【合格体験記】橋げた理論を実践し見事一発合格!”ゆうさん”
ザ・橋げた理論
みなさんこんにちは!たけぴょんです。
1月も早いもので10日が過ぎましたね。みなさまいかがお過ごしですか?
2018年合格目標の方々は年末年始を有効に過ごせましたか?
今回紹介する体験記は、予備校と道場の有効活用で見事一発合格を勝ち取った会社役員「ゆう」さん38歳です。
では、体験記はここから。
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(0)受験生情報 名前(HN)・年齢
ゆう 38歳 美容系会社役員
(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ
①会社経営をより良い状態にするために、会社経営に関する知識を体系的に学べると考えたため。
②37歳で、人生の夢だったマイホームを手にし、次のチャレジングな目標が欲しかったため。
(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
保有資格:簿記2級、宅建
得意科目:一次:財務、中小 二次:事例Ⅳ
不得意科目:一次:情報、法務 二次:事例Ⅰ・Ⅱ
(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット
1次:TACストレート本科通信
①メリット 自分の都合の良い時間に学習ができる。科目毎にエキスパートの講師の講義が受けられる。
②デメリット 勉強仲間が作れない。
2次:TACストレート本科通学(八重洲クラス)、MMC通学(直前答練)
①メリット
臨場感のある生の講義が面白くて動機づけされる。事例を解くのが本番同様の雰囲気で体験できる。学習仲間が作れる。講師にその場で質問ができる。それから、実際に通学しないと分からないことだが、通学では通信では言いにくいような話や、通学生の特典のようなものがあり、個人的にはそれがストレート合格に大いに役立った。
②デメリット
移動時間や交通費がかかる。
・1次は通信で対応可だが、2次は通信では勝てない、と考え、2次から通学に切り替えた。TACストレート本科生だったが、MMCメソッドのほうが自分に合っていると考え、2次はTAC通学とMMC通学を並行して進めた。最終的にはMMCメソッドをベースに解答を組み立てたが、設問からの要求具体化はTACメソッドのエッセンスを取り入れるなど、良いトコ取りをした。
(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
学習開始時期:一次は前年8月から。二次は一次途中の当年2月から。
受験回数:一次1回、二次1回
②一次学習時間
約1000時間(1次2次ともにスタプラとお手製エクセルで記録)
前年8月~12月は月50時間。当年1月から月100時間目標に変更。平日:仕事終わりに、会社かTAC自習室で1日1~3時間、帰宅後に1日2~3時間。直前期は昼休みも30分。土日:1日あたり4時間~8時間。社長や社員に相談して、勉強時間の確保を許してもらった。
③ニ次学習時間
約450時間
当年2月~GW前までに、週に1事例。約100時間。GWから一次試験までは一次に専念。一次後に、平日:仕事終わりに、会社か自習室で1日1~3時間、帰宅後に1日2~3時間。昼休みも30分。土日:1日あたり4時間~8時間
(5)合格までの学習法
①1次
・使用教材
通信用TAC教材、ポケテキ、石川経済、過去問マスター、一次模試問題(TAC、LEC、大原)
・TACテキスト、トレーニングを軸に学習。道場理論を愚直に実行し、養成答練80点を目標に、アウトプットの回転数を重視した学習法。養成答練結果は合計576点。各科目で作った強固な橋げたが一次合格の強みになった。
・通信講座を視聴し、その後に復習でトレーニングを3回転。その後も1ヶ月に1回転のペースで、直前までに更に5回転程度。最終的には10回転はさせた。予習は余裕があれば、テキストの読み込みを行った。
・過去問は1月から直前までに5回転以上。TAC過去問中心。過去問マスターは直前期に使用開始した。過去問マスターは、論点別&過去10年分なのはメリットだが、解答解説が簡潔すぎる、のがデメリット。基本はTAC過去問、さらなる強化に過去問マスターが良いと思う。
・答練、模擬試験は受験後から直前までに2~3回転程度。模試は5月にLEC、7月にTACと大原を受験。学校ごとに出題の特徴があり、多面的な準備につながった。
- 個別科目について
・財務は、簿記2級と、TAC早期特典で前年の財務講義が視聴できたため、一次・二次ともに得意科目となった。その結果、易化した一次では得点源となり、二次でもストレート合格の強みとなった。
・経済は、TACの講義1回目で理解が進まず大いに焦り、道場ブログから石川秀樹先生の「速習!ミクロ経済学」「速習!マクロ経済学」を知り、テキストとネット無料動画で学習した。かなりの時間がかかったが、理解が深まり、やや得意科目となった。
- 一次試験結果
経済 | 財務 | 経営 | 運営 | 法務 | 情報 | 中小 | 合計 | |
本試験 | 64 | 92 | 67 | 72 | 56 | 52 | 77 | 480 |
②2次筆記
・使用教材
MMC直前答練教材、TAC2次教材、TAC事例Ⅳオプション講義教材、事例Ⅳ計算問題集
ふぞろい(2008年からの答案分析3冊、合格答案9・10)、全知識、意思決定会計講義ノート(イケカコ)
- 2月~GW前まで
・先代の碧さんのブログで、スト合格するには2次対策併用が効果的!という書き込みを見て、2月から週に1事例解く、タキプロさんのリアル&WEB勉強会参加、TAC事例Ⅳオプション講義、春秋要約をスタートさせた。良かった点は、最終ゴールの二次試験の難易度を実感でき、二次のウォーミングアップができることで心理的に余裕が生まれたこと。春秋要約は、要約が得意ではなかったので、良いトレーニングになった。ただ、一次試験後の直前期は、事例を解くのに専念した。
・この時期、タキプロに参加し、初見ながらも解いた27年事例Ⅱを、みっつんさんや同じグループの人に褒められ、イイ気になる。ビギナーズラックだと思うが、自分の中で、この時の体験は自信になった。一方で、この時期の集大成として挑んだ4月30日のTACチェック模試は、D判定でへこむ。
- 7月
・一次試験前にMMC直前答練の通学コースが定員になるという事前情報を聞き、たぶん一次は合格するだろう、と思って先行投資を決める。MMC通学コースで2次専念組の先輩たちがいる中に飛び込んだのは、結果として、自分を高める良い判断だった。
・一次試験ラストスパート時期だったが、TAC模試の点数が532点で一次合格に自信があったので、2次通学をどの先生に付くか、7月下旬に新宿・渋谷・八重洲と行脚して、自分の目で講義を受けて、師事する先生を決めた。2次は講師によって教え方やスタイルが違うので、自分の目で相性を判断することが、2次の合否に大きく影響すると思う。
- 8月
一次は先行逃げ切りの成績だったが、二次はTAC、MMCともに、中の下の状態が続く。事例Ⅳだけは、財務の蓄積と早期の事例Ⅳ対策のおかげで、ある程度勝負できる状態だった。
- 9月
・2日にTAC模試を受験。短期間ながらも猛勉強して自信があったが、結果はC判定。事例Ⅳで少し稼いだが、事例Ⅱと事例Ⅲにいたっては、平均よりかなり下。17日にMMC模試を受けるも、こちらも全くの合格圏外の判定。あげくに事例ⅣのCF計算書でパニクリ、事例でⅣで全く稼げず意気消沈。
・夏セミナーでのたっしーさんの話や、道場過去合格者のブログを見て、自分は事例回転数で勝負と決め、120事例を目標にして二次本試験までの勉強スケジュールを作成し、愚直に取り組みを開始する。おおむね、平日2事例、土日で5事例に取り組む。
- 10月
・この時期は、TACもMMCも事例演習が終了し、フィードバックが受けられない状態だったが、その時に役立ったのがふぞろい。その場で採点し出来を確認できたのがありがたかった。また、ふぞろい流だと高得点を出せていたので、模試や演習では低評価だった自分の心の支えになった。
・二次試験勉強の初期にやっていた、ふぞろい模範解答の写経を、追い込み時でもやるようにした。どういう解答を書くのが良いのか、手を使って体に叩き込んでいった。
- 最終的な演習量
・過去問 H28~24 3回転、H20~23 1回転、H13、14 1回転
・模試 TAC、MMC各1回転 ・TAC事例演習 1回転(12事例)
・MMC直前スパーリング 1回転(4事例×2日間)
→合計のべ127事例
・TAC事例Ⅳオプション講座教材 5回転 ・TAC事例Ⅳ計算問題集 3回転
・意思決定会計講義ノート 1回転
③再現答案
当日は得意の事例Ⅳで得点を伸ばせず、これはダメだと思ったが、今後のために再現答案は当日作った。その後は、本試験の出来が悪く、受験校の模範解答なども怖くて一切見れず。試験後は、ストックしていた映画や読書の生活に入り、診断士オフモード。
(6)学習時・受験時のエピソード
・自分にとってスト合格の分岐点になったのは、前述した先代の碧さんのブログに書いてあった、月100時間勉強と2次対策併用の内容。その時に猛烈に危機感を持って、勉強時間やスタイルを変更した。スト合格したことはもちろんだが、ストイックな経験は自分にとって大きな財産になった。
・道場ブログは、初代から8代目の皆さんの個人のログや、合格体験記が見やすく整理されており、自分で勝手に師匠を作って、その人の言葉や考え方、勉強方法をけっこうマネさせてもらった。自分は、ふうじんさん、こばさん、昨年合格者のゆうさんをベンチマークしていた。
(7)これから合格を目指す方へのアドバイス
スト合格の肝は二次試験だと思います。二次試験は、一次試験の延長ではなく、全く別の試験だと捉えたほうが良いです。読解力・論理的思考力・編集力など、これまでの学歴や経験で素養がある方は良いですが、私のような素養が乏しい方は一次試験後からの短期間での習得は、なかなか難しいです。
ですので、二次試験対策を、予備校で暗記3兄弟の「情報」が始まる2月ごろから並行してスタートするのをおススメします。もちろん、そのためには、一次勉強も養成答練80点目標にストイックにやる必要がありますが、スト合格を目指すなら、それは結果として近道になると思います。
診断士学習は大変だと思いますが、知識だけではなくストイックな体験も、これからの診断士人生の財産になると思います。あなたのスト合格に、この体験記が少しでもお役に立てば幸いです。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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いかがでしたか?
TACメインでありながらも、そのカリキュラムにただ身を委ねるのではなく、「今自分に何が必要か?」を主体的に考え行動し、他の予備校、道場、勉強会、市販教材なども取り入れていく。そして、合格まで決して油断せずストイックにやり続ける。
この合格体験記には一発合格のエッセンスが詰まっていると感じました。
ゆうさん、どうもありがとうございました!
明日以降もまだまだ受験体験記が続きますよ~。お楽しみに!
たけぴょんでした。
先日から告知をしておりますが、合格者向けセミナーが1月14日に開催されます。
日時:2018年1月14日(日) 14;00~17:00 その後懇親会
場所:品川区 荏原第五地域センター第一会議室
定員:40名
参加費:1,000円 (懇親会費別途4,000円)
お申込み先:http://kokucheese.com/event/index/501540/
合格してからの様子が少しでもわかっていることで、「大変!」と噂の実務補習にも備えられます。
企業内で活動するためのポイントや、転職や独立をした先輩の話を直接聞くこともできます。
奮ってご参加ください!
●合格・不合格問わず!受験体験記募集!!
一発合格道場の強みは「積み重ねられた数多くの体験記」です。
道場をつくるのは、あなたの体験記。また、あなたの貴重な経験が、多くの人たちのために役立ちます。
ぜひ、体験記をおよせください。
□募集要項□
対 象:H29年度2次試験合格者および筆記試験受験者(不合格者)
–> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量 :自由。目安として2,000字(原稿用紙5枚)程度
ファイル形式:Word(.docxまたは.doc)
特典 : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
応募方法 : igdojo8@gmail.com までメール
※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。
□受験体験記テンプレ□
(0)受験生情報 名前(HN)・年齢
(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ
(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット
・独学、通信、○○(予備校)通学
①メリット
②デメリット
(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
②一次学習時間
③ニ次学習時間
(5)合格までの学習法
①1次
②2次筆記
③再現答案
(6)学習時・受験時のエピソード
(7)これから合格を目指す方へのアドバイス