みなさんこんにちは!たけぴょんです。

首都圏では22日に4年ぶりの大雪が降りました。私は通常でさえ片道1時間半かかる通勤が、この日は3時間以上かかり雪まみれでヘロヘロになって帰宅しました。

今回紹介する体験記は、予備校教材に「集中」、アプリの有効活用などの様々な「工夫」で見事短期一発合格を勝ち取った”へんりー”さんです。

では、体験記はここから。

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(0)受験生情報

神奈川県在住 34歳
どんな合格者かまとめると:
・2017年1月勉強開始のストレート合格
・平日は仕事で毎晩遅く週末集中型
・一次二次ともに過去問取り組み数少
・趣味や旅行は我慢せず

(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ

理由は、ビジネスパーソンとしての基礎となり、事業投資を行う上で最低限必要な知識を身につけたいと考えたため。
きっかけは、設計部門から投資部門に異動(希望して社内転職)したこと。そして社内の身近な先輩や同期に診断士ストレート合格者がいたこと。自分を含め理系社員が多数を占める自社において、中小企業診断士の資格は、エンジニアが営業・投資・経営部門に移るにあたって必要とされる知識を網羅できる資格として認識されており、異動先の上司からも受験を歓迎された。

(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

学習開始時は「技術士補」の資格のみ保有。工学部出身のため、生産管理の一部分(工作機械等)のイメージがある程度。勉強開始時TOEIC895あり法務で少しだけ得点源になった。あとは基本的に知識ゼロからのスタート。
得意科目: 無し
不得意科目: 特に財務会計はサッパリで、苦手意識があった

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット

①学習スタイル: TAC通学
②メリット・デメリット:
メリットは、一次試験学習において「教材の内容をひたすらやれば他は不要」と信じ、惑わされることが無かったこと。週末の午前中から授業があることで、意地でも起きる理由となり、「昼まで寝ている生活」から脱出できたこと。自習室で集中できたこと。
それから社外でかけがえのない仲間ができたこと。

一方、デメリットといえば学費。しかし、「支払ったからにはやろう」という気持ちが働き自分を追い込む環境づくりにもなったと言える。

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数:
2017年の1月からTAC通学開始。(5月のGW迄に秋スタートクラスに追いつく速修コース)
受験回数は1回

②学習開始時からスマホアプリStudyplusで勉強時間を記録
一次学習時間: 約770h
二次学習時間: 約240h

(5)合格までの学習法

①一次:
(全体)
全体としては、
・平日は仕事終わりが22時や23時なので、そこから1h程度。土日は、特段集中するため極力TAC自習室にこもるようにした。
TAC教材に集中。具体的に配布教材「トレーニング」はやらずに、「TACスピード問題集」に特化。答練も合わせて繰り返し解いた。
・過去問は主に財務と経済(3~5年分)しか解く時間がなかった。
・6月くらいからスマホの暗記カードアプリを導入。
・二次試験対策には一切手を出さなかった。

(月ごと)
月ごとの学習状況は以下。
1月: よくわからないまま通学開始。授業は企業経営理論からスタート。
講師から課されたのは、①「君たちはスタートが遅いのだから月80時間(週20時間目安)は勉強しないと足りない」。
先輩らに言われたのは、②「問題集は科目ごとの授業が終わるまでに1回通し終えること」。
→実際のところ、4月ごろまで、①は無理やり(数字のみ)達成、②は追いつかずの日々。

また、この頃「会社の数字を科学する」という本を読了。筆者は中小企業診断士の内山 力氏で、予備校の授業内容にかぶる内容も多く図らずとも予習になった。(その分、問題集の取り組みが遅れたが)。例えば、「キャッシュフローって『金の流れ』のことじゃない?」「減価償却費はキャッシュアウトしない費用って?」「ガバナンスって何?」といった、かゆいところの説明がされていた。(この頃は消化しきれていなかったが、あとあと役に立った)。

2月3月: 寒さに弱いながらも土曜午前の授業のために起きることができた。問題集に手をつけるが、仕事忙しく6~7割程度の進捗。科目終わりに渡される養成答練も手をつけられず。

4月: 少し危機感がでてくる。問題集は、授業終えた科目の7割くらいにとどまる。
月末から沖縄に旅行。旅先ではテキストを眺める程度だが気休めに勉強。授業数回受けられずDVDで対応。

5月: 旅行後ゴールデンウィークの残りは授業+スピード問題集の追い込み。
この時期、経済はテキストを読み返し&問題を解き直すことで「一旦、ある程度マスター」を完了。

6月: 毎週末TACの完成答練という予想問題と解答解説の繰り返し。付け焼き刃でもいいから「試験前追い込み」をしてから答練に臨むように心掛けた。TACポケットテキストも導入。
それでも点数はずっと50点前後。TACクラスでは、「先生~ダメかも~」と点数の低さを嘆く人も見受けられたが、自分の知る合格者も同様だったと聞いていたので気にしないように努めた。経済と財務で1回だけ、70~80点を取れたとき、少しだけ光が見えた。この2科目は「やっただけ伸びる」ことを実感。

この頃から、「わかったつもり、覚えたつもり」対策として、単語カードアプリを使用し始める。すぐ忘れそうなもの、何度でも間違えそうはものをカード化して暗記
また、このあたりから本格的に道場ブログにお世話になり始める。特に語呂合わせなど。

7月: TACの公開模試を受験。講師や先輩からは「模試までにいったん仕上げておくこと」と言われていたが、実際は追いついておらず、過去問は財務と経済の1年分を解いたくらい。公開模試の結果は389点。
少し凹むが、「1年目受験者は7月で50~100点伸びる!」という都市伝説(?)を信じて、ひたすらスピード問題集と答練の復習。途中、「仲間より点数が低いのは、みんなやってる『トレーニング』をやってないからでは?スピ問で本当に足りるか?」と不安にかられるも、勉強仲間の助言もあり、『今から新しいことには手を出さない』に徹する
単語カードは各科目100~150枚に達する。

当初「本番近いなら仕事より勉強頑張れ」と言ってくれた上司が、さくっと新しい仕事を与えてくださり、7月後半は平日勉強できず、心折れかける。

8月: 一次試験本番。朝昼晩に何を食べるか、何を飲むか(カフェインの量)、科目の合間に何を読むか、やれることすべてやろうと考えた。
結果、482点で通過(7月の公開模試から93点アップ)。
自己採点結果は以下:
経済 72
財務 80
経営 70
運営 51
法務 52
情報 88
中小 69
合計 482

(分野ごと)
・暗記系科目対策は以下。
やっても忘れる、それはみんな同じ。だから繰り返す。でもたくさんは時間が取れないので効率化の工夫をした。具体的に、①問題集の解けなかった問題、解けたけど次解けるかあやしい問題にマークをしておく。(その数を徐々に減らしていく)、②間違えやすいところは単語カードを作る。など、如何に短時間で知識を復活させられるか工夫。例えば、情報システムなら、7月中旬には(遅いけど笑)、「1時間あれば、全知識を蘇らせられる」という状態を作り出した。

・暗記以外の科目(財務、経済、法務あたり)対策は以下。
理解したつもりを防ぐこと。そのためには問題を解くのが1番。テキストを読むだけが最もあぶない。逆説的かもしれないが、これらの科目に強くなるには基礎のところの暗記が重要と考える。例えば、財務なら様々な勘定科目とその仕訳、減価償却費はキャッシュアウトしない費用ってどゆ意味?など。経済なら、グラフの縦軸と横軸、変数が動いたときまず何が変わるのかなど。法務なら、無過失責任てちゃんと説明できる?などなど。書き切れないけれど、用語等の暗記ができてこそ、応用力が身につく、と信じた。

②二次筆記
・一次試験を終え、完全ゼロからスタート。
・8月は気が抜け始動が遅れた上、9月は出張等あり半月ほど勉強できず。事例IVの勉強は10月から開始したに等しい状況。
・それでも、会社内の先輩合格者によるアドバイス会、一発合格道場の「二次対策セミナー」を受講していたことで、「設問解釈の重要性」「採点基準が存在する試験である」「一方、見事で綺麗な『正解』を狙いに行かない」等の基本を理解できていたため、方向性を迷うことがなかった。(←ほんとこれが超重要でした)

・基本的には、TAC授業の答練および解説と、「ふぞろい」を使った過去問勉強。MMC通信模試をやったが解答見直しの時間無かった。

・過去問/答練の事例数について、知り合いの合格者では60事例くらいが多かったが、自分は最終的に40事例弱にとどまった。
ポジティブに言えば、過去問をやり過ぎた結果、新規の問題に相対したときに「これはあの年に似ているな…」と思考が誘導され視野が狭くなってしまう、という逆効果の境地に達せずに済んだ、のかもしれない。

・自分にとって「狙いすぎ」に思えるTAC模範解答は参考にせず、「ふぞろい」で多数派の解答に近づけるように注力

・事例IVは、「事例IVの全知全ノウ」(過去問を分野ごとに分けて掲載した教材)のみに集中。10月入ってから追い込み。とにかく「わかったつもり」を避けるべく、2回、3回と同じよう設問を解いた。

「教訓ノート」を事例ごとに作成し、やらかしや気づきをメモした。
・綺麗なファイナルペーパーを作る余裕はなかったが、自分だけの(自分にしか理解できないほどめちゃくちゃな)メモ集ができあがり、見直しに使った。

・二次筆記本番。「勉強足りてない感」を拭えないまま臨んだ、その割には「案外
戦えた」という晴れ晴れとした気持ち(ただし、再現答案の採点までのつかの間)。

③再現答案による採点
LEC(無料)採点 : B B C B
TAC講師による採点  : D B B A

(6)学習時・受験時のエピソード

・一次試験勉強で単語カードアプリを多用した結果、学生ばりの高速フリック入力を習得。(一次試験の本番、情報システムで「フリック入力」が出題され一人笑った)

・9月後半に海外出張、勉強道具を持ち込むも触る時間なく(予想通り)、それでも疲労困ぱいの中、深夜日本に電話をつなぎ勉強会に参加(徹夜状態で半分寝てた)。本番迫る中、辛い時期だったが、心は折れないようにした。ここもたぶん岐路。

・趣味の楽器は、月2回のレッスン受講といった自分目標はキープすると決め、貫いた。ヘタクソなままだけど。
・飲み会は抑え気味にしたが、基本的に好きなので、来るものなるべく拒まず。

・二次試験本番の前日、新幹線で神戸まで行き、友人の結婚式に出席。春の時点では事情を説明し辞退しようと決めていたけれど、彼にとっては一世一代、試験は何回でも受験可能!と気づき(自分に言い聞かせ)出席を決意。どうせなら本番前日に楽しんでリラックスしようと、欲張りの集大成。結果良し。

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

①あれこれ手を出さない
通学される方は、予備校の教材に集中するのが1番だと思います。他予備校の模試すらも不要ではないかと。与えられた教材をしゃぶり尽くさずに、他に手を出すのはものすごく効率のわるいことと思います。どうしてもやりがちですが、「隣の芝生」の誘惑に負けないことが大切。

②勉強時間を記録する
合格者や予備校講師の示す「月あたりの最小勉強時間」を守ることが第一歩と思います。中身や密度もさることながら、最小時間はキープし、ペースを作ること。例えば、週あたりの時間が足りなくても、月ベースで帳尻を合わせる努力をすること。そのために時間記録アプリはオススメです。「目標まであと2時間足りないから、もう少し頑張るか!」といったように、あと一歩の踏ん張りの原動力になります。また、経過時間を見直すと自信にもなります。

③アウトプット重視
よく言われているかもですが、やはり勉強はアウトプット重視にすべきだと思います。自分も当初まとめノートを作るなどインプットをやりがちでしたが、合格者やTAC講師からの助言に従って問題集を繰り返し解くアウトプット重視に切り替えました。インプット作業ばかりで満足していると、実は何も身についていなかった、という悲劇が起こりかねません。暗記カードアプリも、入力作業による記憶強化に加え、スポーツの素振りのような解答作業=アウトプットによる「分かったつもり回避」が狙いでした。

④工夫する
一次も二次も、同じ間違い、同じやらかしを如何に減らすか、その工夫がポイントだと思います。時間をかけてストイックに勉強しても、同じ間違いを繰り返しては意味がない、少し遠回りになっても、「次はやらかさない」をこだわれるかが勝負だと思います。

⑤すぐに実行する素直さ
先輩合格者や講師、道場ブログの助言を、咀嚼し、自分に合うものを如何に素直に聞き、実行できるか、それが最も重要であり、意外とできない、分かれ道だと思います。やることがやれるか、です。どちらかというと自分は何事もやり始めるまで遅く苦労しました。

⑥なんだかんだ財務会計
一次も二次も、財務会計を得意にできるか、それが大きな大きな分かれ道になるかと思います。また、他の科目に比べて「やっただけ点数が伸びる」という特徴があることも間違いありません。全分野が解けるまでマスターせずとも、本番で的確に取捨選択できるレベルまで持っていきましょう。1番のコツだったかなと改めて感じています。

⑦勉強仲間
学習スタイルにもよるかと思いますが、自分個人において仲間無しに合格はありえませんでした。勿論、つるんでばかりでおしゃべりに時間を使うなどというこおになってはマイナスですが、効率的な勉強のために、あるいはブレないないめにも、勉強仲間がいると心強いです。特に、二次試験の勉強では、信頼できる仲間との勉強会で意見交換しながら自分の解答を磨いていきました。また、過去問の印刷や教本の共有でも助け合い、時間や出費を最小化することができました。改めて有難うと言いたいです。

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いかがでしたか?

1月からの短期間であってもやるべきことは手を抜かない。時間不足という課題に対し教材を絞る、アプリを有効活用するなど効率化の工夫をする。

短期合格の秘訣は「集中」と「工夫」なんだなと改めて感じました。

”へんりー”さん、どうもありがとうございました!

明日以降も受験体験記続きますよ~。お楽しみに!

たけぴょんでした。

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