【合格体験記】「小さな次の一歩」を積み重ね、幅広い知識で合格に!”YUAさん”

こんにちは、そのです。
本日も合格体験記をお送りします。

YUAさんは、上のお子さんも小さい中、さらに2人目の妊娠、出産、職場復帰という時期に計画的に学習を進められ、3年で合格されました。
さらに注目すべきなのは、中小企業診断士を勉強しながら、簿記2級応用情報技術者の資格も取得し、横断的な知識を活かされていることです。
体調も不安定な中本当に大変だったと思いますが、
いついつまでに、ここまで、できるようになろう。
と、段階的な「小さな次の一歩」の目標を立てて、見事実行されたことが、合格に繋がったのでしょうね!

それではどうぞ!


(0)受験生情報

HN:YUA   年齢 37歳

備考…勉強スタート時 長男1歳半 勉強2年目に次男出産⇒産後1か月半で1次試験受験 勉強3年目に職場復帰。合格

(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ

仕事でクライアントの課題を解決する企画を担当しており、数年前からクライアント目線で考える為に必要な「経営的な考え方」や、「財務諸表を読む力」が足りないと感じていました。ちょうどその頃、同じ職場の先輩で既に診断士取得の方から、診断士受験を薦めて頂き、それまで中小企業診断士という資格名すら知らなかったのですが、学べる内容が面白そうなので勉強を始めました。

(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

学習開始時の保有資格:簿記3級
得意科目:経済学・経営理論
不得意科目:法務・情報

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット

1年目…独学+通学
2015年3月~  経営理論・情報(独学)、法務・中小(TAC科目単科生 通学)

メリット:スタート時期が3月と中途半端だったので、予備校のコースに間に合わず、興味のある経営理論は独学で進めました。また、予備校の先生に「独学でもイケる科目!」と教えて頂いた情報も独学で進め、参考書を読むだけでは分かりづらい法務・中小は予備校に通うというスタイルでした。

デメリット:予備校に通っても単科生なので勉強仲間はできませんでした。

2年目…通学+通信
2015年9月~ 法務・情報(TAC上級本科生 通学)財務(TAC科目単科生 通信)・経済学(TAC科目単科生 通学) 

メリット:毎週通う事で、勉強のリズムを身につけられました。財務はPCやスマホでダウンロードした講義を、自宅や通勤電車で等、自分のペースで進められました。

デメリット:2015年が2科目のみの合格なので、しっくりくる予備校のコースがなかったです。

3年目…独学+通学
2016年12月~ 法務・情報・運営(独学) 二次対策(二次本科生 通学)

メリット勉強仲間ができました!!!

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

一次受験回数・学習時間
 2015年~2017年 計3回受験 合計1050時間
・2015年 300時間  中小・経営理論 合格
・2016年 150時間  財務・経済学 合格  ※2016年 次男出産
・2017年 600時間  法務・情報・運営 合格(600時間には簿記2級、応用情報技術者の試験勉強も含む)
二次学習回数・学習機関
  2017年 1回受験 合計400時間

(5)合格までの学習法

①1次
情報がとにかく苦手で、字面を覚えようとしている事がダメだと思い、2017年春の応用情報技術者試験の受験を決め、2か月間はほぼその勉強ばかりしていました。おかげで、苦手意識を克服でき、応用情報技術者も合格しました。(ただ春試験の合格発表は、診断士一次申込期間の後なので免除申請はできません。)
財務会計は簿記3級まで持っていたので、2級を取ればもっとわかるだろうと思い、2017年に合格しました。簿記がわかると、財務会計もぐんと楽になりました。

②2次筆記
最初に「ふぞろいな合格答案」を買い、筋肉質な文章を書く練習として写経を繰り返しました。2週間くらい経って慣れてきたら、TACの答練に移りました。またTACで勉強仲間ができたので、答練後はディスカッションを毎週3時間行い、自分では気づかないクセのや、他の人の考え方に触れる事ができました。2017年からは毎月100時間を最低バーとして勉強時間を確保しました。

③再現答案
試験当日の夜に再現答案を書きましたが、メモを取ってあるにも関わらず3か所ほどうろ覚えなところがありました。

(6)学習時・受験時のエピソード

1回目の1次が終わった後の2015年12月、次男の妊娠が分かると同時に切迫流産で1か月の自宅安静となり、勉強どころではなくなりました。出産予定時期も診断士一次試験直前の為、モチベーションが上がらず何も勉強しない日々が続きました。それでも体調回復後はTACには通学していたので、財務・経済学・法務は勉強をする機会を持とうと努力しました。
二児(0歳と3歳)の面倒を見つつ、仕事をしつつ、勉強時間を確保することはとても難しかったですが、夫の協力のおかげで、子供を寝かしつけた深夜や明け方などに時間を確保するようにしました。あとは満員通勤電車の中、職場での昼食時間などです。

2017年1次の受験時は緊張で手が震えそうでした。
2017年2次の受験時は勉強仲間にも朝会えてテンションが上がり、楽しみながら試験を受けることができました。

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

合格への最短コースを目指すのも1つだと思いますが、私はいろいろ寄り道しながら勉強を進めたのが逆に良かったと思います。他の資格を取得したり、試験委員の書籍を読んだり、1年に1度の大きな試験だけを目標にするのではなく、いくつかの小さな目標をクリアしつつ、診断士の試験に挑んだ事で、インプットする知識の幅を広げられたかと思います。

それぞれの取り組み方があると思いますので、どのように目指すかも考えられるといいと思います!


いかがでしたでしょうか。
妊娠中や子育て中の休職期間などを活かして診断士の学習をされる方、けっこういらっしゃいます!診断士の資格は一度取得すれば、いつ活用するか自由なので(更新さえすれば)将来的には人生の色々なご経験を存分に活かせる資格だと思います。
モチベーション維持の為にも、ずっと遠くを見るのではなく、少し先を見て一生懸命やることが大事なんだなと、私も非常に勉強になりました。

YUAさん、ありがとうございました!

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