、運営に絞り過去問をひたすら回しました。
二年目:情報は学習せずに、6科目メインに過去問中心の学習を実施。エビングハウス忘却曲線効果を活用、業後にマク〇ナルド、図書館で学習し、1時間後に電車内で復習。数日後に再度復習、最終的に4-5回転実施。ABC問題のみに絞り、効率的に暗記を行いました。

2次
一年目:ふぞろい6年分を約3回転(70‐80事例)。平日は、仕事のあと最寄りのマク〇ナルドにて160分(80分(解答)+80分(ふぞろい採点、復習))と1事例、土日は一日2事例ペースで解きました。
ふぞろい流採点により点数を記録し、回数を増やすにつれ得点があがるのをみて、自身のモチベーションを上げました。知識は「二次試験合格者の頭の中にあった全知識」で補充を実施。財務は、「中小企業診断士2次試験事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」を3回転程度実施。
全般的に多面的な視点で回答できるよう、ふぞろいだけではなく、タ〇プロWEB勉強会の過去問回答を参考にしました。また、一回転目は、解答内容になれるため、ひたすら自分の好きなふぞろい解答を写経してました。
二年目:弱〇診断士勉強会(毎週土曜日午前、午後で1事例ずつ)に参加し、1週間の学習ペースとしました。財務は、事例Ⅳ過去問1題を毎夜実施しました。終盤は、与件数値の転記ミス、電卓入力間違いなどのケアレスミスが課題となったため、ミス内容を整理し、再発防止対策を行いました。また、試験時間感覚を養うため、事例は原則80分で解くようにしました。

②再現答案
一年目、二年目ともに作成しました。二年目は解答骨子まで作成していたため、再現度は7~8割です。

(6)学習時・受験時のエピソード

一次試験(二年目):受験2日前に突如歯が腫れ、歯医者に行くも時すでに遅し。正露丸を歯に詰めても痛みは解消せず。睡眠も3時間しかとれない状況。敗者とならぬようにひたすら気合のみ入れるw。がちがちに凍らしたペットボトルを頬にあて痛みを緩和。途中放棄しようと考えるも、気合で乗り切る。結果、413点でしたが、特例措置により59%(413点)以上で合格となる。

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

独学の人はモチベーション維持が重要かと思います。私は以下のとおりモチベーションを維持しました。試験勉強は長丁場となるため皆様のモチベーション維持方法を見つけながら、適度に気分転換をしつつ皆様、合格を勝ち取ってください!!

(私のモチベーション維持方法)
・スタプラで、互いの学習時間を参照、自分も頑張らねばと意識づけを図る。
・会社のキャリアプランセミナーで、周りに公言し、自分を追い込む。
・毎日の学習のご褒美として勉強後の飲酒時間を確保
・セミナー等で知り合いになった合格者Facebookを参照、診断士活動を参照し、来年こそはと自身
の動機づけを図る。

==========ここまで==============

さとしさんありがとうござました。
診断士試験は、一部の短期合格者を除けば長期戦になりますので、モチベーションの維持を行うことはとても重要になります。

私の場合は、モチベーションを上げないことが維持していくポイントだったように思います。モチベーションはメンタルの要素が強いので「下がっている」と言えば(思えば)下がります。よく「モチベーションが上がらない」と言いますが、上げるから下がるのであって、上げることも下げることもしないように淡々と計画に沿って駒を進めて行く、そんなイメージを持っていました。

これの効果は、モチベーションがどうとか考える時間が無くなるので、効率がいいと感じています。皆さんも自分なりのモチベーション維持の方法を構築して、受験期間を乗り切って下さい。

たっしー

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